「やりたいこと」に向き合う時間、どうやって作る?
つまり、やるべきこと(To Do)って実は一生なくなることがない、ということにお気づきですか・・・?
● 大切なのは、頑張ることより、やりたいことをやる“仕組み”
しかしそうやって、すべての「やるべきこと」が片付いた状態で「やりたいこと」に向き合うということ・・・実は、現実味が薄いことなのです。
その為に大切にしたいのは、やるべきTo Doが無くなるまで、延々と頑張り続けることではありません。
「今日はここまで」とあらかじめ線引きをしたり、やりたいことの優先順位を明確に高める仕組みを整えることが、とても重要です。
● やりたいことは全部やる!『いかに時間の主導権を握るか』
そこで、皆さんにご提案したいのは、自分で時間をコントロールする《ご機嫌時間術》です。
自分が「やりたいこと」に気持ちよく向き合える時間を、もっともっと生み出せるはずですよ。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
時間の主導権を握るために、試して欲しい「6つのこと」
1.はじめに、「やりたいことリスト」を作ろう
ちょっとした休憩時間や、突然生まれた自由時間。「嬉しい!・・・けど、何しよう?」と考えて、結局スマホをなんとなくいじって時間が過ぎた・・・なんてもったいないですよね。
このリストさえあれば、まとまった突然の休暇に恵まれたなら、軽やかにすぐお出かけすることができますよね。
また、与えられたのがたった10分の休憩時間だったとしても、チケットを予約したり、ツアーを検索したり、会いたい誰かを誘ったりすることだってできます。
この『隙間時間』を上手に使えるかで、あとあと、大きな「差」が生まれます*
2.考える必要のない「頼まれごと」や「片付け」はその場で処理!
実は、このような事柄を早く済ませたほうが良いという、ちゃんとした根拠もあるのです。
「人に頼まれている=能動的な物事ではない」仕事は、どうしても忘れがちになります。たとえば、記入すべき書類をなんとなくどこかにしまい込んでしまい、あとあと探し回る・・・というような悪循環に陥りがちです。
また、人は「とりあえず」で済ませてしまったことを、あとからきちんと行おうとすると、その場で処理したときの「3倍」の時間がかかるとも言われています。
3.未来の自分のために、1プロセスだけ先の「ついで仕事」
・テーブルを拭いたウェットティッシュやウェスを捨てに行くついでに、棚の上などを拭き上げる。
・ミネラルウォーターをまとめ買いしたら、箱から取り出し、ラベルをまとめて剥がしておく。
・郵送用の封筒に、封を閉じる際の両面テープを貼っておく。
・PCやスマホで「よく使う単語や文章」を一日一語「辞書登録」しておく。
4.チリも積もれば山となる。毎日1回「15分集中タイム」を作る
たった「15分」の集中タイム。これを毎日1回行う、習慣にしてみましょう。
「15分」という区切りを能動的に設定することで「15分しかできなかった・・・」ではなく、「たった15分でこんなにできた!」というすっきりした気分が得られるのも嬉しいポイント。
ついつい後回しにしがちだった「やりたかったこと」や、腰が重くなり取り掛かれなかった「やるべきこと」、両方に効果のある方法ですよ。
・資格などの勉強時間、読書時間
・撮り溜めた写真を1か月分オーダー
・個人的に取り組んでみたい仕事に関する構想を練る
5.すごくやりたくないことは・・「5分間だけ」やってみる!
「やりたくないけれどやるべきこと」が片付くと、不思議なほどに身軽になるものです。
自分へのご褒美として「やりたいこと」に時間も割きやすくなりますよね!
ゲーム感覚で、たった5分だけ頑張ってみて、それでも無理なら、今日はやめてOK。
まずは「ちょっとだけ」と決めて、試しに向き合ってみませんか♪
6.苦手じゃないけど後回しになる事は・・「部活」にして本領発揮!
「映画が好きなのについ仕事を優先しちゃう」「カフェ巡りは久しくご無沙汰」・・・
こんな風に「大好きなことがあるけれど、つい自分のことは後回しにしてしまう人。
あるいは、「子どもの写真が次々貯まり続けてそろそろ整理に着手したいんだけど」・・・。
ラストの6つ目は、そのように「今すぐやらなくても困らないけれど、ずっと心に引っかかっているタスクがある人」へのアドバイスをお届け。
これを解決するためには、「定期的に確実に時間を確保する」のが大切!
だったらいっそのこと、周りを巻き込んで、本気でがんばる「部活動」にしてしまってはいかがですか?
難しく考える必要はまったくありません!
同じような悩みや趣味を持つ友人知人がいたら、「月一回など、無理のないペースでその目的のための集まりをしよう」と決めるだけ。
例えメンバーは2人だけだったとしても、「部活」と名前をつけるだけで、なんだかワクワクしますよね♪
他人を巻き込むので、自分だけの都合で後回しにすることもなくなり、さらに自分にはない情報や観点ももらえるので刺激にも。
もし「なかなか向き合えなかった」類のタスクに向き合うための部活の場合、一人でやるのとは違って「気の合う仲間と集まって話せる」というところに、モチベーションが沸いてきます。「やっとやりたかったことが出来た!」という達成感があるうえ、とても前向きな気持ちで楽しめる、嬉しい効果もありますよ!
終わりに:時間を自分でコントロールできれば、前向きになれる。
育児や会社で自分の思い通りにならないシーンは多くても、自分が能動的に取り組んで「今日はこれができた」というものを一つでも実感できれば、大きな充実感に繋がります。
ぜひ、「やりたいこと」も常にリストアップしましょう!電車のなかでも、どこでもできることですよね。
頭にポッと「やりたい!」が浮かんだら、メモすることは後回しにせず、スマホや手帳など、自分が一番身近なツール上の一か所にまとめてくと◎です。
「見たい映画」「行きたい場所」「気になるカフェ」「欲しいもの」「片づけたい場所」「なりたい髪型」など・・・。