あなたの姿勢、見られていますよ
こんな姿勢になっていませんか?
背を丸めてスマホ操作
現代病と言えるスマホ猫背。腕が内側になっていくことから「スマホ巻き肩」とも呼ばれ、見た目が美しくないばかりか肩コリや体調不良の原因となります。呼吸も浅くなるのだとか。
食事中や会話中に肘を付いている
食事中や仕事中に片肘を付いている人は、マナーが悪く見えます。肘を付いた状態を日常的に続けていると上半身から腰にかけてのバランスが崩れてくるため、姿勢にも悪影響。
脚の位置が落ち着かない
脚を組んだり、膝が開いてだらしなくなったり、家ではかかとを椅子に上げてしまったり。気を抜くと、つい姿勢は緩みがちです。脚グセが悪いと腰痛にも繋がるので、できるだけ早く座り方を改善しましょう。
すぐできる、体のバランスチェック法
あなたの姿勢は大丈夫?
凛とした美しい姿勢を作るためには、まず自分のゆがみを知ることです。
ゆがみチェック①:鏡で肩の高さを見る
鏡の前に立って、両肩の高さを比べてみましょう。意識すると肩に力が入ってしまうので、深呼吸をして、肩を上下に数回動かしてからチェックしてください。
左右の高さが違うとしたら、普段の姿勢の悪さや、いつも同じ肩で荷物を持っているのが原因かも。
ゆがみチェック②:仰向けになってつま先の向きを見る
仰向けになって左右の足の開きをチェックしてみましょう。かかとを床につけて、足をブラブラと揺らしながら力を抜きます。その後、リラックスした状態でつま先がどちらを向いているか確かめてください。
左右でつま先の向きが違ったり、かかとが開いたりする場合は、骨盤のゆがみが考えられます。
ゆがみチェック③:両手両足を床に付けて体への負荷を見る
この写真は、ヨガの「下向き犬のポーズ」です。四つん這いの姿勢から両手両足を伸ばし、尾骨を上に引っ張るように上げていきます。この時、姿勢がゆがんでいる人は左右どちらかに偏りバランスが安定しません。
凛とした姿勢の作り方
以上は、ゆがみを知る簡単なチェックです。これで左右のバランスが悪いことがわかった人は、姿勢を改善していきましょう。
ポジションや座り方を意識する
姿勢の調整には、体の重心と中心軸を意識することが大事。座っている間、運転中、寝る前、包丁で食材をカットしている時など、前かがみになっていないか・体が曲がっていないかを確認しましょう。
毎日5分、ストレッチ休憩をとる
パソコンワークや同じ姿勢を長時間続けている人は、こまめにストレッチ休憩をとって血流を促しましょう。
簡単なストレッチを取り入れるだけでも筋肉の衰えや慢性的な肩こりは防げます。
座ったままできるストレッチ法
・5秒経ったらゆっくり手を下ろして、これを5セット繰り返します。
・次に両手で肩を軽く触りながら、肩を回していきます。前に5回、後ろに5回。これを3セット続けます。
運動不足を改善する
背筋を伸ばせば一時的に姿勢は良くなりますが、その場しのぎでは油断すればまた崩れてきます。美しい姿勢をキープするためには、体幹を鍛えるような運動の習慣を身につけましょう。
ヨガで心と体のバランスを調整する
全身に作用するヨガも体形・姿勢のベース作りに有効です。複数のポーズの組み合わせと毎日の継続によって、心のバランスも整えられていきます。
身だしなみを整える
身だしなみも凛とした美しさに大いに影響します。アイロンをしっかりかける、ヘアのスタイリングやスキンケアを怠らない、デスク周りやカバンの中身を整理するなど、普段から気を配ることを忘れずに。
凛とした美しい人を見て真似る
「人の振り見て我が振り直せ」。他人の行いを客観的に見ると、自分も改めなければならないことがわかるものです。ダメなところを正すだけではなく、良い部分を見習って輝きを高めていきましょう。
自分に自信を持つ
背筋を伸ばして姿勢を正すと気持ちまでスッキリしてきます。そして心を健やかに充実させていけると自分に自信が付いていきます。自信が付けば、さらに胸を張ってますます堂々と品ある姿勢に。前向き思考で、体と心の好循環を作っていきましょう。
魅力ある女性は姿勢も美しい!
誰にも見られていないからといって姿勢が大幅に乱れることがないように、いつでも自然体のままの美しさを身に着けていきたいですね。
自分では気付かないうちに、あなたの姿勢は周囲の誰かからチェックされているかもしれません。「おしゃれだけど、態度は悪いな」「キレイなのに猫背が残念」なんて思われているとしたら……。
人の印象を左右する重要な要素が姿勢です。いつどこから見られても恥ずかしくないような凛とした美しい佇まいを目指していきましょう。