にこやかにすごすコツ
穏やかな心で人当たりがよく、いつもにこにこ微笑んでいる。そんなにこやかな人でいられたら、自分の心だけでなく、まわりの人の心までもふっくらと温めることができます。にこやかでいるコツは、大らかな心で“人”を大切に思うことです。
してもらうだけでなく、してあげる喜びを
人から親切にされたり、よくしてもらったり。他者から何かをしてもらえると、行いそのものだけでなく、その思いやりや気持ちに心動かされませんか。次は、あなたの番です。あなたからも、誰かの役に立ったり、助けになったりすることで、「してあげる喜び」を感じ取るのです。
褒め合い、感謝し合う
家族やパートナー、職場の人たち……。長い時間ともにすごす相手だから、気に障ること、納得いかないこともあるかもしれません。そんなときは視点を少し変えてみて、相手の好きなところ、褒めたくなるところを見つるよう努めます。
お互いに「褒め合い、感謝し合う」関係性が育まれれば、自然と笑みがこぼれるようになるでしょう。
人を愛し、人からも愛されるように
人間はひとりひとり違う個性をもつからこそ、多様性に富んだ世界が成り立っています。考え方が違う、信念が異なる。それは当たり前のことです。嫌悪するのではなく、慈悲の心をもつ。どんな人間も尊い存在だと、人を愛すことで、人からも愛されるようになります。
ほがらかでいるコツ
いつも明るく楽しげで、心にこだわりがない。そんなほがらかな人になるコツは、日頃の“行動”や“言葉”の工夫にあります。わたしたちは無意識でネガティブな反応をしがちですが、少しの心がけでプラスに転じることができるのです。
好きなこと、楽しいことをひとつでも増やす
やるべきことばかりの毎日で、楽しみを見失っていませんか。たとえ不本意な仕事や役割であったとしても、そこに何かやりがいを見つける。誰かしらの役に立っていることもあるでしょう。
人生において、好きなこと、楽しいことをひとつでも増やすことは、ほがらかでいることに欠かせない“行動”なのです。
気分を切り替える言葉を使う
あなたは上手に気分を切り替えられていますか。いつまでもネガティブな感情にこだわっていては、ほがらかさとは程遠い場所にしがみついているのと同じです。
上手に気分を切り替える“言葉”を使いましょう。「まあいっか」「まあこんなとこかな」「とりあえず○○しよ」というように、ひとまず棚上げする能力も必要ですよ。
達観し、完璧主義を捨てる
「~するべき」「~ねばならない」といった完璧主義。自分を厳しく律することは美徳でもありますが、心を狭量にすることにもなりかねません。
人生はどこまで行っても「完璧」にはたどり着けないものです。ほどほどに「中途半端」なのが、人間らしさというものでもあります。そうやって達観し、完璧主義を捨てることが、ほがらかでいる秘訣なのです。
機嫌よく生きるコツ
つい不機嫌になってしまうのは、性格のよしあしでもなく、恵まれない境遇が原因なのでもありません。機嫌よく生きるコツは、“心のもち方”や“考え方”にあります。自分に与えられた人生をいかに生きるかは、あなた次第なのです。
怒ると人生の貯金が減る、と心得る
思い通りにいかなかったり、自分の信念を貫き通せなかったり。そんなとき、怒りの感情を抱くのは当然の反応です。ただそこで、感情のおもむくままに怒りの言葉を発したり、態度に表したりしないこと。これまで積み重ねてきたものをすべて失いかねません。「怒ると人生の貯金が減る」と心得ておきましょう。
素敵な人のマネをしつつ、自分のよさを磨く
あの人素敵だな、あんなふうになりたいけれど、自分には無理……。キラキラと輝いている人と比較しては、自分の不遇さに落ち込んでいませんか。憧れの人が見つかったあなたは、ラッキーなのですよ。その人の素敵なところをマネしつつ、あなただけの魅力を磨く、またとないチャンスなのですから。
心や体の調子がすぐれないときは、自己暗示を
いつもどこか具合が悪かったり、うつうつとした気分から抜け出せなかったり、心や体の調子がすぐれないとき。その調子の悪さに飲み込まれてしまうと、ますます悪化したり、生活に支障が出たりと、いいことはひとつもありません。
そんなときは、自己暗示をかけることです。「今はつらいけど、きっとよくなる!」「ゆううつな気分はこれでおしまい!」というように。
人生はだましだまし、あくせくしない
パーフェクトな人生なんて、存在しません。そう見える人がいたとしても、人知れず苦労したり努力したりしているのです。自分にないもの、足りないことばかりにフォーカスするのは、賢明とは言えないですよね。
「人生はだましだまし」だと割り切って、あくせくしないこと。なるようになるものだと、大らかに構えて生きていきましょう。
にこやかに、ほがらかに、機嫌よく。
にこやかに、ほがらかに、機嫌よく生きるコツをご紹介しました。人を羨んだり、自分を蔑んだりするのではなく、毎日の楽しみや小さな幸せをコツコツと積み重ねる――。そんな心のもち方しだいで、人生はいかようにも変えられるのです。ご紹介した10のコツをご参考に、あなたも素敵な日々を紡いでいってくださいね。
機嫌よく生きている人を見ると、憧れや羨ましさを抱き、自分には無縁だと諦めていませんか。機嫌のよさというのは、その人の性格ではなく、日常生活の工夫や、感情のコントロールなど、心のもち方によるもの。ですから、あなたも機嫌よく生きることはできるのです。にこやかに、ほがらかに、機嫌よく生きる10のコツをご紹介します。