お気に入りのハーブで、オリジナルバームを作りませんか♪
ハーブチンキとは?
オリジナルバームを作るために、まずはハーブチンキを作りましょう。ハーブチンキとは、ドライハーブや生のハーブをアルコールに漬けて、香りや成分を抽出したもの。ハーブティでは水溶性成分しか抽出できませんが、チンキなら脂溶性の豊富な成分も抽出することができますよ。
日本ではあまり馴染みありませんが、欧米では日常的に使われているのだとか。植物のパワーがぎゅっとつまったハーブチンキは、きちんとした保存状態であれば一年以上保存でき、バーム作りはもちろんいろいろなアレンジに使うことができます♪
ハーブチンキの作り方
それでは早速、ハーブチンキを作ってみましょう♪
材料・道具
・ドライハーブ(生ハーブの場合は、ドライハーブよりたくさん量が必要になります)
・40度のウオツカ、または35度以上のホワイトリカーなど
・ガラス容器(ハーブを漬けるための瓶)
・遮光ガラス容器(保管するための瓶)
・茶こしもしくはコーヒーフィルターなど
・ラベルシール
ドライハーブは生ハーブより手に入れやすく、季節を問わずに好きなお好みのハーブチンキを作ることができるのでおすすめです。
ガラス容器の八分目くらいまでハーブを詰めたら、アルコール度数の高い(35度以上)ウオッカやホワイトリカーをハーブが浸るまで注ぎ、きちんと蓋をしたら、2週間以上漬けましょう(できれば2~3月以上)。
できあがったチンキは、茶こしやコーヒーフィルターなどでろ過して遮光ガラス容器に移し、ラベルに「作った日にち」と「ハーブ名」を書いて冷暗所で保存しましょう。
ハーブチンキの作り方はこれだけ♪化粧水に入れたり、入浴剤に使ったりいろいろな用途に使うことができますよ。
いよいよ、ハーブチンキを使ってオリジナルバーム作り
材料
オリジナルバームは、ワセリンにハーブチンキを加えてつくります。
材料・道具
・白色ワセリン 10g
・ハーブチンキ 20g
・お鍋と耐熱容器、ヘラなど
・アルミ容器(バームをいれる容器)
増量する場合は、ワセリン1に対してチンキ2の割合にしましょう。お好みで馬油やホホバオイルを加えれば、やわらかいクリーム状に仕上がります。
ハーブチンキの香りや成分を活かすために、白色ワセリンを使いましょう。白色ワセリンは、精製度が高く不純物が少ないのでおすすめです。
作り方
アルコール分を飛ばすために、ハーブチンキを湯せんにかけてから白色ワセリンを入れて、溶けるまでゆっくり混ぜます。溶けたらアルミ容器に入れて自然に冷えるのを待ちます。
固まったら完成です♪ワセリンのみ、あるいはみつろうやシアバターを加えて作るバームは固めの仕上がりに、馬油やホホバオイルなどを加えるとクリーム状の柔らかめの仕上がりになります。お好みで調整してみてくださいね。
おすすめのハーブ
ジャーマンカモミール
ハーブティとして人気なジャーマンカモミールは、フルーティーな甘い香り。イライラなどの気分を落ち着かせてくれます。
ラベンダー
古代ローマの時代から使われてきたというラベンダーの香りは、気持ちをリラックスさせてくれます。チンキをそのままルームスプレーや入浴剤としても使うのもおすすめです。
ローズマリー
料理などにもよく使われるローズマリーは、スーっとする香りが特徴です。リフレッシュしたいときなどにおすすめの香り。
レモングラス
レモンのような爽やかさに甘い香りが加わったレモングラスは、ハーブやアロマ初心者のひとにもトライしやすい香りです。
週末に手づくりしてみてくださいね
さまざまな香りのハーブを手軽に楽しめるのがハーブチンキ。自分だけのオリジナルバームなら使うたびにウキウキ♪愛着もわきますよね。バームのほかにも様々なアレンジ方法があるので楽しんでみてください♪
"ハーブの香り"は、気持ちを明るくしてくれたり、落ち着かせてくれたりしますよね。市販の製品もいいけれど、お気に入りのハーブをつかって、オリジナルのバームやクリームを手作りしませんか?ハーブチンキを使えば、簡単に作ることができますよ。今回はハーブチンキと、チンキをつかったオリジナルバームのつくり方をご紹介します♪