ポテンシャルって、どんな意味で使われているの?
そもそも、ポテンシャルとはなにか。
ポテンシャルとは、「内に秘めている力や可能性」のことを指します。外には見えない隠された力、を意味するため、「隠れたポテンシャル」とは使わないので注意です。
内に秘めている力、つまりは才能に溢れていることや素質がある、そういう場合にも「ポテンシャルが高い」という使い方をします。伸び代が大きく、将来性があるということですね。
ポテンシャルが高い人の特徴
自分を分析できる
ポテンシャルが高い人は、自分についてしっかり自己分析することができます。仕事における自分の役割、人間関係における自分の立ち位置など、自分と周囲との距離感を掴むのが上手。ついつい感情をはさんでしまいそうなシーンでも、客観的に自分を見つめることができます。
計画力と行動力がある
何事においても、目標とする地点まで行くためのプランを立てると同時に、それを実行できる行動力があります。こうと決めたら先延ばしすることなく行動に移し、結果もきちんと積み上げていきます。それが悪い結果だったとしても、次の計画に活かすことで臆することなく行動できるのでしょう。
ポジティブ思考である
ポジティブとは「楽観的」ということではなく、心の強さが生み出す思考のひとつ。自分を分析し、何事にも計画を立てているという安心感が根底にあるとはいえ、最後には「どうにかなるさ」というポジティブ思考で、結果的に全体をプラスに持っていく強さがあります。
素直である
年齢を重ねるにつれ、素直であることは難しいでしょう。それでもポテンシャルの高い人は、自分が持っている秘めたる力に驕る(おごる)ことなく、褒め言葉は素直に受け取り、批判やアドバイスは自分の中に落とし込み改善することで、さらに能力を高めていきます。
失敗から学ぶことができる
何かに挑戦した際の失敗は、一つのステップ。くじけてしまったり、怖気づいてしまうひともいるかもしれません。その失敗から学べることの全てを次に活かせるのが「ポテンシャルが高い人」です。失敗を貴重な体験の一つと捉える気持ちの強さがあります。
自己肯定感が強い
周りの目を恐れずに、自分の力を信じて突き進んで行けるのは、ひとえに「自分とは愛されるべき存在である」と思えているから。そんな、自己肯定感が強い人というのは自分はもちろん周りの人も信じて何事にもチャレンジする力があります。
だからポテンシャルが高い人は魅力的
ポテンシャルが高い人の特徴を見ていくと、自分に対して客観的で、常に前を向いていることがわかります。自分をよく知り、常に前向き。そんな姿勢はただそれだけでも魅力的です。
その上で自分に課せられた役割をスマートにこなしていくのですから、より一層魅力的に感じられるでしょう。自分もそんな人になりたいと願う人もきっといますよね。
ポテンシャルを高めるための方法
ポテンシャルとは「内に秘めている力」。秘められているだけで、本当は誰もが持っているものだと思いませんか?その存在をしっかりと掴み、うまく引き出せているのが「ポテンシャルが高い人」なのかもしれません。「ポテンシャルが高い人」であろうとするとき、すぐに始めるべきことと、やめるべきことがあります。
【始めること】自分をよく分析する
ポテンシャルを高めるにはまず、自分の分析をしっかりと行うことから始めましょう。
「自分の内に秘めているものとはなんであるのか」知るためには自分の得意不得意、興味関心がどこにあるのか、など自分をよく知ることが必要です。
なんとなく頭でわかっている気がしても、実際に書き出してみると意外な感情が見えてくるかもしれません。なんとなく考えるのではなく、しっかりと書き出しながら分析してみてください。書き出しておくと、あとで見返す時にも役に立ちます。
自分を分析することで何に興味があるのかしっかり把握できると、新しい知識や情報が欲しくなります。自分の気持ちの赴くままに多くのことを学び、体験をして自分の中に蓄積していきましょう。
また、自分はどんなことに喜びを感じ、どんなことに苛立ちを感じるのか感情面も分析してみましょう。自身の感情ときちんと向き合うことができれば、何かを選択するときや、マイナスの感情にぶつかりそうになったとき、客観的に見極めることの助けになるはずです。
【やめること】受け身や言い訳、ネガティブ思考
やるべきことがあるいっぽうで、もちろんやめるべきこともあります。それは、受け身であることや言い訳をすること、やる前から諦めること、ネガティブ思考など。
これらをすぐにやめるということは難しいかもしれませんが、今現在はポテンシャルの高い人たちも、過去には"後ろ向きな考えや態度"を止める努力をしたはず。感情に振り回されず、過去を引きずらない、他人に頼り過ぎないなど、考え方を少しずつ改めることからはじめたいですね。
おわりに
きっと誰もがポテンシャルを持っています。ただ、それに気づいていないだけなのではないでしょうか。自己分析をして、後ろ向きな気持ちを捨て去ることが、ポテンシャルを高める第一歩になりそうです。
そして、ポテンシャルとは常に変化するものです。ポテンシャルを高めることと、自分磨きをすることはとてもよく似ていますよね。自分を磨くほどにポテンシャルが高まっていく、そんな素敵な自分を目指しませんか?
「ポテンシャル」という言葉をどこかで耳にしたことはありませんか?「あの人はポテンシャルが高い」とか、「この企画はポテンシャルを秘めている」という使い方をされますね。この「ポテンシャル」という言葉、どんな意味で使われているのでしょうか。