お尻が硬くなっていませんか?
出典:unsplash.com
背中側にあるお尻は、意識してチェックをしないと中々変化に気付きにくいパーツ。ある日ふと鏡に映った自分のバックスタイルを見てびっくり!なんて経験がある人は、少なくないのではないでしょうか。
出典:unsplash.com
実はお尻は、体の中でも重要なパーツのひとつ。下半身のもたつきや姿勢だけでなく、冷え性やプチ不調にも密接に関係していると言われています。お尻の筋肉が硬くなっていたり冷えていたり、衰えていたりすることが不調を招く原因になるのだとか。
そこで今回は、お尻が硬くなってしまう原因はどういった生活習慣が影響しているのか、また硬くなったお尻を柔らかくすることで得られるメリット、さらにケア方法を紹介します。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
こんな人は「お尻」が硬くなっているかも!
長時間座りっぱなしの姿勢が多い
出典:unsplash.com
特にデスクワークの人は、座った姿勢が長時間続くことが多いと思いますが、その状態はお尻に大きな負担がかかっていると考えられます。また座り方が悪いと、体のバランスが崩れて筋肉への負担が増したり、骨盤のズレや広がりによってお尻が大きくなってしまったりする可能性も。
姿勢が悪い
出典:unsplash.com
お尻の筋肉が弱くなると骨盤が不安定になり、同時に姿勢も崩れやすくなると言われています。
猫背の人や、逆に胸を張り過ぎてしまっている反り腰の人は、もしかしたらお尻の筋肉が弱くなってしまっているのかもしれません。
猫背の人や、逆に胸を張り過ぎてしまっている反り腰の人は、もしかしたらお尻の筋肉が弱くなってしまっているのかもしれません。
出典:unsplash.com
お尻の筋肉は「抗重力筋」とも呼ばれ、立っている時に重力に負けないよう働いてくれる筋肉のひとつでもあります。そのため猫背で背中が丸くなっている場合、骨盤が「後傾」し、お尻の位置が下がった状態になるので筋肉がうまく使えず弱くなってしまいます。
出典:unsplash.com
反対に骨盤が「前傾」して反り腰の姿勢の場合、いっけん良い姿勢に見えますが、腰が反り過ぎているので負担が大きいのはもちろん、お尻の筋肉も緩んだ状態でうまく使えていない場合が多く、これも衰えてしまう原因に。
ヒールをよく履く
出典:unsplash.com
ヒールのある靴を履くと、どうしても前傾姿勢になりやすくなるため、重心も前に偏りがち。体はバランスを保とうとするために、骨盤を前傾させて反り腰の姿勢になることが多く、それが毎日続くとヒールを脱いでも反り腰のままに…なんてことも。そうなるとお尻の筋肉が使われず、どんどん弱ってしまう可能性も。
太ももが冷たい
下半身が冷えている人は意外と多いと言われています。季節を問わず太ももを触った時に、ひんやり冷たいと感じたら要注意です。太ももが冷たいということは、お尻の筋肉も硬くなっていて血行が悪くなっている状態だと考えられます。それを放っておくと、下半身のもたつきを招いてしまう恐れも。
股関節が硬い
出典:unsplash.com
お尻の筋肉は、股関節の可動域に大きく関係しているので、お尻の硬さが股関節の硬さに直結していると言っても良いでしょう。特に座り姿勢が長いと、普段から股関節の動きも少なくなりがち。そのため動きが悪くなってしまう可能性も。
また骨盤が前傾していると、骨盤から脚にかけ伸びている「腸腰筋」という筋肉が硬くなってしまい、余計に股関節の動きが悪くなってしまう、なんてことも。
また骨盤が前傾していると、骨盤から脚にかけ伸びている「腸腰筋」という筋肉が硬くなってしまい、余計に股関節の動きが悪くなってしまう、なんてことも。
体重は同じなのにボトムスがキツく感じる
出典:unsplash.com
体重は同じでも、着ている服のサイズが合わないと感じた場合、ボディラインに変化が出ている可能性が高いと考えられます。
筋肉量が少ないと姿勢をキープしたり、脂肪を支えたりすることができなくなり、重力に逆らえず位置が下がっていく…なんてことにも。特に下半身はそれが顕著に表れやすいパーツなので注意が必要です。
筋肉量が少ないと姿勢をキープしたり、脂肪を支えたりすることができなくなり、重力に逆らえず位置が下がっていく…なんてことにも。特に下半身はそれが顕著に表れやすいパーツなので注意が必要です。
ほどよくお尻を鍛えることで得られる、嬉しいメリット4つ
代謝アップが期待できる
出典:unsplash.com
お尻の筋肉は、単一の筋肉としては一番大きな筋肉と言われているので、代謝アップにも大きく貢献してくれます。また鍛えることで骨盤が安定し姿勢が良くなると、腹筋や背筋などの体幹や股関節の動きがスムーズになり、運動のパフォーマンスが向上するなど全体の活動量アップ、さらに代謝が上がることも期待できます。
疲れにくくなる
姿勢が良くなり体の動きも良くなることで、筋肉への無理な負担も掛かりにくくなり、疲れにくい体作りができます。また血流が良いと老廃物もうまく排出できるようになるので、疲労回復も早くなることが期待できます。さらに体のリズムが整うことで睡眠の質向上も狙えます。
肩こり腰痛などプチ不調の緩和が期待できる
出典:unsplash.com
骨盤が安定すると自然と姿勢も良くなるので、首や肩の筋肉の負担が軽減され凝りが緩和されるでしょう。また骨盤が正しい位置にくることで、内臓の働きもスムーズになり活性化すると言われています。便秘が和らいだり、巡りが良くなって体の冷え解消の効果も期待できそうです。
理想のスタイルに近づく
出典:unsplash.com
姿勢が良くなるとスラッとスタイル良く見えるのはもちろん、美尻になると足が長く見え美脚効果も期待できます。また姿勢が良くなるとお尻の筋肉だけでなく、体幹など全身の筋肉をまんべんなく自然と使えるようになってきます。姿勢やボディラインは見た目年齢にも関係してくるので、お尻を鍛えることで自ずと若々しく健康的にみられることも♪
美尻に導くエクササイズを始めよう!
お尻には代表的な筋肉が3つあります。エクササイズをする際は、今どの部分に効いているのかを意識することが大切になってきますので、まずはお尻の筋肉について理解しておきましょう。
丸みのあるお尻を作ってくれる『大殿筋(だいでんきん)』
お尻の表層にあって、一番大きな筋肉が「大殿筋」です。
いわゆるお尻の筋肉と言われて想像するのがこのパーツで、丸みのある引き上がったお尻を作ってくれる筋肉です。日常の動作や運動時にも活躍してくれる主要な部分で、とても大切な筋肉です。
いわゆるお尻の筋肉と言われて想像するのがこのパーツで、丸みのある引き上がったお尻を作ってくれる筋肉です。日常の動作や運動時にも活躍してくれる主要な部分で、とても大切な筋肉です。
ヒップラインを綺麗に魅せる『中殿筋ちゅうでんきん)』『小殿筋(しょうでんきん)』
お尻の横側の上部にあるのが「中殿筋」。お尻をキュッと引き上げてヒップラインを綺麗にしてくれるパーツです。
お尻の横幅を引き締めたい時にも活躍してくれますが、鍛え過ぎるとお尻の横が盛り上がってしまうので、ほどほどのトレーニングがベストです。
お尻の横幅を引き締めたい時にも活躍してくれますが、鍛え過ぎるとお尻の横が盛り上がってしまうので、ほどほどのトレーニングがベストです。
中殿筋の深層にあり、股関節を安定させているのが「小殿筋」。中殿筋とセットで鍛えることができます。
ヒップアップよりも運動パフォーマンス向上に活躍してくれる筋肉なので、美尻の筋トレ効果アップのためにも一緒に鍛えると良いでしょう。
お尻の筋肉を理解したところで、さっそくエクササイズを始めてみましょう!
ヒップアップよりも運動パフォーマンス向上に活躍してくれる筋肉なので、美尻の筋トレ効果アップのためにも一緒に鍛えると良いでしょう。
お尻の筋肉を理解したところで、さっそくエクササイズを始めてみましょう!
体が硬くてもOK!やわらかヒップストレッチ
寝る前におすすめ。骨盤ヨガでヒップストレッチ
お尻の境目がほしいなら!ヒップリフトで引き上がったお尻をGET
初心者さんでも簡単!美尻サーキットトレーニング
ヒップラインを整えて、健康美を目指しましょう!
出典:www.instagram.com(@hacbywondermountain)
日々のエクササイズやケアを正しく行うことで、お尻が柔らかくなり不調だと感じていたところも少しずつ改善するかもしれません。またヒップラインが整えば、若々しい印象にもなるなど嬉しいメリットも期待できますね。いつから始めても遅くはありません。お尻を触ってみて硬いなと感じたら、ぜひトライしてみてくださいね。