成功するためのマインド&ルール
先送り癖をやめ、「そのつど処理」を徹底する
やるからには完璧にやりたい。あるいは忙しくて後回しにしてしまう。いつかやろうと判断を先送りする……。こんな先送り癖はありませんか? まとめてやろうとするから、タスクはたまる一方で、居心地の悪さが日に日に増していくのです。
片付けやゴミ捨て、要不要の判断は、負担が小さいうちに「そのつど処理」するのが賢明です。
捨てられないモノは、「本当の価値」を見極める
お金をかけたモノだから捨てられない、という「サンクコスト」にとらわれていませんか? 捨てられないモノは、「本当の価値」を見極めることが大切です。捨てられないモノの現在の価値はどうでしょう? 同じ金額を支払ってでもまた欲しいと思えるでしょうか。
今の自分にどれだけ役に立つか、幸せな気分になるか、満足感が得られるかを基準に、物の価値を判断しましょう。
処分に迷うモノは、「納得できる基準」を設ける
将来使うかもしれないモノや思い出の品は、処分に迷うという方も多いですよね。こういったモノには「納得できる基準」が必要です。前後2~3年は使わないもの、買い直しがきくものは処分する。あるいは写真に残す、リメイクするなど別の形で保管する。そういったことが面倒だと感じたら、いらないモノだと判断する、というように。
保管する手間やコストに見合うだけの価値が、そのモノにあるかどうかも、判断基準になります。
片付けは、「一度で終わらせようとしない」
片付けをスムーズに進めるためには、「一度に終わらせようとしない」ことも大切です。捨てるかどうかを迷う時間をなくして、サクサクと片付けを進めていくのが失敗しないコツ。決心がつかないモノは、ひとまずゴミ袋や段ボール箱に入れておき、処分を保留してもいいのです。
1か月後あるいは1シーズン後など、一定期間一度も取り出さなければ、処分しても困らないと決断できるでしょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
何を捨てて何を残す?場所別判断方法
【クローゼット】買った分だけ減らす
クローゼットのモノは、「買った分だけ減らす」のが原則です。自分のライフスタイルに合ったものだけを残し、コーデに迷うものや着心地の悪いものは処分します。
ボロボロになるまで着たものは、ライフスタイルに合っていて、着心地がいい証拠です。新しいものに買い替えたり買い足したりして、今の自分にしっくりくるクローゼットに蘇らせましょう。
【キッチン】期限切れ・代用できるものは不要
冷蔵庫の食品やパントリー内の調味料など、期限切れのものはバッサリ処分しましょう。大事に置いておいても、結局使わないことが明確だからです。
キッチンツールや食器類は、同じ用途でサイズが違うものは減らすことができます。もっとも使い勝手のよいもの、多用途に使えるものだけを残せばいいのです。
他のもので代用できるもの、使用頻度の低いものも、置いておくだけコストがかかりますから、処分を検討しましょう。
【サニタリー】1品目1アイテムに少数精鋭化
お風呂や洗面などは、モノが多ければ多いほど掃除が行き届かず不衛生になる場所です。シャンプーやボディソープ、化粧品や洗剤など、同じ目的のものを複数持っていないでしょうか。こういった役割がはっきりとしているものは、「1品目1アイテムに少数精鋭化」することです。
タオルは“どこそこ専用”にせず、家じゅう統一してしまえば管理も楽になります。
【ベッドルーム】睡眠に関係ないものを置かない
寝室は1日の3分の1をすごす場所、つまり人生の3分の1をすごす場所です。脱ぎ捨てた服が散乱していたり、睡眠とは関係のないデジタル機器を置いていたりしませんか? 寝室に無駄なモノを放置するのは、睡眠の質、人生の質を損なうことと同じです。
睡眠に関係ないものを置かず、できるだけモノを減らし、掃除がしやすい環境を整えます。
スケジューリングとリバウンド防止策
「すごす時間が長い×モノが少ない」場所から始めよう!
片付けは効果を感じやすい場所から始め、成功体験を積み重ねていくと、挫折やリバウンドを防ぐことができます。すごす時間が長く、モノが比較的少ない場所から手を付けるとよいでしょう。リビングボードのような目の付く場所だけ、トイレのような狭い空間だけというように、場所を区切るのも◎。
リバウンドしない鉄則は「OUTを増やしINを減らす」
リバウンドしないための鉄則は、出ていくOUTの数を増やすのと同時に、入ってくるINの数をできるだけ減らすことです。食料品や日用品などの消耗品のストックも、安いタイミングでまとめ買いすると在庫管理が複雑で難しくなります。「使った分だけを定期的に補う」というシンプルなルールで、暮らしはグンと楽になるでしょう。
今度こそ成功させよう!
ご紹介したほかにも素敵な暮らしが参考になりますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
いらないモノが何一つなく、ゆったりとした空間で心地よくすごしたい。そんな理想を実現するには、モノの収支を合わせることです。減らすことばかりにとらわれて、知らず知らずのうちに増えるモノに対して無頓着ではありませんか? モノを減らしつつ、これ以上増やさないという意識が大切です。