「このままでいいのかな」「どっちに行こう……」と迷ったら
「このままじゃいけないのかも」と、漠然と焦ってしまうことってありませんか?
きらびやかな成功や誰もが羨むような名声といった「遠くにある理想」に向かわなくてはいけないような気がしたり、特に現状に不満はないけれど、周囲と自分を比べて過度に不安になってしまったり……。
きらびやかな成功や誰もが羨むような名声といった「遠くにある理想」に向かわなくてはいけないような気がしたり、特に現状に不満はないけれど、周囲と自分を比べて過度に不安になってしまったり……。
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「何かしなきゃいけないのかも。でも何を?」「このまま進んでいって大丈夫?」「どっちに行けばいい?」「今まで歩いてきた道が途切れてしまった。これからは白紙かも」「そもそもどこを目指していたんだっけ?」などなど……。
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ギリシャ神話の英雄テセウスは、怪物の棲まう迷宮に放たれた時、ミノス王の娘アリアドネのくれた糸をたぐって迷宮を脱出しました。
「この神話に登場する、糸のようなものがあれば迷わずにすむのに……」
「この神話に登場する、糸のようなものがあれば迷わずにすむのに……」
人はあなたを見て、何を追い求めているのだろうと怪しむ
あなたはその糸について説明しなければならない
しかしあなた以外の人がそれを見るのは難しい
その糸をつかんでいる間、あなたは道に迷うことはない
出典:『The Way It Is : new & selected poems』William Stafford
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地図を開いてみても、人によって「目指す場所」は違います。
人と同じ「糸」をたぐって同じ道を進んでみても、求めていた景色に出会えるとは限りません。
自分にしかわからない自分の「糸」、これは「キャリアテーマ」とも呼ばれています。自分自身の「糸」とはどのようなものなのか、探ってみませんか?
人と同じ「糸」をたぐって同じ道を進んでみても、求めていた景色に出会えるとは限りません。
自分にしかわからない自分の「糸」、これは「キャリアテーマ」とも呼ばれています。自分自身の「糸」とはどのようなものなのか、探ってみませんか?
自分の手繰る「糸」を確かめる4つの手がかり
Q1.自分の「テーマ」は何?
小さい頃の記憶をいくつか思い出してみてください。
誰かに悪気なく言い放たれ、ずっと忘れられなかった言葉、ずっと自分を捉えていたコンプレックスや思いなど、過去の自分から今の自分に引き継がれ、抱え続けてきた思いとは何でしょうか。
誰かに悪気なく言い放たれ、ずっと忘れられなかった言葉、ずっと自分を捉えていたコンプレックスや思いなど、過去の自分から今の自分に引き継がれ、抱え続けてきた思いとは何でしょうか。
それを克服しようとしたり、別の形で昇華させようとしたり、馴染み深い問題として正面から向き合ったり……様々な形で「幼い頃の捉われ」と対峙しているうちに、それが人生を形作る原動力になっていることがあります。
それは未来の自分にも引き継がれていく、自分だけの「テーマ」かもしれません。
それは未来の自分にも引き継がれていく、自分だけの「テーマ」かもしれません。
Q2.どんな人になりたい?
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子供の時に大好きだった「本やTV・映画の中のキャラクター」や「両親以外で、あこがれたり尊敬したりしていた人」を3人、思い出してみてください。
そのキャラクターのどんなところが好きだったかを書き出してみましょう。
そのキャラクターのどんなところが好きだったかを書き出してみましょう。
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自分が好きなキャラクターについて書き出した性格の特徴は、「あなたがなりたかった自分・これからのなりたい自分」です。
今の自分との間にはどんなズレがあるでしょうか? もしくは、どんな一致があるでしょう?
自分が「なりたかった人」のように生きるためには、どんな道を進めばいいか考えてみましょう。
今の自分との間にはどんなズレがあるでしょうか? もしくは、どんな一致があるでしょう?
自分が「なりたかった人」のように生きるためには、どんな道を進めばいいか考えてみましょう。
Q3.「どんな場所」に「誰と」いたい?
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自分が好きでよく見るWEBメディアや、雑誌などで特に惹かれる画像や風景に注目をしてみて。
「こんな場所にいたい」「こんな家に住みたい」というのも、立派な自分の動機です。
「こんな場所にいたい」「こんな家に住みたい」というのも、立派な自分の動機です。
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また、そこでは「誰と」過ごしていたいですか?
「ペットと暮らしたい」なら、それが可能な環境を選ぶのもいいですね。
「ペットと暮らしたい」なら、それが可能な環境を選ぶのもいいですね。
Q4.何がどうなれば幸せだと感じる?
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自分のことって、意外と知らないかもしれません。自分に質問をしてみると、「ぼんやり把握はしていたけれど、そのためには何もしていなかった」ような自分の希望に気づけます。
「何がどうなれば幸せに感じる?」と自分に尋ねてみて。
できるだけ具体的に答えるようにすると◎。
「何がどうなれば幸せに感じる?」と自分に尋ねてみて。
できるだけ具体的に答えるようにすると◎。
4つの質問に答え終わったら
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「自分の願っていることはわかったけど、実現までに高いハードルがいくつも存在する」ということもありますよね。
自分の「テーマ」「こんな人になりたい」「ここにいたい」「こうなりたい」を把握したら、「今の自分」や現実的な条件とのすり合わせをしてみましょう。
自分の「テーマ」「こんな人になりたい」「ここにいたい」「こうなりたい」を把握したら、「今の自分」や現実的な条件とのすり合わせをしてみましょう。
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思い描く「こうなりたい」に向かって、「今のありのままの自分」から小さく一歩を踏み出すとすれば、何をすればいいと思いますか?
今すぐとりかかれて難しくない、具体的なアクションを考えてみてくださいね。
今すぐとりかかれて難しくない、具体的なアクションを考えてみてくださいね。
「自分自身の糸」を手繰って
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漠然とした不安の原因の1つは、自分の望みがあいまいなまま「他の人の進む道」を見ているうちに、自分の進んでいる道が正しくないような気がしてきてしまう……ということにあるのかもしれません。
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きちんと自分の不安に向き合い、「道はこっちだ」と確信が持てれば、不安は自信に変わります。
望みは案外シンプルだったり、身近な所にあったりするのかも。
「なんだ、これでよかったんだ」とほっとすることもありますよ。
道に迷った時にはぜひ、自分自身の中にある1本の糸を手繰り寄せてみてくださいね。
望みは案外シンプルだったり、身近な所にあったりするのかも。
「なんだ、これでよかったんだ」とほっとすることもありますよ。
道に迷った時にはぜひ、自分自身の中にある1本の糸を手繰り寄せてみてくださいね。
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