特に、「美味しいものを食べる時」というのは多くの人が楽しい、幸せと感じる時間かもしれません。
ここでは、毎日繰り返す「食べる」ことを例にして、ささいなことの楽しみ方をご紹介します。
一日の中での「ご飯(食事)」の位置付け
「美味しいものを食べる」という時、思い浮かぶのは昼食、それとも夕食でしょうか。朝食が一番の楽しみという方もいるかもしれませんね。
ご飯は、忙しいからこそきちんと美味しいものが食べたい、と思う人がいる一方で、忙しいからこそさっさと食べられて、エネルギーが補充できればいいという人もいます。
どこで時間を作り出すか、と考えたときご飯の時間というのはコントロールしやすいのかもしれません。
でも、美味しいものを食べると笑顔になるし、また頑張ろうというパワーが出てきませんか?そして、どんなに忙しくともご飯は食べますよね。だからこそ、ご飯周りの「ささいなこと」をもっと大事にしてみませんか?
「普通に美味しい」を「とても美味しい」に変えよう
美味しく食べる工夫をしよう
パンを生地から作ることは理想ではあっても、現実的にはとても難しいことですね。でも、買ってきたパンをそのまま食べるのではなく、さらにひと手間かけることでよりおいしく食べることは可能です。
バターやジャムをその日の気分によって選んだり、オリーブオイルや生ハムと合わせても美味しいですよね。買ってきたものにひと手間かけて、全く違う美味しさを楽しみましょう。
パンに合わせるコーヒーにもひと手間を。豆を挽いてドリップしたいところだけれど、時間が取れないときもあります。そんな時はインスタントコーヒーに80度のお湯を注ぐ前にスプーン一杯の水で練るだけで優しい味わいになりますよ。
ひと手間をプラスして美味しさを育てよう
美味しいものは、"付け足し"でも作れる
具沢山のスープは心も体も温めてくれる上、不足しがちな野菜を補う優れものですよね。でも、全ての材料を揃え、いちから作るのはなかなか大変です。
そんなときにはインスタントスープを活用しましょう。インスタントを使えば10ある行程のうち、半分は終わっているようなもの。好きな具材や調味料をプラスして、自分好みにアレンジしましょう。
美味しさを左右する「環境」
どんなに美味しいものを食べていても、書類が山積みのデスクや車の中では味気ないですよね。「食べる」ときには、美味しさと同じくらい「環境」も大切です。
例えば、テーブルに1つでもグリーンや可憐な花を飾ってみましょう。一輪の花で十分です。美味しいものがより美味しく感じられるような気がしませんか?
「ささいなこと」の意味
パンをより美味しく食べたり、インスタントをアレンジするなど「ささいなこと」は、いざやってみると思いのほか手がかかったり工夫がいるものです。
でも、そのひと手間があることによって、一段と美味しくなることも確かです。
ささいなこととは、「取るに足りないこと、あまり重要ではない様」という意味ですが、あえてそこにひと手間加えることには大きな意味がありそうですね。
おわりに
暮らしの中には、やるべきことがたくさんあります。やるべきことが大義名分ならば、省略できることはささいなことなのかもしれません。でも、やるべきことだけでは暮らしに楽しみを見出すのは難しいですよね。
また、多くの人に「理想の暮らし」があるでしょう。掃除も料理も、身につけるものも、健康のための習慣も…。こだわりたいことを挙げればきりがありませんが、暮らしの中の「ささいなこと」を充実させるだけでも、毎日の気分や気持ちは大きく変わりそうです。
気を抜いてリラックスし、心の底から楽しむために「ささいなこと」が1日のどこかに必要ではないでしょうか。暮らしを楽しむために、ささいなことにこそスポットを当て、あえてひと手間をかけてみませんか?
忙しく過ごす一日の中で、なにをしている時が一番の楽しみですか?趣味の時間、肌のお手入れをしている時、美味しいご飯を食べている時など、きっとそれぞれに楽しみな時間があると思います。