誰かと初めて会った時、「優しそうな人」「明るい人」などといった第一印象は出会った時の最初の数秒で決まると言われており、その判断基準のほとんどが視覚からによるものなのだそう。第一印象は人間関係を築く上で非常に重要とされています。身だしなみはもちろんですが、素敵な笑顔で接することを心がけたいですね。

“第一印象が肝心”という場面は、プライベートだけでなく、ビジネスシーンでも他なりません。接客、会議、顔合わせなどでは、笑顔が進展への鍵を握っていることも。お互い気持ち良く仕事をしていくために、笑顔はマナーの1つでもあるんです。ヘラヘラとゆる～いニヤケ顔ではなく、スマートで美しい笑顔を心がけましょう。

口元やシワなどを気にして笑顔に自信を持てないという人も中にはいるかもしれません。自分が笑顔ブスだと思い込んで、写真を撮る時も笑えなかったり。コンプレックスに思えば思うほど上手く笑えなくなってしまい、表情も暗くなってしまいがちに……。でも、それでは悪循環。笑顔はあなたを最も輝かせる最高のお化粧です。コンプレックスを封じ込めるより、自分らしく輝ける笑顔の作り方を探してみませんか？

これから、笑顔がもたらす効果や、素敵な笑顔の作り方をご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

笑っていると脳にα波が発生すると言われています。α波は心身を沈めてくれる癒しの脳波。気持ちが落ち着いてリラックスできます。

笑顔は幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を活発にするそうです。幸福感がストレスを撃退！作り笑いだとしても口角を上げることでセロトニンは増えるそうですよ。

笑顔によってセロトニンが分泌されると、副交感神経が優勢に働きだします。その結果、自律神経のバランスが整えられ、血行や基礎代謝が促進されて肌や体の調子が良くなるのです。笑顔は体の内側から美しさを作る何よりの良薬なんですね。

自然な笑顔は好印象を与えるもの。相手の警戒心を和らげて安心感をもたらします。また、笑顔が多い人ほど余裕があるように見えるため、周囲から信頼感や尊敬を集めます。そして男女問わず、笑顔が魅力的な人はズバリ愛されます！

職場や家庭内で笑顔がないとギスギスしてきますよね。お互いの心をほぐして話しやすい雰囲気を作るのは、やはり笑顔。仕事をスムーズに進めるためにも、家族と楽しく過ごすにも、毎日に笑顔は欠かせません。

大切な人やお世話になっている人へ、もしくは知らない誰かに対しても、自分ができるちょっとした思いやり。それが笑顔です。その場を和ませたり、勇気づけたり、感謝を伝えたり。笑顔によって誰かの心を温められたら、幸せがもっと大きくなっていきます。何歳になっても笑顔の似合う女性でいたいですね。

笑顔を向けられると人はホッとします。自分自身も笑顔になると不安やストレスが解消されて前向きに判断できるようになります。大事な仕事がある時やプレッシャーを感じている時、笑顔によって心が落ち着くとうまくいくことも。笑顔のパワーは時に最強のお守りにもなるのです。

誰かの喜びを自分のことのよう感じ取れると、笑顔になれる瞬間が人一倍増えていきます。自分を主張するばかりではなく相手に寄り添える。そんな共感力が高い人は、コミュニケーション力にも長けていて笑顔に魅力があります。

鏡を見ながら、笑顔を意識的に作った時の口元や目元をチェックしてみてください。客観的に自分の顔を見てみると、細かな表情筋の使い方がわかってきますよ。

笑顔の基本は、口角を上げること。当たり前にできそうでいて、口角をキュッと綺麗に上げる表情は意外にできていない人も。鏡を見て口角が下がっているなと感じたら、早速このあとご紹介するエクササイズを試してみてください。

割り箸を使った笑顔エクササイズをご存知でしょうか。

1）割り箸を横にして口に挟む。
2）箸をくわえた状態で口を「い」の形にして口角を上げる。
3）そのまま30秒ほどキープする。

これを１日3セット行うと表情筋が鍛えられて、口角の上がった良い笑顔ができるそうです。

一般的には上の歯を6～8本見せると綺麗な笑顔が作れると言われています。下の歯まで出すように口を開くと口角が下がってきてしまいます。口角は上げたままで歯を見せて笑ってみましょう。

口だけ微笑んでいても目が笑っていないと逆に怖いかも……。目尻が下がるようにして、目元に優しいニュアンスをつけましょう。