出典: 洗濯機掃除は、方法とコツさえおさえれば簡単にできちゃいます。洗濯機のコース機能を使えば、空き時間を使って効率良くこなせるはず♪毎日する必要はないので、ぜひお休みの日などにお掃除してみてくださいね。
洗濯機に溜まってしまう汚れの種類 ~水垢、黒カビ、洗剤の残りなど~
出典: 汚れた洗濯物を洗ってキレイにしてくれる洗濯機ですが、その汚れを全て排水で流す、というのは少し無理があり、衣服の汚れが洗濯機に溜まってしまうこともあるんです。洗濯機の見えにくい場所に、水垢や黒カビ、こびりついた洗剤など、さまざまな汚れが溜まってしまうのです。
嫌なにおいや白いカスが付いた時は、洗濯機が汚れている可能性大
洗濯物がキレイになっていれば良いのですが、残念ながら、洗濯機に溜まった汚れが原因で洗濯物が洗ってもキレイにならないことがあります。
洗ったばかりの洗濯物から嫌なにおいがしたり、洗濯機の中に残留した洗剤の成分が固まってできた白いカスなどが付いていたり、と洗う前にはなかった汚れが付いてしまうことも!
洗濯機の汚れは、洗濯物がキレイに洗い上がらないストレスだけでなく、体にとって悪影響を与える可能性もあります。アトピー性皮膚炎やアレルギーのある方は特に注意が必要。トラブルにつながらないように日頃から洗濯機の汚れ具合をチェックするようにしましょう。
「洗濯物に汚れが付いたら」、というのではちょっと遅いので、定期的に行うようにしましょう。目安は「1ヶ月に1回」。汚れが目立たないようであれば、「2ヶ月に1回」のペースでも良いでしょう。カレンダーや手帳にチェックしておくとわかりやすいですよ♪
出典: 洗濯機の汚れにはいろいろな種類がありますので、汚れの質に合わせて洗剤を選ぶことがポイント。のちほど紹介しますが、洗剤の種類は限られていますので、それぞれの主な特徴をおさえておくとわかりやすいですよ。また、洗濯機によっては使えない洗剤もあるため、お使いの洗濯機に合わせて選ぶようにしましょう。
頑固な汚れの場合は、お湯を使っての掃除がおすすめ。お湯の方がより汚れをより落としやすいのだそう。ただ高温すぎると繊維にダメージを与えたり、繊維の種類によってはかえって汚れを溜め込む原因になってしまうので、40~50度くらいを目安にして。洗濯機の取扱説明書に書かれた耐熱温度や使う洗剤の説明書きも確認しながら、水の温度を設定しましょう。
塩素でカビを分解する「塩素系漂白剤」~キッチンハイター、カビキラーなど~
出典: 塩素系漂白剤は、カビなどの汚れを短時間で分解する殺菌力に優れた便利な製品ですが、独特のにおいがあります。体調が悪い時は使わないよう注意しましょう。また、酸性の洗剤や食酢、ほかの薬品などを絶対に混ぜないこと、素手で触れないことが重要な注意事項です。
商品としては、「キッチンハイター/カビハイター」や「カビキラー」などがあります。カビキラーは、洗濯槽用のアイテムもあり、非塩素系のものもありますので、お好みで使い分けてみてください。
泡で汚れをはがす「酸素系漂白剤」~オキシクリーン、ハイター、ワイドハイターなど~
出典: 泡のチカラで汚れをはがす酸素系漂白剤は、洗浄力は塩素系漂白剤には劣りますが、何より危険性が低いので安心して使用することができますし、使い勝手が良いのも魅力です。また、におい残りなどが気にならないため、塩素系のにおいが苦手な方にもおすすめです。
商品としては、洗濯槽用の「オキシクリーン」が人気です。ひと口にオキシクリーンといっても、いろいろな種類があり、主にアメリカ版と日本版の2種類に分けられます。Amazonや楽天の直営サイトから購入すると公式ガイドブックが付いてくるので、まずはこちらで内容をチェックしてから使うのがおすすめです。
出典: また、衣服用の漂白剤として知られる「ワイドハイター」も酸素系漂白剤のひとつ。
ちなみにハイターにはいろいろな種類があり、塩素系漂白剤の「ハイター」や還元系漂白剤の「ハイドロハイター」などもありますので、商品の内容を確認してから選びましょう。
洗濯機掃除には、洗濯槽用のハイターをチェックしてくださいね。もしくは、「ワイドハイター」の「粉末タイプ」なら、洗濯機掃除にも活用することができます。過炭酸ナトリウムが含まれていて、泡が立つため、この泡が洗濯槽の汚れを落とすのに活躍してくれるんですよ。
出典: 汚れがひどいときには、酸素系漂白剤で掃除した後に、塩素系漂白剤を使う方法もあります。それぞれの特性を生かして汚れを落とせるのがポイント。
ただし、塩素系漂白剤の使用には十分に注意しましょう。あくまで順に使うのであって、決して混ぜてはいけません。混ざると、人体の危険につながる塩素ガスが発生しますので、注意事項を必ず読んでから取り組んでくださいね。
業者に依頼時も。ドラム式や縦型など機種で変わる「掃除の仕方」と洗剤の種類
出典: 洗濯機はタイプによって掃除の仕方が変わってきます。業者に依頼する場合も、縦型とドラム式ではメニューや金額が異なっていたり、ドラム式は受け付けていない業者もあります。
洗濯槽用の洗剤もドラム式には使えないものがありますので、洗濯機のタイプに合わせて掃除方法を選ぶことが大切ですよ。
洗濯機掃除におすすめのナチュラルクリーニングアイテム
より人や地球にやさしい方法で洗濯機掃除をしたいという方に、洗剤代わりになるナチュラルクリーニングアイテムをご紹介します。
出典: 衣服についた皮脂などの汚れは、洗濯槽のカビ汚れにつながる場合があります。この汚れは酸性なので、弱アルカリ性の重曹を使うと分解しやすくなり効率良く落とせるでしょう。また、消臭効果も期待できます。また、重曹は洗剤に比べて人体への害が少ないと言われていますので、小さなお子様のいるご家庭にもおすすめです。
ただ、排水時に詰まりやすいこともあるので注意が必要。洗濯機の種類や水質なども関係してきますので、相性を確かめてから使いましょう。
出典: クエン酸は、重曹が不得意な汚れを落とすのに役立ってくれるアイテムです。水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れを落としたいときに便利。また、殺菌力や消臭効果も期待できます。
ただし、鉄などのさびやすい金属に触れないように使うことが大切。錆の原因となりますので、洗濯機の説明書を読んでから使いましょう。また、クエン酸も酸性のため塩素系漂白剤と混ぜてはいけません。
出典: より洗浄力を求めるなら、セスキ炭酸ソーダもチェックしてみてください。重曹と同じアルカリ性ですが、重曹よりも約10倍強いアルカリ性で、水に溶けやすいところが特徴。サラサラしていて、常温で長時間保存しても変質しないためストックにも便利ですよ♪
出典: 過炭酸ナトリウムは、酸素系漂白剤の原料に使われている素材で、かなり強いアルカリ性のため、重曹で落としきれない頑固な汚れの洗浄に役立つアイテムです。洗濯槽の漂白やカビの除去、石鹸カスの除去などにも活躍し、除菌・消臭効果も期待できます。もちろん、重曹&クエン酸との合わせ使いもOKです。
酸素系漂白剤を使うときのように、汚れを浮かせて手動で取り除きながら掃除できますよ。 その際は、手袋をするのを忘れずに。
目安量:1回500g(本製品1袋)
洗濯機掃除のやり方:
洗濯槽にお湯を張り500g(本製品1袋)を投入。3分程度洗濯機を回し1〜2時間放置する。再度3分程度洗濯機を回し、アミなどで汚れを取り除き良くすすぐ。※洗濯機の説明書をご確認いただき、40〜50度のお湯を使用するとより効果的です。
出典: シャボン玉石けんの洗濯槽クリーナーにも、過炭酸ナトリウムが使われています。このクリーナーは、合成界面活性剤を使用していないところが人や地球にやさしいポイント。アルカリ材として重曹も入っています。
出典: 洗濯機は日に日に汚れが溜まってしまうので、できればこまめに行いたいところ。ナチュラル系の洗剤を使う場合は1ヶ月おきの掃除がベスト。ナチュラルクリーニングを行いたい方はケミカルクリーニングより頻度を上げることを意識しておきましょう。
前回の洗濯機掃除は1年前や半年前だった、という場合は、頑固な汚れが付着している可能性が高いので、酸素系の洗剤で掃除をしたあとに、塩素系の洗剤で掃除をする、という2ステップを踏みましょう。1年以上掃除をしていなかった場合には、酸素系洗剤の掃除を2回行う必要があるケースも。
出典: 洗濯機にお掃除ツールが用意されていることもありますので、まずは「槽洗浄コース」のボタンを探してみましょう。説明書を読んで、適する洗剤を用意したら、あとは手順に従うだけなので簡単です。放置時間は数時間かかるので、時間に余裕のあるときに行うのがおすすめ。
出典: 洗濯槽に水またはお湯と洗剤を入れましょう。重曹の場合は1カップ程度の量です。通常モードの洗いコースで数分回してから数時間放置します。
洗剤を入れるタイミングや放置時間などは、洗剤によって異なる場合もあるので、まずは洗剤の説明書きを読んで確認してから開始しましょう。「重曹とクエン酸(3:1の割合)」を使う場合は、半日~一晩程度放置するのがベスト。
出典: 汚れが浮き出てきたらゴミとりネットなどで掬い、キレイに取り除いたら洗濯機を”標準コース”で回して、脱水まで行えば完了です。終わったら、洗濯機のフタを開けて乾燥させましょう。
出典: 塩素系洗剤の場合も、まずは使用する洗剤の説明書をよく読んでから行いましょう。洗濯槽に水を入れてから、洗剤を入れて、洗濯から脱水までを通常モードで1回行います。溜まった汚れが気になるときには、洗濯機のすすぎコースを回す前に数時間つけ置きする方法もありますよ。終わった後で洗濯槽の汚れが気になるときには、再度すすぎをやり直すと良いでしょう。
洗剤投入口、フィルターなどは分解。パーツごとにお掃除を
出典: 洗濯槽そのものだけでなく、クズ取りネットやフィルターなどの外せるパーツのお掃除も行うとよりキレイに◎
細かい部分は、古い歯ブラシなどでこすって洗う方法もありますよ。場合によって水洗いができないパーツもありますので、いずれも説明書を読んで、あとからトラブルのもとにならない適切な方法で行ってくださいね。
出典: 乾燥フィルターなどの部分にもほこりが溜まっていることがありますので、定期的にチェックしてみてくださいね。乾燥機能が衰えているときには、汚れが原因の可能性もあります。メンテナンスも含めてお掃除を心がけておきましょう。
古くなったくず取りネットを100均アイテムでリメイク
出典: 洗濯機のくず取りネットにカビが生えてしまって使いづらい、なんてときには、100均アイテムを使って交換する方法もあります♪お使いの洗濯機に合わせてマッチするものを探してみましょう。
出典: 洗濯機の下の掃除は手が届かないのが悩みの種ですね。狭い隙間に入るモップを使ったり、ハンガーにストッキングを巻き付けて使ったりする方法などがあります。定期的に行うのが大変、専用の道具を使うのが面倒なときには、洗濯機自体を底上げしてくれるアイテムもありますので、チェックしてみましょう♪
出典: 洗濯機のホース部分は溝がたくさんあるので、ほこりが溜まってしまうとのちのちのお掃除が大変に。少しでも予防できるように、タオルをかけておく方法もありますよ。タオルなら汚れたら洗えばいいし、ホース部分の目隠しにもなりますね♪
出典: 洗濯機のフタの部分も溝などにほこりや汚れが溜まりやすいですよね。お掃除が面倒に感じたら、洗濯機そのものにカバーをかけてしまう方法も。切りっぱなしの布などでOKです。インテリアに合う柄を選べばおしゃれに汚れを予防できますよ。
洗濯機の汚れは予防できる?~日頃の使い方次第で汚れが最小限に!
汚れが目立つ衣類はあらかじめ手洗いなどで下洗いしてから洗濯機に入れるのがおすすめです。ピンポイントで洗っておけば衣類の汚れも落ちやすくなるので一石二鳥。泥汚れなどは洗濯機の故障につながる場合もありますので、遊び盛りのお子様の衣類はチェックしてから洗濯機に入れると良いでしょう。
出典: 洗剤は適量を守って入れるようにしましょう。多く入れてしまうと余分な洗剤が洗濯槽の中に残ってしまうことがあります。残った洗剤がカビの原因につながり、かえって洗濯槽を汚してしまうこともあるので、気を付けましょう。
出典: 洗濯が終わったら、洗濯機の中からなるべく早く洗濯物を取り出しましょう。中に入れっぱなしにしていると、雑菌が繁殖するおそれがあるため、30分以内には取り出すように。
そして、洗濯物を取り出した後は、洗濯機のフタを開けて乾燥させましょう。湿気のある状態のままだとカビが生えやすくなるので、乾燥させておくと予防につながります。
洗濯機に乾燥機能が付いている場合は、定期的に活用するのも方法のひとつです。こまめな乾燥を心がければ、カビの繁殖も予防できますよ♪
洗濯機の分解ができず、頑固な汚れに悩んだ時はプロの業者に依頼♪
出典: 洗濯機の掃除が自分ではなかなか難しい、というときには、専門の業者に頼む方法もあります。プロの技でキレイに仕上げてくれるでしょう。忙しいときやずっと掃除していなくて自分ではお手上げ、なんてときにもおすすめです。
業者選びは、公式サイトやランキングサイトで比較検討して!
家庭では難しい洗濯槽も含む部品を全て取り外して、カビや汚れをほぼ100%落とす分解洗浄にも対応。2~3時間で洗濯機掃除が終了するスピーディさも魅力です。
洗濯槽の分解洗浄はできませんが、ドラム式や乾燥機付き(追加料金あり)の洗濯機掃除には対応してくれます。
ドラム式と乾燥機付きの洗濯機は対応不可ですが、洗濯槽の分解洗浄はお任せできます!
出典: 洗濯機掃除は面倒なだけでなく、非日常の斬新さも感じられ、汚れがしっかり落ちるのを見るのは”楽しい”という声もあるほど♪洗濯機がピカピカになれば、毎日のお洗濯も安心して楽しくできますね。ぜひ、肩の力を抜いて気軽に取り組んでみて下さい。
▼画像をお借りしたサイト様です。ご協力ありがとうございました。
洗濯機掃除は、方法とコツさえおさえれば簡単にできちゃいます。洗濯機のコース機能を使えば、空き時間を使って効率良くこなせるはず♪毎日する必要はないので、ぜひお休みの日などにお掃除してみてくださいね。