どんな場面にも必要不可欠な「想像力」
難しいながらもコミュニケーションが成立しているのは、お互いが相手の気持ちを推し量ろうと、それぞれが「想像力」を持ち寄りながらうまく関わろうとしているからではないでしょうか。
想像力とはなにか。
実際には経験していない事柄などを推し量ること。また、現実には存在しない事柄を心の中に思い描くこと。
人とのコミュニケーションだけでなく、仕事において企画を考えたりアイディアを生み出そうとする時、まだ形にされていない目に見えないものを思い描くでしょう。そこにも「想像力」が必要です。
一方で、物事がうまく進まないとき、「想定外」という言い方をします。想定外というのは「そこまで想像することができなかった」と言うことです。想像は、プラスの面だけでなくマイナス面にも想いを巡らせ、予め危険を避ける力にもなります。
多くの人と関わりながらより良い選択をし、人生を豊かに過ごすために、「想像力」は欠かせません。だからこそもっと想像力を高めたいと思いませんか?
想像力を高める方法 〜行動編〜
1: 運動のルーティンワークを作る
運動をすると、全身の血流がよくなり、脳へも十分な酸素が行き渡ります。その結果、脳が活性化され、記憶力や思考力が高まるとされています。また、一時的にでも嫌な気持ちを忘れ、スッキリすることができますよね。
この運動を1日の中にルーティンとして組み込みましょう。日々のルーティンにすることで、ちょっとしたひらめきや思考の広がりに気づきやすくなるでしょう。
2: 綿密に計画を立て実行する
想像力とは何が起こるかを予め先読みし、危険を回避することでもあります。その力は、綿密に計画を立てることで鍛えられます。普段はその時々で対応していることも、一度立ち止まって綿密にシミュレーションしてみましょう。
一週間の行動計画を立てたり、お買い物からご飯を食べるまでの一連の流れを振り返ってみたり、身近なことでも十分です。自分や家族の動きをしっかりと思い描いて計画を立て、その通りに行動することで、今まで想像性に欠けていた部分やあらたな改善の余地を発見できるでしょう。
3: しっかり睡眠時間をとる
新しいことを考えたり思いついたりするには、余白が必要です。質の良い睡眠をしっかりとることで頭を整理整頓し、いつだってクリアな状態にしておきましょう。
想像力を高める方法 〜考え方編〜
4: 常識にとらわれないものの見方を意識する
「想像力」を高めようとする時、自分の中にある“常識や普通”という感覚は邪魔になるでしょう。まずは「普通は〜でしょう」という言葉をやめることから始めましょう。
そして、自分が思っている常識や普通という感覚を疑ってみましょう。「本当にそうだろうか」という疑問を持つことで新たな視点が生まれるでしょう。
5: 物事を両面から考える
半分まで水が入ったコップが目の前にある時、「まだ半分ある」と思うか「もう半分しかない」と思うかで、大きく印象が違いますよね。何事も、ひとつの事実に対してプラスとマイナスの両面から見ることを意識してみましょう。
6: 究極の理想を叶える方法について考える
以前はボールペンやハンコというのは“消せないもの”でしたが、いまでは消せるタイプのものもあります。また、ペン先に窓のある蛍光ペンや角の多い消しゴムなど、「もっと〜だったら良いのに」という理想をかたちにした文房具が最近増えたと思いませんか?
限界や既成の枠を取り払い、自分の身の回りにおいて「もっと〜だったら良いのに」という理想を叶えるための方法を自由に想像することを習慣にしましょう。
7: 書き留めてから掘り下げる
1日があっという間で考える暇もない、という方もいるでしょう。ですが、何かしらの思いは浮かんでいるのにそれを忘れてしまっているだけなのかもしれません。
まずは「書く」という習慣をつけてみましょう。思い浮かんだことをすかさず書き留めておき、後からまとめて見返すことで、解決したものと未解決のものに分類できますね。そこからさらに、未解決のものを掘り下げていくというのも、ひとつの方法です。
想像力とともに人生を歩もう
相手に喜んでもらう、誰かの助けになる、先手を打つ、起こるであろう危機をあらかじめ回避するetc...。これらはすべて想像力があるからこそ成せることですね。ご紹介した「行動」や「考え方」を毎日積み重ねていくことで想像力を高めましょう。その想像力はいつか、多くの人と自分を幸せにし、豊かな人生を後押ししてくれるでしょう。
日々いろんな人と関わりながら仕事や生活をする中で必要とされる「コミュニケーション能力」。でも、これまで過ごしてきた過程で、価値観がまるっきり違う相手と、うまくコミュニケーションするのは難しかったと思います。