いらないモノと上手にお別れするには?
心地よさを作るには、いらないモノと上手にお別れすることです。部屋は狭いのにモノが多すぎたり、日常的によく使うモノの整理整頓ができていなかったりすると、とたんに心地よさは失われてしまいます。あなたの部屋はいかがですか? 視界から余計なモノを間引くだけでも、ずいぶんと部屋が整い、心が安らぐのを感じられますよ。
部屋の広さに見合うモノの量はどのくらい?
ライフスタイルは人それぞれですから、何をいくつ持てば正解というものはありません。収納のスペースに対して、2割の余裕率をもたせるのが理想です。いらないモノを置いているだけでも、家賃やローンというコストが日々発生していることを意識してみましょう。
よく使うモノは使いやすい場所にある?
いつも使いたいモノが見つからない、使う場所と離れたところに置いてある、なんてことはありませんか? 収納スペースを占領しているいらないモノは処分し、よく使うモノを使いやすい場所に収納することです。そうすれば、日々の暮らしが滞ることなくスムーズになり、心地よさが増します。
整理整頓を習慣化できてる?
使ったら元の場所に戻す。当たり前のようでいて、モノが多すぎると管理が複雑になり、整理整頓が難しくなってしまいます。すっきりと整った部屋でリラックスしたいのなら、いらないモノを間引き、整理整頓を習慣化することです。朝の10分間は集中してリビングを整える、というように時間と場所を決めて、心地よさを手に入れましょう。
何から始める?平日にもできるプラン
必要なモノといらないモノが混在していたり、収納に入りきらないほどのモノがあふれていたりしませんか。そのモノの量に圧倒されると、片付けを先送りにしてしまいがちです。まずは効果が感じられやすい、小さな空間からスタートしてみてはいかがでしょう。平日の夜にでもできるプランをご紹介します。
プラン1「財布」
最近はコンパクトな財布が人気ですが、いらないモノを詰め込んでいては、本末転倒ですよね。1分もあればすっきりするのを実感できますので、まずはお財布から整理整頓を始めてみましょう。
・数か月使わなかったポイントカードやクレジットカード
・アプリに移行できるものは電子化する
プラン2「ポーチ・化粧品」
お化粧ポーチやメイクグッズ、必要以上に持ち続けていませんか? 直接顔につけるものですから、清潔さや劣化していないことが大前提です。1軍アイテムだけに絞っても、毎日のメイクに困ることはありません。
・流行遅れになるような古いもの
・いつもらったかも分からない試供品やサンプル
プラン3「バッグの中」
毎日使うカバンが同じという方は、バッグの中にいらないモノが溜まっている可能性大です。中身を入れ替えるという方も、帰宅後のプチ習慣として、いらないモノを抜き取る作業を取り入れてみて。軽やかになったバッグで、毎日気持ちよく外出できるようになります。
・チラシや書類などの紙ゴミ
・使用済みのハンカチやタオル
慣れてきたら範囲を広げよう!休日の片付けプラン
財布やバッグといった小さな空間でも、いらないモノとお別れして整理整頓できると、予想以上に達成感が味わえたのではないでしょうか。限られたスペースに、必要なものだけを、使いやすい場所にしまう。たったこれだけのことですが、空間の大小にかかわらず共通するセオリーです。ここでは、時間にゆとりのある休日に実践したいプランをご紹介します。
プラン4「冷蔵庫の中」
毎日開け閉めする冷蔵庫。期限切れの食品が眠っているのに、見て見ぬふりをしていませんか? あるいは、冷凍だから大丈夫だと油断していないでしょうか。口に入れるものは健康に直結しますので、潔く処分するのが賢明です。
・使い道が分からず持て余している調味料
・いつのものか不明な冷凍食品
プラン5「洗面所」
洗面所は、衛生用品や掃除道具、洗濯洗剤やタオルなど、こまごまとしたモノが集まる場所です。手洗いや歯磨きなど、日に何度も使いますから、その都度いらないモノはないかチェックすることで、キレイな状態をキープできるようになります。
・洗剤や化粧品、日用品の過剰なストック
・壊れていて修理の予定もない美容家電類
プラン6「玄関」
玄関は家の第一印象を左右する場所ですから、いつだってすっきりと整えておきたいもの。収納スペースが限られている割に、いらないモノが溜まりがちな場所でもあります。傷んでいるものは買い替え、必要以上に買い足しをしないことです。
・履いていると足が痛くなる靴
・壊れた傘や何本もあるビニール傘
プラン7「リビング収納」
家の中でいちばん広い場所といえばリビングで、それなりにモノも多く、片付けともなるとひと仕事です。本棚やラック、テレビボートなど、収納家具ごとに取りかかるとよいでしょう。すごす時間が長いぶん、いらないモノがなくなるだけで、心地よさが飛躍的に高まるのが感じられます。
・ハード機器がないのに持ち続けているソフト類
・複数必要ない文房具や事務用品
番外編「クローゼット」
いらないモノとお別れして、「心地よい暮らし」を手に入れよう
いらないモノとお別れして、「心地よい暮らし」を手に入れる方法をご紹介しました。視界から余計なモノを間引くだけでも、部屋も心も整うのが感じられるはずです。まずはお手元のお財布やバッグの中など、小さな空間から始めてみて、心地よさを手に入れてみませんか。
あなたはどういう暮らしをしたいですか? 自分のライフスタイルに合った理想の暮らしができると、心地よさが増します。自分の理想が分からないままだと、ゴールがどこにあるか分からない状態です。部屋を片付けようにも、終わりが見えず挫折する原因になってしまいます。まずは、どんな暮らしがしたいかをイメージしてみましょう。