自分で働いて得たお金はもちろん、パートナーと共通のお財布である場合でも、必要経費は"払うべきもの"として支払っているのではないでしょうか。
自分へのお金のかけ方について
自分への出費に罪悪感を覚えてない?
その一方で、自分だけ友達と出かけるランチ、自分のための化粧品や洋服などについてはどうでしょうか?「これは私にとって必要だから」と自信を持ってお金を使うことはできますか?
暮らしを維持したり、家族みんなで楽しむためなら何とも思わないのに、「自分のためだけにお金をかけること」が苦手だったり罪悪感を感じるという方も多いのではないでしょうか。
自分のためだけにお金を使おうとする時に感じる罪悪感は、どうして生まれるのでしょうか。「こんなことに使っても良いのだろうか」という迷いや、「もっと違うことに使えるのでは」という思いが生じるからではありませんか?
それはもしかしたら「自分にはもったいない、自分にはそんなにお金をかけなくてもよい」とどこかで思い込んでいるからなのかもしれません。
お金は気持ちよく使おう
仮に高価な化粧水を買うことに罪悪感を持って、安いものを買ったとします。使い心地や仕上がりに満足できず、それを使っている自分に対してもなんとなくイライラしたとしましょう。
あるいは旅行に行く際、ホテルも交通手段もすべてを「価格」で選んだとして…重い荷物を抱えて長い距離を移動したり、快適とは言い切れないホテルに泊まることでリフレッシュよりも疲労感を強く覚えたとします。
自分へのお金の使い方には自己肯定感が現れる
もちろん、「安くとも良いもの」を見出すことが喜びである、また、旅行の目的がその土地の空気に触れることであるならばいいのです。
でもせっかくお金をかけて手にしたり出かけたにもかかわらず、イライラや疲労感を覚えたくはありませんよね。もっと自分を認め大切にできれば「価格」よりも「品質」を重視したくなるのではないでしょうか。
その品質とは、「自分にとっての満足」が基準です。自己肯定感が高いほど自分にとっての満足に対して罪悪感を持たずに済むはずです。
お金は使い方しだい
お金って本当に不思議なものですね。誰にとっても一万円には一万円の価値があると同時に、燃やしてしまえば今すぐにでも灰になります。
本当に欲しいものを買い、大事に使う。満足できることにお金を払う。まずは自分を大切に思い、そして毎日を大切に過ごそうとすることは、お金の使いかたやお金とはなにかについて改めて考えることにつながりそうです。
おわりに
お金に対する考え方は本当に人それぞれですね。貯金がある程度あるにも関わらず、もっと貯めないと不安だという人もいれば、こんなにあるんだから使っても大丈夫と思う人もいます。
節約が習慣の人もいれば、今を楽しむ主義の人もいるでしょう。お金はあるほどに安心、お金は怖いもの、お金は使うためにあるもの、など、人の数だけ観念があります。
どんな観念を持っていたとしても、お金を使う際には気持ちよく満足するために使いたいものですね。自分のことも毎日の生活も大切にできるようなお金の使い方について、考えてみませんか?
働いて手にしたお金、どんなことに使っていますか?美味しいものを食べたり趣味に使ったりと、多くの使いみちがありますよね。その中には生活する上で省略することのできない必要経費も含まれます。