散らかさないルール
① 一時置き場を作ってモノを散乱させない
家族が帰ってくると一気に家の中が散らかる!とお悩みではありませんか? それを解決するには、外から持ち帰ったモノの「一時置き場」を決めておくことです。書類や郵便物はトレイに置く、カバンや帽子はフックに掛ける、いただきものはカゴに入れる、というように。
② 床にモノを置かないだけで片付いて見える
いったん床にモノを置いてしまうと、そこは「モノを置いてOKな場所」になってしまいます。モノがモノを引き寄せて足の踏み場がなくなってしまう前に、「床にモノを置かない」ルールを徹底することです。同時に、「ここだけは置きっぱなしでOK」の場所も作っておくと、家族もストレスなく協力してくれるでしょう。
③ スキマ時間にリセットする癖をつける
手も付けられないほどモノが散らかる前に、毎日こまめにリセットすることです。1日5分でできる掃除や片付けを、週末にまとめてやろうとすれば、35分もかかることになります。それならば、朝起きてすぐ、夜寝る前などの「スキマ時間にリセットする癖」を付けたほうが、キレイをキープできるはずです。
④ 収納にかかる手間をできるだけミニマムに
収納ケースをそろえたり、ラベリングをしたりと、見た目も美しい収納術が人気ですが、それにとらわれすぎると手間や負担を感じることに。ここに入れるだけでOK、一か所に集めておくだけでOKというような、ざっくりとした収納でも案外片付くものです。収納にかかる手間をできるだけミニマムにすれば、片付けのハードルもぐんと下げることができます。
ため込まないルール
⑤ 一日の汚れは翌日に持ち越さない
ゴミはたまったら捨てよう、洗濯物はたまったら洗おうというように、翌日以降に持ち越していませんか? キレイをキープするには、一日の汚れはその日のうちに処理してしまうことです。放置すればするほど、汚れは取れにくくなりますし、掃除の負担も増すばかりで何一ついいことはありません。
⑥ ちょっとしたタスクも先送りしない
「リセットする癖をつける」「汚れを持ち越さない」ルールに共通するのが、「ちょっとしたタスクも先送りしない」ことです。新聞は読み終わった時に片付ける、濡れた雨具はすぐに乾かす、食材やキッチンツールは料理しながら片付ける、というように。ほんの数秒あればできるような「ちょっとしたタスク」も、先送りするほどに負担に感じてしまうからです。
⑦ 不便&面倒を放置せず解決する
ついため込んでしまうのには、理由があります。それは、片付けや掃除、洗濯などの家事に「不便」や「面倒」なファクターが存在するからです。食器洗いが面倒なら食洗器を導入する、掃除機がけが不便なら床に何も置かないなど、不便や面倒を当たり前だと思わず、解決する方法を考えます。
増やさないルール
⑧ 一つ入ってきたら一つ以上処分する
何もしていなくても、いただきものなどでモノは日々増えていきます。これ以上モノを増やさないためには、「一つ入ってきたら一つ以上捨てる」習慣づけをすることです。同じ用途で古いもの、デザインが好みでないもの、ライフスタイルに合わなくなったものなど、今の自分には必要ないものからどんどん手放していきましょう。
⑨ 日用品は1か月に使いきれる分だけ買う
お買い得だから、いずれ使うからといった理由で、特売品を必要以上に買い込んでいませんか。その結果、モノは確実に増えますが、生活スペースが圧迫されるうえに、お金も手元に残りません。モノを増やさずに賢くお買い物するには、日用品をリスト化し、1か月に使いきれる分だけを買うことです。
⑩ 管理に手間やお金がかかるものを持たない
気に入って買ったけれど着ない服、便利そうと思って買ったキッチングッズなどはありませんか? クリーニングに出さなければならない服、使った後の洗浄が大変な道具類など、管理に手間やお金がかかるものはいずれ使わなくなるものです。これからモノを購入する際は、「管理に手間やお金がかからないもの」を基準にするのも、モノを無駄に増やさないための一つの方法です。
暮らしをミニマムにすればキレイが続く
ご紹介したほかにも、キレイをキープする素敵なアイテムがたくさんありますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
「暮らしをミニマムにする」というと、モノを減らすことを想像するかもしれません。それ以外にも、暮らしのなかにある無理や無駄、不便や面倒なことを減らしていくのも、暮らしをミニマムにする一つの方法です。そうすることで、おのずとキレイが続くようになります。「散らかさない」「ため込まない」「増やさない」ルールで、ストレスのないスッキリとしたお部屋をキープしていきましょう。