嗜好品がもたらす効果
ポジティブ面
栄養をとるためでもないのになぜ嗜好品が欠かせないのか、それは心理的なプラスの効果があるからです。嗜好品にはリラックスできる、ポジティブになれる、コミュニケーションが取りやすくなるなどの効果が認められています。
確かに仕事で疲れた時にコーヒーやお茶と共にお菓子を食べることで一息ついたり、仕事を終えて帰宅した後にお酒を楽しむことでリラックスできますよね。
また、休日に好きなカメラを持って町歩きを楽しんだりドライブすることでまた頑張って働こうという新たな気持ちになるのも確かです。特別意識しなくとも、嗜好品の影響は大きいものですね。
ネガティヴ面
嗜好品を家族やパートナーと共有できればそんな楽しいことはないでしょう。共に暮らしていく中で共通の趣味を持っているのと同じですよね。
でも多くの場合、嗜好品とはその本人にしかわからないことが多いものです。生きていくのに必要がないにも関わらず多くのお金をかけることを互いに理解し合えないと、共に暮らしていく中で支障が出てもおかしくありませんよね。
上限を決めておきたい嗜好品代
拘り始めるとキリのない嗜好品だからこそ、上限は必要です。嗜好品費の上限を決めておくことで互いの好みを受け入れて、譲歩し合うことができるのではないでしょうか。
さらに、お酒やコーヒーあるいはタバコなどの嗜好品の場合、取り過ぎは禁物ですね。体にとっても家計にとっても金額の上限を決めておきたいですね。
家計に占める適正な嗜好品割合
家族構成によっても変わりますが、嗜好品費は交通費や娯楽費、洋服代も含めて手取り収入の21〜27%に収めるのが理想的だそうです。ひと月の嗜好品にかかる費用を一度計算してみましょう。
交通費や洋服代まで含めて21〜27%となると、嗜好品に回せる額としてはさほど大きくありませんよね。でも、いくら効果があるとはいえ、家計のバランスを崩してまで嗜好品にお金をかけるのは考えものです。
嗜好品を生活に取り入れる際気をつけるポイント
買いだめも時にはマイナス
量販店などにいった際安売りをしているとついつい購入したくなる嗜好品。ですが、安いからといって買うのは少し考えたいところです。
安いことに目がいって、いつもと違うメーカーのものや似たような商品を買って結局は美味しくない、好みじゃないという理由で廃棄した経験はないでしょうか。もし安くなくてもそれが欲しいかどうか、買う前に問いかけることが大切です。
本当に欲した時に買う
家に買い置きがあると、そこまで欲していないにも関わらず飲んでしまう、食べてしまうということがあります。それを欲した時にすぐ手元にあるのは理想的ではありますが、わざわざ買いに行ってまで欲しいのが嗜好品です。
疲れたから甘いものが食べたい、気持ちを変えるためにコーヒーが欲しいなど、その時の状況に合わせて購入することで、月によっては嗜好品費を繰り越せることもあるでしょう。
あくまでも嗜好品。摂取量を決める
香り高いコーヒーが好きだったとして、1日に5杯6杯と飲んでいてはやはり消費が多くなってしまいます。特にリラックスしたい時や疲れを感じた時にだけ本当にいい豆を挽く、それ以外はインスタントを活用するなどシチュエーションによって使い分けるのも手です。
おわりに
これがあるから頑張れる、リラックスできる、あるいは誰かと共通の話題ができるなど多くの効果がある嗜好品。あればとても嬉しいものですがそればかりになる、または家計が圧迫されてしまっては問題です。
嗜好品によって、自分も家族やパートナーもポジティブに過ごせることが理想ですね。一度今の嗜好品の買い方について見直してみましょう。そして、ベストな方法を見つけてみませんか?
栄養をとるためではなく、その人の好みによって楽しむためにある「嗜好品」。お茶やコーヒー、お酒やお菓子なと、香りや味を楽しむものからカメラや車など操作性を楽しむものまで嗜好品は多岐に渡ります。