冬の訪れにお庭も心も枯れ気味…?
冬だって、緑を楽しむことはできます!
でも、ちょっと待ってください。「冬には植物が育たない」なんて思い込みかも。冬にこそおいしい野菜だってあるじゃないですか!冬の気候にあう植物なら、すくすく元気に育ってくれます。
冬にも育てられる野菜
小松菜
小松菜は1年を通じていつでも植えられる野菜ですが、旬は冬なので、寒い季節こそしっかり育ちます。プランターでも育てられますよ。
カブ
冬野菜としておなじみのカブも家庭菜園で育てられます。小ぶりなサイズの小カブやサラダカブならプランターで育てることも可能です。ビニールトンネルで覆うなど、防寒対策を忘れずにしてくださいね。
ビーツ
カブに似た見た目で、「食べる輸血」と言われるほど栄養豊富な野菜・ビーツ。ロシア料理のボルシチに使われるだけに寒い場所でも育ちます。旬は年に2回あって、5~7月と11月~12月です。珍しい野菜ではありますが栽培はそこまで難しくありません。スープに入れれば美しいピンク色になりますし、生のままサラダに使っても。
ルッコラ
いちご
室内で育てられるハーブも
ミント
ミントはどの種類でも基本的に栽培がしやすく、庭で地植えしているとどんどん増えて困るほど!ということも。それほど強いハーブなので、特に防寒対策せずに越冬できてしまいます。種から育てるのもいいですが、外でミントを育てているなら、枝を切って、水につけておけば根が伸びてきます。
レモンバーム
タイム
ローズマリー
鼻に抜けるような香りが特徴的で、料理の香りづけなどによく使われるローズマリー。長く育てていると茎が樹木のようにしっかりしてきます。できれば日なたの風通しのよいところで育てるのがおすすめです。外で育てているようなら、枝を切って室内に持ってきても。部屋を爽やかな香りで満たしてくれます。
お庭の春じたくはいかがですか?
チューリップ
春に庭をにぎわせてくれる花としてチューリップを思い浮かべる人も多いでしょう。チューリップの球根を植えるのは今のうち!何色のチューリップが咲くか楽しみに待つのもいいですね。
クロッカス
2月ごろから花が楽しめるクロッカス。小さな花がたくさん寄り集まって咲く様子はなんともかわいらしく、ほっこりします。日光を好むので日当たりのいい場所に球根を植えてあげましょう。
ムスカリ
小さな花がぎゅっと寄り集まった姿がムスカリの特徴。チューリップと寄せ植えで楽しむのがおすすめです。ムスカリ単独でも幻想的な雰囲気になりますね。早い時期に球根を植えると、葉が長くのびるのでコンパクトに育てたいなら冬の始まりに植えるのでも。
ヒヤシンス
くるんとカーブした花びらが特徴的なヒヤシンスは香りもよいです。花が咲かなくなっても葉が黄色くなるまでそのままにしておくことで球根に栄養が蓄えられ、翌年もまた花を楽しむことができます。
球根は室内で水耕栽培も
アネモネ
ビオラ・パンジー
スイートアリッサム
クリサンセマム
冬限定の景色を楽しみながら春を待ちましょう
冬の間でもこんなにたくさんの野菜、ハーブ、花が育てられます。野菜やハーブで収穫を楽しむのもいいですし、お花を中心に楽しむのでも。花が次々に咲き始める春に向けて、冬ならではの植物たちの出会いで毎日を彩ってください。
春から夏にかけて育てていた植物が、気温の低下とともに次々に枯れていく秋冬。紅葉は美しいですが、葉が落ちてしまうと寒さもあって少し寂しい気持ちになりますね。