ハムストリングスをストレッチして、冷えやむくみを予防しよう
そもそも「ハムストリングス」ってどの部分?
もう少し詳しく言うと、太もも裏の外側に位置する「大腿二頭筋」、内側に位置する「半腱様筋」「半膜様筋」の総称を指します。
ハムストリングスをストレッチすることで期待できる効果とは?
基礎代謝のアップ
また基礎代謝が高くなることで体を温めるだけでなく、その温かさをキープできるようになり、冷えにくい体作りができるようになるでしょう。
疲労回復効果が期待できる
ハムストリングスは、股関節や膝の動きに大きく関係している筋肉のため、気付かない間に酷使していることが多いパーツでもあります。ハムストリングスの柔軟性をキープして血行を良くすることで、老廃物の排出がスムーズに行われ、効率良く疲労回復ができるようになると言われています。
姿勢が整う
ハムストリングスは骨盤と直接繋がっているため、姿勢の調整にも大きく関わっています。ハムストリングスが凝り固まると骨盤を引っ張って後傾させてしまい、姿勢が崩れる原因になりかねません。ハムストリングスの柔軟性をキープして骨盤を正しい位置へと導くことで、きれいで安定した姿勢を保つことができるようになるでしょう。
腰痛予防になる
腰痛が気になる人の多くは、ハムストリングスが凝り固まっている傾向にあります。長時間同じ姿勢をしている人は、ハムストリングスが凝り固まっている可能性が高いため、ストレッチをすることで腰痛の予防や緩和に繋がるでしょう。
美脚・美尻効果が期待できる
ハムストリングスが凝り固まっていると、血行不良から脂肪やセルライトがついて、お尻と太ももの境目がもたついてしまう原因にも…。むくみがスッキリするだけでもメリハリが出て、境目がはっきりとするはず。さらに脂肪燃焼によって引き締まってくると、理想の美脚・美尻へ近付けるでしょう。
ぽっこりお腹がスッキリする
姿勢が悪いと、腹筋などインナーマッスル全体が上手く使えず緩んでしまうので、下腹がぽっこり…なんてことにも。骨盤が安定し姿勢が良くなれば、インナーマッスルも自ずと使えるようになるので、お腹周りがスッキリするでしょう。また基礎代謝がアップして脂肪燃焼効果が高くなっていけば、理想的な「ぺたんこ美腹」を目指せますよ。
パフォーマンスが向上する
ハムストリングスは“ランナー筋”とも呼ばれ、運動する時に大きな力を発揮してくれます。ここの柔軟性が高いと体がスムーズに動き、様々なスポーツでの体勢やエクササイズ時のフォームの安定につながるでしょう。運動の効率やパフォーマンス向上アップが大いに期待できます。
ストレッチを効果的に行うために心がけたいこと
ストレッチのタイミングは“入浴後”がおすすめ
ストレッチのタイミングは、体が温まって筋肉が柔らかくなっている入浴後に行うのがおすすめです。ストレッチの効果を感じやすく、体をリラックスさせることもできるので、睡眠の質を高める効果も期待できます。
「伸ばす」ことより「呼吸」に意識を
よくやってしまいがちなのが、ストレッチ中に伸ばしているパーツを意識すること。意識するとその筋肉に力が入って伸びにくくなったり、早く柔らかくしたいと伸ばし過ぎてしまったり逆効果になってしまう可能性があります。呼吸を止めないことに重点を置いて、リラックスしながら気持ちよく伸ばすようにしましょう。
正しいフォームでストレッチしよう
筋トレと同様にストレッチも正しいフォームで行うことが大切。とくに体が硬いとフォームが崩れがちです。真っ直ぐ伸ばしているつもりでも関節が捻じれていたり、姿勢が傾いていたり…。最初のうちは自分の動きが分かりやすいように、姿見で全身を見ながら行うと良いでしょう。
ハムストリングスは、運動をするときに多くのエネルギーを消費するパーツと言われています。そのためハムストリングスを柔らかくしておくことで血行が促進され、基礎代謝アップが期待できます。ストレッチと筋トレをセットで行うことで、痩せやすい体づくりができるでしょう。