てづくりの美味しさを食卓に
ただ単に"美味しい"と感じるだけではなく、じんわりと幸せを感じる、生産者の思いが込められた「てづくり」の野菜。そんな野菜を私たちの元へと届けてくれる「ぴたらファーム」の野菜セットをご紹介します。
ぴたらファームとは
山梨県の北西部に位置する山梨県北杜市白州。
美しい山岳景観が広がる自然豊かな土地で2010年9月に、“田畑を暮らしの中心に置き、持続可能な手作りの暮らしを大勢の仲間とともに作っていこう”という思いから、自然循環型のオーガニックファーム「ぴたらファーム」がスタートしました。
ぴたらファームのコンセプトは、
1. 持続可能な循環の暮らし
2. 自然のリズムに寄り添った健康な野菜をつくる暮らし
3. 自然の巡りに学び、楽しむ、そしてそれを他の人と共有する暮らし
4. 必要なものは自分たちで作り出す暮らし
の4つ。
1. 持続可能な循環の暮らし
パーマネント(半永久的な)と、アグリカルチャ-(農業)の造語のパーマカルチャーは、いつまでも持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のこと。 ぴたらファームでは、このパーマカルチャーの哲学を取り入れ、畑を中心とした循環する暮らしを行っています。
2. 自然のリズムに寄り添った健康な野菜をつくる暮らし
ぴたらファームでは、自然のリズムに沿い、無農薬、無化学肥料で野菜作りを行っています。「資源循環」「自家採種」を大切にすることで、生態系だけでなく土壌も多様になることを目指しています。
3. 自然の巡りに学び、楽しむ、そしてそれを他の人と共有する暮らし
共生共創のコミュニケーションファームとして、多くの人が関わり合い、その中でアイディアと知恵を出し合い、新しいものを作り出しています。
4. 必要なものは自分たちで作り出す暮らし
生きる基本である衣食住に関わるものを、ぴたらファームでは身近な素材や自給している素材を活用しながら、手作りで暮らしています。
ぴたらファームの野菜の育て方
種まきから収穫まで一貫して管理しているぴたらファーム。
基本である「土」が心地よいものになるよう、“農薬や化学肥料は使わない” だけでなく、堆肥も地域からでる廃棄物を活用して発酵堆肥を使用してオーガニックの野菜作りを行っています。
地域内循環
Utilize local waste into fermentation compost.
地域から出る廃棄物を活用して発酵堆肥にしています。 平飼い養鶏さんから鶏糞、精米所から米糠、ジュース工場からコーヒー粕。いずれも地域から出る廃棄物です。廃棄にお金や労力をかけています。それらを頂いて自分たちで混ぜ合わせ。じっくりと発酵させ良質の堆肥にし土に循環させます。
多くの微生物が住んでいる土には無数の空気層があり、栄養素を保持しています。雨上がりは空気層の部分にたくさんの水分が含まれているため畑に足を踏み入れてしまうと、空気層を踏み潰してしまいます。
そこで大切な空気層を守るため、なるべく畑が乾いてから畑に入るようにして、そうやって自然のリズムに沿いながら、ぴたらファームでは作物と向き合っています。
他にも、本来どの野菜に備わる少しの⾍や病気を跳ね返す免疫⼒を尊重し、与える肥料の量を見極めています。野菜⾃らが自力で根を張り、自ら必要な栄養を求め⽣きる力がつけられる程度の必要最低限の量を与えるように心がけています。
また、なるべく⾃家採種を続けることで、種の個性を守り、種の環境への耐性を育んでいくことを意識しています。
野菜を通して伝えたいこと
暮らしから生まれる加工品のこと
ぴたらで行われる多種多様なイベントや祭ごと
暮らしに活かせるエコなこと
オルタナティブな暮らしの選択肢などなど
野菜とともに「お裾分け」したいものが沢山あるのです。
そして、ぴたらの野菜セットは1回では伝わらない良さがあります。
ぴたらファームではただ野菜セットを届けるだけでなく、野菜とともに「お裾分け」したいものが沢山あります。
例えば、野菜セットを長く取り入れることで、季節の巡りを感じることができたり、体が自然のリズムに少しずつ戻ったり、野菜本来の味を感じることができたり、そんな良さが沢山あります。
大切に育てた野菜たちの調理の可能性も最大限引き出してみたい!そんな思いから、ぴたらファームではまず生で素材そのものを味わってから、焼いたり、蒸したり、揚げたり、潰したりして、おかずにしたり、スイーツにしてみたり…いろいろと試しているのです。
そんな、ぴたらファームのレシピが掲載された「ぴたら通信」も、野菜とともに毎回届くので、レパートリーが広がりそう。
どこで買えるの?
ぴたらファームで丁寧に育てられた野菜や季節の加工品などの季節感を感じる素敵な商品は、オンラインショップから申し込むことができます。
野菜セット
自然のリズムに沿いながら、丁寧に有機無農薬で育てられた旬の野菜が8種類入った、ぴたらファームの野菜の詰め合わせ。
レギュラーサイズは、1〜2人でほぼ1週間で食べきる量なので、まずは試してみたい方や、ホームパーティーなどでの単発注文にも使えます。レギュラーサイズの1.5倍の量があるファミリーサイズは、野菜中心の食事の方や、お子様のいるご家族向け。用途や家族の人数に合わせて選べます。
まるごと安心して使える無農薬の野菜ですから、皮なども捨てずに上手にきんぴらやポン酢漬けなどの常備菜にして作り置きしておけば、普段のお弁当やおかずに大活躍!時間もゴミ袋の節約にもなりますよ。
加工品
季節のジャム
季節の味を感じられるジャム。こちら9月は、ぴたらファームのルバーブと、まるぶんファームさんの桃で作ったコラボジャム。低糖に仕上がっているので、素材の味をそのままいただくことができます。
多国籍調味料
共生共創のコミュニケーションファームとして、多くの人が関わり合っているぴたらファームには、色々な国からお手伝いさんが来ています。その方々のアイディアから生まれた人気商品、多国籍な調味料。
こちらのシリーズは、季節の循環に合わせてラインナップが変わるので、是非季節ごとにチェックしてみてくださいね。現在「チャンキーケチャップ」「梅味噌」「ピーマン味噌」が発売中♪
ピーマン味噌:
スタッフまほちゃん作の逸品!ぴたらのピーマンと唐辛子を米麹と醤油でじっくりと発酵させました。甘辛しょっぱいが食欲をそそります。ごはんはもちろん、野菜スティックなどにもとってもあいます。
チャンキーケチャップ<甘口>:
夏の定番 人気商品!夏野菜がゴロゴロとはいった、野菜がたっぷり食べれるケチャップです。今回はまるぶんファームさんの白桃がたっぷり入り、ちょっと甘口に仕上がりました。
11月中旬以降には「ハリッサ」が登場予定!
チュニジア生まれの万能辛味調味料「ハリッサ」は、原材料はぴたらファーム産の唐辛子とコリンアンダーシードの他、クミンに自然塩、エクストラバージンオリーブオイルを使用して作られています。「ハリッサ」を少し添えるだけで、いつもの味に辛味とパンチを効かせてくれる万能調味料です。
じゃがいも料理との相性バツグンです。最近、ぴたらでの流行りは卵焼きや卵がけご飯に添えています。気づくと1日3食に添えてしまっている。中毒性注意の代物です。
エコギフト
ぴたらファームのエコギフトのコンセプトは“できる限り土に還る素材を選ぶ”、“エコな非木材の素材を選ぶ”、“リユースできるものはなるべくリユース”、“使い終えたら新たな役割を与える”の4つ。
多くのものはもともと大地から得られる天然の資源です。 プラスチックの原料も石油ですが、作られる工程でいろいろなものがつけ加わり、完成されたプラスチックは土には還らない不自然なものになってしまっています。 循環する繋がりチェーンの1ピースとして、私たちの最善の「ギフトのあり方」とはなんだろう?
ぴたらファームでは、私たちの商品を手に取ること自体が、みなさんにとって「エコアクション」になるようなパッケージや包装の在り方を提案しています。
例えばこちらのガラス瓶は、東京都墨田区の「大川硝子工業所」とぴたらファームで制作したオリジナル。 ガラスは何度でも砕いて溶かされ、再びガラス瓶に戻るスーパーエコ素材なんです。そして加工品のラベルをつけている紐は、稲わらや竹の皮を利用し、ラベルもぴたらファームでの生活からでる不要な紙を活用しています。瓶の下の消しゴムハンコ「REUSE」の文字が押されているのが目印です。
他にも、野菜セットや加工品についている「熨斗」は和紙と和紙を使ったマスキングテープを使用してラッピングしています。
日本古来からある「和紙」はとてもエコな素材です。 一般的な洋紙で使われている木材パルプは、樹皮ではなく切り倒された様々な樹木の「幹」を砕いた繊維ですが、和紙の原料は、コウゾ、ミツマタ、ガンピなどの幹ではなく、皮の部分の繊維を使っているため、毎年同じ木から材料を獲ることができるのです。
ミニ菜園ギフトセット
ぴたらファームでは包装の役目を終えたものに、菜園という新たな役割を与えています。 保水性と分解性にすぐれた再生紙から作られている特殊なギフト用の箱は植木鉢代わりになり、プチプチの緩衝材の代わに腐葉土と藁が詰められています。
おまけにぴたらファーム自家採種の種がついています。 ギフトを受け取った方は、ご自宅の土または、購入した赤玉土と付属の「腐葉土」を混ぜ、空いた箱に詰めます。 「種」を蒔き、「藁」をマルチとして被せて水をやれば、発芽まで乾燥せずに芽が出てくれますよ。 この方法は、スタッフ彩ちゃんがニュージランドで教わり、限られた庭しかない東京暮らしをしていた時に、実際に野菜を育てていた方法です。 これなら、お庭のないご自宅でも、小さなお子さんでも簡単にミニ菜園を始められます!
おわりに
ぴたらファームで自然のリズムに寄り添いながら作られる健康な野菜を生活に取り入れ、野菜をもっと身近に感じてみませんか?興味を持たれた方は以下のリンクを覗いてみてください。ここで紹介した商品以外にも、まだまさたくさんの安心で季節感あふれる野菜や加工品があります。また、ぴたらキッチンには素敵なレシピがいっぱいで、早速チャレンジしたくなりますよ!
田舎のおじいちゃん・おばあちゃんが送ってくれる野菜や、旅先で見つけた「直売所」の新鮮な野菜たち。