大人になった今こそ取り入れたい「時間割」
大人のための「時間割」。子ども時代と何が違う?
自分で予定を決められる
生活のリズムが整う
自分の時間割を持っていれば、他者の都合に振り回されることなく、自分基準で物事を判断することができます。また、生活リズムが安定すると、自律神経のバランスが整って、脳の働きも安定すると言われています。
推進力が向上する
なんといっても時間割は自分の意思や好みに関係なく、やるべきことを迷いなく遂行するために効果的です。これは、子どもだけでなく大人にとっても同じですよね。
「時間割」で行動をパターン化することの3つのメリット
無駄な時間をカットできる
時間割がないと、「たまたま時間が空く」という状況が生まれやすく、その時間に何をすべきか改めて考えたり、過去の予定を遡って考えたりする必要性が生じてきます。時間割は、それらにかかる時間をカットしてくれます。
作業効率の良い段取りが組める
ポツポツと断片的に仕事をするよりも、今後の大まかな段取りを考えて仕事を組んだ方が効率が良いことは少なくありません。家庭においても、例えば燃えるゴミを出す前日に重点的に掃除をした方が、すぐにゴミを処分できて気持ちがいいですよね。
有意義な時間を過ごすことができる
大人になるほどスキルアップしたりストレス解消のためのリラックスタイムを持ちたいですよね。時間割はそれらを目に見える形で可視化してくれるため、より一層の充実感につながります。
さらに仕事が予定より早く終わった場合、時間割があると前倒しできるものはあるか、あるいは自分のための時間に当てて良いのかを正しく判断することができるでしょう。
「大人の時間割」を作る上での3つのポイント
時間割は1週間ごとに
大人の時間割は、月曜日から日曜日までの1週間とし、やるべきことの全体が把握できるように簡潔に書きましょう。スパンの長い仕事も1週間ごとに分解すると作業計画が立てやすいでしょう。
1週間ごとに時間割を組み直すことで、急な仕事や予想していなかったトラブルにも焦らずに対応できます。臨機応変な対応が求められる中でも、基本的な流れが決まっていると心強いですよね。
時間帯でやるべきことを分けよう
夜に考え事をすると、結論が導けなかったりネガティブな方向に偏ってしまったという経験はありませんか?脳によるタスクは、時間帯によって得意分野が違うと言われています。
集中力が高く思考がクリアな午前中は考える系の仕事を、反対に午後はいつものルーティンワークや他人とのコミュニケーションが必要なことに当てると良いでしょう。
長く続けるための工夫をしよう
せっかく自分の時間割を自分で作れるのですから、苦手なことの後に好きなことを持ってくるなど、気持ちよく物事をすすめられるように計画を立てましょう。
有意義に時間を使って、なりたい自分に近づこう!
大人になると、自分のための時間を作ることは難しくなってしまいます。特にスキルアップのため、ストレス解消のための時間は必要と感じながらも後回しになることが多いのではないでしょうか。
大人にとっての時間割はやるべきことが決められている窮屈なもの、ではなく、限りある時間を自分のために有効に使う管理表です。
月曜日の朝は、1週間分の予定を立てるところから始めてみましょう。気づけば過ぎてしまうような空白の時間をなくし、1週間を充実した内容で過ごせたら、素敵なことですね。
なんで今さら時間割…、と思われるかもしれません。でも子どもの頃と違うのは、誰かに決められたものに沿うのではなく、自分で時間割を決められるという点です。