コンプレックスは強力な武器になる
人間であるということは、劣等感を持っているということだ。
「ここが足りない」と感じることは、「本当はこんな風になりたい」というイメージがあるはずです。
問題に気づけないと、その問題は一生改善することはありません。今、コンプレックスを感じているということは、自分の問題に気づけている、という状態です。「コンプレックス=劣等感」と捉えるのではなく、コンプレックスは自己成長のためのツールと考えてみてはいかがでしょう。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
コンプレックスとの向き合い方
一個の道具のように
自分を分析しなさい。
自分自身に対して
100パーセント率直でなければなりません。
欠点を隠そうとせずに、
正面から向かい合うのです。
欠点に向き合い続けるのは、精神的に辛いことです。
自分のコンプレックスに気づけたら、どうしたら改善できるか?改善方法がある問題か?と自分自身に問いかけてみましょう。
コンプレックスを紙に書き出してみるのも良いでしょう。紙に書くことで、思考が整理され、自分自身の内面を客観的に考えられるようになります。
コンプレックスを書き出したら、次に解決方法を考えます。またすべてを改善する必要はないかもしれません。改善不可能なことは存在しますし、そこまでの労力をかけなくてもいいことが中にはあるかもしれません。
コンプレックスを味方にするために
わたしにとって最高の勝利は、
ありのままで生きられるようになったこと、
自分と他人の欠点を
受け入れられるようになったことです。
自分のコンプレックスを少し距離を置いて眺めてみましょう。そのコンプレックスは、もしかしたら、あなたにとって大切な個性かもしれません。
女優のオードリー・ヘップバーンは、華奢すぎる自分の身体にコンプレックスを抱いていました。戦時下の劣悪な食糧事情の中を生きなければならなかった少女時代に摂食障害に近い精神状態に陥り、その後も太れない体質になってしまったそうです。また当時はマリリン・モンローのようなグラマラスな女性がもてはやされる時代でした。そもそも価値観が現代とは違っていたのです。
彼女は自分のコンプレックスに正面から向き合い、生かす道を探しました。彼女が作り出した新しい価値観は、やがて多くの人に受け入れられ、世界中から愛される大女優へと成長します。
コンプレックスは武器になりえる
あなたがコンプレックスだと思っていること。それはもしかしたら「他の人と違う」ということをネガティブに捉えているだけかもしれません。
「他の人と違う」という部分は、あなたにとって唯一無二の個性になりえます。例えば、自分のコンプレックスを武器にして多くの人から愛されている著名人はたくさんいますよね。人とは違う見た目を個性にしていたり、ふくよかな肉体をチャーミングに見せていたり。普通の人が持っていないような特技で活躍する人もいれば、平凡であるということを逆に個性にしている人もいます。
個性は作り出そうとして生み出せるものではありません。コンプレックスとは、あなたが生まれ持った唯一無二の個性そのものなのかもしれません。
あなただけの個性を生かし、他にはない生きていくための武器に変えてしまう...そんな強さと勇気があれば、あなたのコンプレックスはいつのまにか消え、あなただけの魅力となってくれるでしょう。
おわりに
コンプレックスをどう捉えるかで人生の幸福度は変わっていきます。悩んでも解決しないコンプレックスであれば、いっそのことそれを生かす道を徹底的に考えてみてはいかがでしょう。それはあなただけの魅力的な個性になるはずです。
みんなが同じ無色透明な世界より、いろんな個性が溢れるカラフルな世界の方が、きっと素敵でおもしろい。あなたの本当の色は何色でしょうか。あなたにしか生み出せない個性で、世界をもっとカラフルに彩ってみませんか。
人は誰しもコンプレックスを持っています。コンプレックスを持っているということは、自分自身に不足感を感じているということです。