「バランスの良い食事」ってどんな食事?
身体のエネルギーになる【主食】
主食の目安量
成人女性の1食の目安量としては、ご飯100~150g。一般的なご飯茶碗が1杯で約150gなので、お茶椀小~中盛りくらいです。コンビニのおにぎりなら1~1個半、パンなら食パン1枚が目安になります。
パスタやうどんなど麺類は、1皿でご飯小盛り2杯分くらいの量になると覚えておきましょう。1食の目安からは少し多い量になりますが、朝昼晩の3食で主食の量を調整すればOK。好きな物を美味しくいただくことも、心と体の健康には必要なことですよ。
身体づくりに欠かせない【主菜】
主菜の目安量
身体の調子を整える【副菜】
副菜は、野菜やきのこ、海藻類など、ビタミン・ミネラル・食物繊維などを補う食品が該当します。不足すると、免疫力が低下したり疲れやすくなったり、肌荒れや腸内環境の悪化などにもつながります。日本人は慢性的な野菜不足と言われているので、積極的な野菜摂取を心がけましょう。
副菜の目安量
副菜(野菜)の目安量は実は分かりやすいんです!1日350g以上。1食あたりは約120g。主菜に使った野菜も合わせて良いので、メニュー次第ではもう少し量が少なくなっても大丈夫です。品数にすると小鉢1~2品くらい。
どのくらい野菜不足?
平成30年国民健康・栄養調査結果の概要によると、女性の野菜摂取量の平均は273.3gです。目安の摂取量より76.7g少ないことになります。いきなり副菜の量を増やすのは大変なので、まずは野菜の副菜を1日1品プラスすることからはじめてみるのもいいかもしれません。
忘れずに摂取したい【乳製品や果物】
理想的なバランスの良い食事には、乳製品や果物も含まれます。乳製品はカルシウムの供給源、果物はビタミンやカリウムの供給源として必要な食品です。1日の目安量はそんなに多くないので、手軽に取り入れることができるでしょう。
乳製品の目安量
乳製品の1日の目安量は、牛乳なら200ml(牛乳瓶1本分)、ヨーグルトなら100gです。朝食にカップのヨーグルトを1個プラスしたり、朝と夜コップに半分ずつ牛乳を飲んだりするだけで、必要な分を摂取できます。その他、無糖ヨーグルトにキウイやバナナなどの果物を入れて食べれば両方摂取できておすすめ。また、糖分は果物に含まれているので、砂糖も不要に。日々の習慣にしてしまえば、楽しく続けられそうですね。
果物の目安量
果物の摂取量の目安は200g。よく「片手に乗るくらい」を目安にと言われています。りんごなら1個、みかんなら2個くらい。糖質をたくさん含むので、摂り過ぎには注意が必要です。
間食やドリンクに対する考え方
間食やドリンクはダメ!というイメージが強いですが、決して悪いものではありません。適切な量の範囲内で楽しむことは、日々の生活を豊かにしてくれます。その上で「何を食べるか・飲むか」を意識すると、食事のバランス維持にも役立ちます。
間食やドリンクの目安
目安は1日に200kcal前後。スイーツでもドリンクでも、200kcalを意識してください。内容としては「足りない栄養を補えるもの」が理想。食事で十分に補える糖質や脂質を多く含むものよりも、食物繊維やカルシウムなど不足しがちな栄養を補えるものを選ぶと良いでしょう。
まずは主食。お米、パン、麺類など、炭水化物を多く含む食品が該当します。ご存知の通り、私たちの身体のエネルギーになる、必要不可欠なものです。最近はダイエット目的で主食(炭水化物)をカットする話もよく聞きますが、不足し過ぎると集中力が低下したり無気力になったりするので、適量摂ることが大切です。