今の自分や生活を変えたくて、仕事を変えたい、留学したい、旅に出たいなど、新しいことを始めようと思い立ったことはありますか？

そのすべてにおいて、何の躊躇もなく思いついたと同時に行動に移すことができますか？もちろん、その内容によっては家族の協力がいる場合もあるでしょう。そんな時も、"まずは相談する"というきっかけを作ることができるでしょうか。

自分の気持ちにしたがってどんどん行動に移していけるなら、それは素晴らしいことですね。でも、いろんなことを頭で考えてしまって結局行動するに至らないという人も、きっと少なくはないでしょう。

「新しいこと」を始める時には、不安はつきものですよね。特に頭で考え始めると不安ばかりが膨らんでしまうものです。

あるいは、不安をはっきりと自覚していなくとも、ぼんやりとした恐れを感じるために、何もできなかったという人もいるのではないでしょうか。もしかしたら、他人のせいにして行動に移さなかった、という人もいるかもしれませんね。

でも、少しでも変わりたい、やってみたいと思ったことに対して、自分自身がブレーキをかけていたくはありませんよね。とはいえ、意識せずともブレーキがかかってしまうこと、ありませんか？

本当に変わらざるを得ない切実な事情があれば、行動に移すことに対して迷っている暇はありません。ですが、「なんとなく」変わりたいという場合は自分で自分にはっぱをかけるしかありませんよね。

でも、変化には大きな苦労を伴うことがなんとなく頭でわかってしまうため、自分のおしりを強く叩くことができません。そして、今のまま変わらなければコンスタントな毎日が約束されていることに対して「小さな安心」を覚えてしまいます。

「自分に関することなのにどうなるか分からない」という状況を楽しめれば良いのかもしれません。ですが、恐れを抱く人のほうが多いのではないでしょうか。恐いという気持ちがあると、あと一歩はなかなか踏み出せませんよね。

自分が変わりたいと思って行動に移したことでそれが自分や家族にとってプラスに働けば良いのですが、もしかしたら全てがそうではないかもしれません。そしてその責任は変化を求めた自分に降りかかってくることを想像してしまいますよね。

変わりたいと言いつつも、心のどこかで「本当にそう思ってるの？、本当にできるの？」と、自分に対してどこか半信半疑なところがあると、あと一歩は踏み込めませんよね。

なんとなく誰かをうらやましく思う気持ちや現状に対する不満を、新しく変化を起こすことによって解決しようとしているだけではないのかと、他でもない自分が一番疑っているのかもしれません。

まずは、新しいことに対する不安を「当たり前」ととらえましょう。不安なのは自分だけではないからです。偉業を成し遂げた彼らでさえ「何も不安がなかった」ということはないでしょう。誰もがみんな不安になるものと考えてみませんか。

反対されるかもしれない、上手くいかないかもしれないという思い込みもすべては想像でしかありません。「～～かもしれない」とマイナスなことを考えればきりがないもの。反対に、応援してもらえる、上手くいくとプラスにイメージしてみませんか。

どうすれば、プラスに自信を持てるのでしょうか。やみくもに自信をもつことも、ただのイメージでしかありません。新しい自分が目指すのはどんなものか、新しく挑戦したいことはどんなことか、なんとなくイメージするだけでなく、具体的に落とし込むことが"行動する自信"につながります。

また、メリットとデメリットを比較し、検討することで自分や関わるひとに説明・納得させることにも役立ちます。あるいは、具体的にイメージする中で、計画を検討し直すことも大事かもしれませんよね。

何かをしたい、でもできない。
誰かに相談してもいないのに、誰かに反対されてもいないのに、自分にはできないと思い込んでいませんか？もしかしたら、できない理由を他人のせいにまでしていたかもしれません。でも、できない理由は「自分の心のブレーキがかかっていた」からかもしれませんね。

もし今までそう思ってやり過ごしてきたことがあるのなら、まずは調べたりシミュレーションしてみてください。「やりたいこと」の輪郭が少しでもつかめてくると、今の自分の生活にどう組み込めば良いか見えてくるでしょう。
ブレーキを外して、ゆっくりのスピードでも少しづつ自分の好きな方向に走り出してみませんか？