ストレスが引き起こすもの
身近に溢れているストレスですが、体や心にどんな影響をもたらすのでしょうか。自分では自覚していなくても、いつも感じるだるさや疲れ、肩こりなどもストレスが原因の1つと言われています。
また、ストレスが怖いのは体だけでなく心にも大きな影響を与えてしまうところですよね。体が活動する際に働く交感神経と、リラックスする際に働く副交換神経のバランスにも、ストレスは関係しています。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
女性は特に。気をつけたい心のバランス
誰もが良い状態を保ちたい交感神経と副交換神経のバランスですが、一生を通じてホルモンが変化し複雑である女性は特に崩しやすいと言われています。女性は仕事をしながら家事もこなす等、ストレスにさらされる機会が増えています。ストレスについてよく知り、うまく対応したいですよね。
今改めて。ストレスとはなんだろう
悪いものでも、良いものでもある「ストレス」
ストレスは、「不快な刺激を与えられることで起こる体の反応」の事です。それは、不快なものに打ち勝つために体が反応することで起こります。
悪いものとして言われることの多い「ストレス」という言葉ですが、適度なストレスはむしろ体に良いもの、でもあります。ここぞというときの集中力を高めたり、アイディアを産む原動力となるからです。
ではストレスの何が問題?
ストレスは、過度にかかるとそれが体を痛めることにつながるところが問題なのです。あり過ぎてもダメ、反対に無さ過ぎてもダメ。とてもデリケートなものが「ストレス」なのですね。
ストレスとうまく付き合うためには?
ストレスはコントロールしよう
ありすぎも無さすぎも困る「ストレス」。全てをまともに受け止めず、柳の枝のように流しながらコントロールしたいものですね。ストレスと感じるもののうち、辞めてしまえるものは辞めるという選択肢を持ちましょう。
考え方を変えてみよう
何かをしなくてはいけないとき、「どうしよう、できるかな」ではなく、「どんなふうに取り組もうかな」と考えてみましょう。考え方1つで生みだされるストレスの量が変わってきます。
呼吸法を変えよう
不安やストレスを感じると、呼吸が早く、浅くなると言われています。意識的にゆっくりと、深く呼吸をしてみましょう。
ストレスをためないためにできること。
ネガティヴな感情も一度は受け止めよう
自分の中に不安や怒りが生まれたら、生まれるだけの原因があったはず。無理に消し去ろうとせずに一度その存在をしっかり受け止めましょう。受け止めるだけで、心がラクになるのを感じます。
ツボ押しで心に働きかけを。
仕事や家事の合間に自分でできるツボ押し。「神門」や「合谷」など、交感神経や副交換神経のツボを直接刺激しましょう。
体を動かして心と体のバランスを取ろう
ストレス解消には適度な運動もおすすめです。ウォーキングなど簡単に始められるものから取り入れましょう。好きな音楽と一緒に歩くと、より効果的です。
おわりに
目に見えないストレス、自分にとってどのくらいがベストな量であるのか、自分で判断するしかありません。体や心の声によく耳を澄ましてそのボーダーラインを見極めることがまずは肝心です。
ストレスのボーダーラインをきちんと知っておくことは、仕事や生活にうまく活かしつつ、かわしたり溜めない工夫をしやすくしてくれます。ストレスとうまく付き合いながら「楽しかった」と振り返れる毎日を送りたいですね。
毎日の仕事、家庭でのやるべきこと、人間関係など、私たちは生きていく中で多くのストレスにさらされています。できることなら悩まずにうまく付き合っていきたいものですよね。