太陽をそんなに嫌わないで
陽の光から得られるうれしい作用
ビタミンDを補給して健康に
体内時計を整え、目覚めスッキリ
体内時計と実際の時間にはわずかなズレがあります。それをリセットしてくれるのが太陽の光。また眠気を誘う「メラトニン」を減らす働きもあるため、スッキリ目覚めることができます。
朝、光を浴びると、脳にある体内時計の針が進み、体内時計がリセットされて活動状態に導かれます。また、体内時計からの信号で、メラトニンの分泌が止まります。
気持ちが穏やかになって幸福感アップ
新陳代謝が上がる
太陽と仲良くするためにしたい「5つのコト」
1.日光浴は時間を区切って
ビタミンDやセロトニンなど有効物質を得るための日光浴は、1日15分を週に3日程度で効果が十分期待できます。ひと駅分だけ歩いたり、近くの公園まで散歩すれば、あっという間です。
2.必ず屋外で浴びる
外が暑いからといって陽射しの入る窓辺で日光浴をする人がいますが、これは間違い。紫外線はガラスを透過することができないので意味がありません。陽の光は必ず外で浴びましょう。
3.日焼け止めを塗らない
陽射しを浴びるのに日焼け止めを塗らないのはちょっと勇気がいりますが、陽の光の有効成分を得るためには塗らない方が効果的。日焼けは一般的に、紫外線を約20分浴びるとはじまると言われています。日光浴をする時はその時間内におさめるといいですね。
4.より高い効果を狙うなら早朝がおすすめ
朝は昼間と比べて陽射しがゆるく、紫外線の悪い影響を受けにくい時間帯。また体内時計を調整したり、頭をスッキリと覚醒させることもできるので、より高い効果が狙えます。
5.アフターケアを忘れずに
日光浴をしたあとは、たっぷり保湿をして乾燥を防ぎましょう。化粧水などを冷蔵庫で冷やしておくと、火照った肌に気持ちいいですよ。また、水やスポーツドリンクなどで水分補給もしてくださいね。
もちろん、紫外線対策もしっかりと
木陰など、陽が直接当たらない場所を選ぶ
直射日光は肌に負担がかかりすぎるだけでなく、熱射病や熱中症などのリスクも。日光浴をするときは、木陰や軒先の日影など、陽が直接当たらない場所を選びましょう。
手のひらだけ日光浴するという方法も
手のひらはメラニン色素が少ない部位。そのため、日焼けを最小限に抑えて太陽の効果を得られます。肌が弱い方や日焼けしやすい方は、日傘や窓から手だけを出して太陽に向けてみてください。
健康や美容だけじゃない。暮らしにも役立つ太陽の力
布団をフカフカ&クリーンに
布団を天日干しにすると、こもった湿気がなくなってフカフカに。さらに紫外線で布団の中にいる微生物や細菌を殺菌できるので、清潔さを保てます。
靴の消臭
紫外線は靴の雑菌にも効果的。洗って干しておくと、雑菌由来のイヤな臭いが軽減します。ただし革靴は長時間干すとダメージを受ける場合があるのでご注意ください。
お家の植物に活力をプラス
植物にとっても太陽は欠かせない存在です。光合成をしたり、花や果実の美しい色合いも太陽がもたらすもの。家の中にあるグリーンもたまには屋外に出してあげましょう。
紫外線を浴びることで生成されるビタミンD。免疫力を高めたり骨を丈夫にする働きがあり、健康維持に欠かせない栄養素です。加齢で不足しやすくなる栄養素でもあるので、足りない分を陽の光から補いましょう。