深呼吸って気持ちいい!
日常的に体を動かしたりヨガをしている、という方にはお馴染みの深呼吸ですが、普段の生活で呼吸を意識することはほとんどありませんよね。でも、深呼吸は意識的に取り入れたい呼吸の方法なんです。
深呼吸の始まりは息を吐き切るところから。
ところで、「深く呼吸をする」というのは、いざやってみると案外難しいものですね。それはたくさん空気を吸う、という事に意識が向いているからかもしれません。深呼吸は、しっかり息を吐くところから始まります。
深呼吸は「吐く・吸う・止める」の3ステップ
まずは口から長く息を吐き出しましょう。お腹が凹むほど、もう吐き出す息がないというところまで吐き出してみてください。
吐ききったらお腹が凹んだ状態で少し止まりましょう。自然と腹筋に力が入ります。
息を吐ききってその状態のまま止めることによって、意識せずとも空気をたくさん吸うことができます。この時、鼻から吸うようにしましょう。お腹に手を当てていると、凹んだお腹が吸った空気によって膨らむのが分かります。この3ステップで深呼吸が上手にできます。
いろんなことが起こる毎日〜心に優しい深呼吸
深く呼吸をする「深呼吸」は心に優しい呼吸方法です。毎日の生活の中で、時には心穏やかではいられないことも起こりますよね。そんな時は深呼吸が強い味方となります。
負の感情を包み込む深呼吸
生活を送る中でストレスや怒り、不安や焦りを感じることは少なくありません。そんな時、私たちの呼吸は浅く、早くなっています。ゆっくりと呼吸をする、特に長く息を吐くことはこれらの感情を改善するとされています。
緊張したら深呼吸でリラックス
気づかないうちについているため息。ため息は首回りに力が入っている時に、その緊張をほぐすために出るものです。出てしまったため息に気づいたら、リラックスさせてくれる深呼吸でひと息つきましょう。
手軽にできる疲労回復〜体にも嬉しい深呼吸
深く呼吸をすることで体内に多く酸素を取り込む深呼吸は、体にも優しい呼吸法です。なかなか取れない疲れに悩んでいる時にはまず深呼吸を試してみましょう。
体の中を動かす深呼吸。血行促進にも◎
深呼吸をするときには、空気を吸うとお腹が膨らむ腹式呼吸となります。横隔膜を大きく動かすことで胃腸をはじめとする内臓がマッサージされ、便秘の解消や血液の好循環につながります。
深呼吸で良い眠りを
リラックスさせるとともに血液循環をよくする深呼吸は、寝る前に行うと良い眠りを引き寄せてくれます。仰向けに横たわり、目を瞑って呼吸に意識を集中してみましょう。良い睡眠は次の日の活力につながりますね。
深呼吸はイメージと一緒に
深呼吸の際、息を吐くときには負の気持ちやイライラを一緒に吐き出すようなイメージで、反対に吸うときには新鮮な空気や温かな気持ちを体に取り込むような気持ちで行うとより良いでしょう。
息を吐ききり止めている間は、新しく温かなものが体の隅々にまで行き渡るようなイメージを持ちましょう。
嬉しいときにも深呼吸を
どちらかというと不安や怒りを緩和させる方に目が行きがちな深呼吸ですが、嬉しいことがあったときにその喜びが体の隅々にまで行き渡るようなイメージで深呼吸するのもおすすめです。
おわりに
心も体もラクにしてくれる深呼吸。なんとなく不調を感じたら、場所を選ばずお金もかけないでできるこの方法をまずは試してみませんか?
美しい場所や新鮮な空気に触れると思わずしたくなる深呼吸。その時ふと、「深呼吸をしたのはずいぶん久しぶりだなあ」と思った経験はありませんか?