特別高性能なムービー用のデジタル機器がなくても、スマホがあれば十分撮影ができます。高価な機材を買っても運動会でしか撮らなかった、使い方もほぼわからないままキャビネットの奥に...ではもったいないですよね。そこで今回は、子供たちが一生懸命頑張っていたり、にっこりと微笑んでいる思い出に残るワンシーンをスマホで撮れる方法をご紹介します。

学校から資料が配られる場合もありますが、どの競技でどのあたりでダンスをするのか、何番目に走るのかなどを前もって子供にリサーチしておきましょう。いくらスマホでもバタバタと直前に用意するより、ベストポジションで余裕を持って待ちたいですよね。子供達が出る順番をメモに取ってポケットに入れておけば、当日動きやすいのでおすすめですよ。

大丈夫！と思っていて思わずなくなってしまうのがスマホの充電。朝見たら充電が100%だったのに、いざ子供が走る時にはあと10％しかない！なんてことは避けたいですよね。そんな時に欲しいのが携帯用バッテリー。価格も手頃なのでぜひ準備しておきたいところです。必ずバッテリーも前日までに試しておきましょう。

どんなに撮り方を練習したり、いい撮影場所を確保しても結局スマホの残りの容量が少ないと何も撮影できませんよね。必ず前日までに容量の確認をしておきましょう。

写真や動画は場所選びで8割ほど完成度が決まると言われています。三脚などを持っている人は身動きが取りにくいのですが、スマホだけなので場所をとらず、すばやく撮りたい場所で撮影する事ができます。ゴール付近にスタンバイして、走り終えた瞬間の表情を狙いましょう。

スマホのデメリットはぶれやすい・遠くが撮りにくいですよね。ですが、子供達が実際走っている時は、親も全力で応援するのが一番です。ゴールした時や退場した時など、子供達のホッと緊張が抜けた瞬間を撮ってみませんか。余裕があれば声をかけて、手を振ってニコニコしている表情を撮ってみましょう。

ゴール後は、友達などと話していたりするので、すぐに切ってしまうのではなく、自分が思っているよりも 10 秒長く撮ると 子供達の思わぬいい表情が撮れます。

ズーム機能はついつい表情がよく見えるので使い過ぎてしまうのが難点です。ズームばかりしてしまうと、安定しない画角になり見づらくなってしまいます。でも、使わないと単調な映像になってしまうので 、競技に合わせて最適なズームを見つけるのがポイントです。玉入れなどは、最初の勢いよく動いた瞬間、綱引きはズームで引っ張っている姿を撮るなど、メリハリをつけて使ってみましょう。

ダンスは写真よりもムービーだからこそ撮影できる表情や動きのある楽しみな競技です。サビの部分で元気いっぱいに踊る瞬間を撮影しましょう。

競技だけではなく、お弁当の時間の家族やお友達との会話などを撮ってみると面白いかもしれません。競技で緊張していた分、おいしいお弁当を食べて表情が柔らかくなったところを思う存分撮影したいですね。

どんなに素敵なムービーが撮影できても、データが消えてしまったら意味がないですよね。なので、帰ったらまずはパソコンなどにバックアップを取りましょう。

運動会のためにたくさん練習した子供達。頑張った気持ちを知っている分、少しでもその表情を撮影して残したいですよね。そのための準備やちょっとしたコツを知っているだけで、いつもと違ったワンシーンを見つけて撮影する事ができます。ぜひ、今年の運動会はスマホを片手に素敵なワンシーンをムービーで撮影してみてくださいね。