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未来の我が子に、手渡す日を夢見て・・・私の家族記録の残し方
例えば、あなたが実家に帰ったとき。
おそらく子供時代の昔のアルバムが保管されているかと思いますが、そのアルバムをめくってみるのって、大人になった今の自分だからこそ気付けることも多く、楽しいですよね。
自分の身体的な成長のことだけでなく、その当時の自分の世界を構成していたものたち、あの頃は素直に甘えられた親への気持ちなど――何ものにも代え難い「家族の記憶の宝物」に出会うことができます。
そこで、あなたの家族の暮らしにおいても「家族の記憶の宝物」を。子どもの成長や思い出を残す方法をご紹介。
ゆくゆくは大人になった我が子と過去を振り返る、心豊かな未来のひと時を想って――。
ママ、プレママ、そしてシングルの方にとって、「ぜひ、わたしの家族でやってみたい」と思える、参考情報になれば幸いです*
≪子供が産まれたらしたいこと≫
・これから赤ちゃんを迎えるプレママに。【365days photo book】
はじめに、赤ちゃんが生まれた日から、さっそく実践したくなるアイデアをご紹介。
これから赤ちゃんが生まれるなら、毎日1枚の写真を厳選して、365枚の写真で1年間のフォトブックを作ってみてはいかがでしょう。
1か月ごとのマンスリーフォトは、同じ背景の場所で定期的に写真を撮る「定点観測」もおすすめ。「定点観測」を交えると日々の変化と共に、1か月ごとの成長も追いやすくなります。
新生児~乳児期は、もちろん、ママの心の底では愛情に溢れているけど、怒涛のタイムスケジュールをこなし・・・と、とても目まぐるしい日々。
後になってから、「子供が生まれてからの約1年、必死すぎて記憶がない・・・」ということもしばしばあるので、ぜひお試しを…!
・時代と思い出が素敵にリンク!【産まれた日の新聞】をとっておく
「あなたが生まれた朝は、珍しく大雪だったんだよ」というお天気の話や、「TVでアイドルの総選挙を見ながら、ママは病院のベッドの上で陣痛に苦しんでいたんだよ…」という、ちょっとユーモラスなコントラストに満ちた思い出まで…。
身の回りで起こったいろいろな出来事と我が子が結びついたエピソードもきっと多いはず。
だからこそ、“時代”やその日ならではの出来事の集大成である「新聞」を思い出に残してあげるのは、簡単でありながらとても面白いアイディアです。
・初めて作る子供の銀行口座を、特別に*【出生体重貯金】
ですが、現在はもっと進化して・・・なんと、ある「ひと工夫」を行うことで、出産時のさまざまな情報を、通帳にまとめて記録する方法が注目を集めています。
その通帳が、こちら*
初めての通帳に、別の口座から「送金」するのがポイント。送金手続きに伴う“名義人(ご依頼人)”の入力があるので、自由なコトバを設定し、印字できるのです!
よく知られているのは、YEAR(西暦)、BIRTHDAY(誕生日)、TIME(産まれた時間)、WEIGHT(体重)、HEIGHT(身長)。
それぞれに伴う数字を送金できれば、完了です。
おすすめは、ゆうちょ銀行のネットバンキングサービス「ゆうちょダイレクト」を通じて、「ゆうちょ」の口座へ、送金する方法。ゆうちょダイレクト→ゆうちょ銀行あて振替は、月5回まで無料(6回目以降は113円)です。
・産まれた日の情報を可愛く残せる【ニューボーンフォト】
「出生体重貯金」は“通帳”での記録でしたが、こちらの「ニューボーンフォト(メモリアルフォト)」は“写真”での記録。
背景・小物などセッティングにこだわるのはもちろん、出生体重貯金と同様、YEAR、BIRTHDAY、TIMEなどの情報を添えます。
赤ちゃんが生まれたよ!ということが一目で分かり、記念の1枚になることはもちろん、出産報告はがきにも使えますね。
≪育児中にしたいこと≫
・特別な日の子供のお絵かき・作品を、一冊に纏める【メモリーブック】
幼稚園や保育園で作ってきた作品、母の日や父の日のお絵描きや、ママへのかわいいお手紙など・・・。溢れる想像力が形になった作品たちは、その瞬間ならではの視点や成長が刻まれた最高の思い出の数々ですよね。
ぜひ記録として残しておきたいけれど、形状や種類も様々で…保管スペースや収納方法に頭を抱えがち。
お手紙やお絵描きなど、手元に残しておきたいものをどんどん貼り付けていきましょう。
あまり「すべてをキレイに・・・」ととらわれすぎると、量も膨大になるので、残しておきたい部分をハサミでカットしたり、ときには折り曲げたりしながら、柔軟に。
ページの中の間スペースにも自由にペタペタ・・・ホチキスを使ってもいいですね。
作品の制作日やエピソードなどを残したいなら、空いたスペースに書き込んだり、貼り付けた作品の裏側に書き添えたり・・・。
紙で作られた立体作品なら、見栄えがいいようにつぶして、そのままページに貼り付けても◎
貼り付けるのが難しい素材は、透明な袋などをページに固定して、その中にしまってあげても。
ジャンルを問わずまとめてしまうことで、その時のあれこれが凝縮された素敵な一冊になりますよ♪
・才能の原石! 素敵な絵は【ファブリックパネル】にしよう
我が子のお絵かき、上でご説明した「メモリーブック」にすればいつでも手に取ることができますが、なかには、「この絵は、すごい!」という、“才能の原石”を感じられる作品も。
そんな、ブックの中にしまい込んではもったいない!という作品は、キャンバス加工のパネルにしてしまうのもオススメ。
素敵な絵は毎日常に眺めたいもの。パネルにしてお家に飾りつつ、原本の方はブックにもまとめておけば、ずっと保管し続けることができますね。
≪子供が成人しても、毎年の家族行事にしたいこと≫
・毎年同じ場所、同じモチーフで*家族の【定点観測写真】を撮ろう
この「定点観測的」な写真撮影、実は筆者宅でも行っています。
体の大きさや過ごし方の変化が一目瞭然。年齢によっては「写真を撮られるのがイヤ!」という不貞腐れたような表情になるかもしれませんが、それもまたその瞬間ならではの成長の証。
ちなみに筆者はマタニティ時期から撮影していました(4枚写真のなかの、一番上)。
こんな風に、「おなかの中にいるときから」の定点観測も素敵なアイディアです*
さいごに
振り返って「子供の成長の記憶が抜け落ちている」のだとすれば、それはあなたが日々を一生懸命に過ごし、子どもを守っているママ、という証拠。
だからこそ、「思い出を形にしてあげられていないのでは・・・」とがっかりしたりしないでくださいね。
今から家族写真の撮影を“毎年の家族イベント”にしても、遅いということはないんですよ♪
今回ご紹介したのは、子どもの作品の片付けの「ついで」や、自分の決めた「季節やタイミング」でできるものばかり。
「家族の歩み」「将来の子どものための、親からの贈り物」「ママ自身の頑張りの記録」として・・・どうかリラックスして、楽しく記録に残すためのヒントになれば嬉しいです*
家庭を築き、子供ができ・・・といった、自分のライフステージの変化。
ときに心が追いつかないほど、現実の時間はめまぐるしく過ぎていくもの。小さい子供がいるママなら「朝から戦場のように忙しく、ベッドでの寝かしつけが終わってやっとホッとできる・・・」という状況では。
今回見つめなおしたいのは、そんな忙しい日々のなかでも大切にしたい、「家族の成長記録」の残し方。