［振動式］…振動式の中でも最もリーズナブルな電動歯ブラシ。振動回数は毎分数千回と少なめで、毛先が歯に直接触れることで汚れを落とします。使い方を間違えて、力をいれすぎてしまうと歯や歯茎にダメージを与えることも。

［音波式］…音波振動式は、振動式より振動数が多いだけでなく、音波によって発生する水流や気泡が、毛先に接していない深い部分のプラーク（歯垢）までも落としてくれます。刺激が少なく、歯や歯茎にやさしいと言われています。

［超音波式］…より微細な振動で、歯と細菌のつながりを弱め、頑固な細菌の連鎖を立ち切るという点は、音波歯ブラシと同じです。けれど、歯垢の一部である不溶性グルカン（むし歯菌が作り出す非常に粘着性が高い物質で、細菌を付着させやすくするもの）も破壊でき、虫歯対策に◎

「回転式」のブラシは、振動式と違いブラシ部分が丸く、動きも左右にグルグルと動きます。「回転式」は、振動式よりも磨いている感覚を強く感じるでしょう。

歯に伝わる振動が強めですが、その分しっかりと歯垢を除去してくれるため、ツルツルな歯にしたい方にはおすすめです。

歯ブラシは毎日使うものなので、できるだけ使いやすいものがおすすめです。そのためには、自分のお口に合った大きさで、持ちやすいサイズ感の電動歯ブラシを選びましょう。

選ぶ電動歯ブラシによっては、充電スタンドなどがついているタイプもあります。「置き場所がない！」ということにならないように、ご自宅の収納場所を考慮に入れて選ぶのもお忘れずに。

電動歯ブラシには、「電池式」と「充電式」があります。


「電池式」は電池交換がありますが、充電するための付属機器を一緒に持ち運ぶ必要がないので、お出かけ用にはおすすめです。

ご自宅用ならコンセントがあるので、「充電式」の方が便利でしょう。専用スタンドがついていれば、充電し忘れることもありません。電池式は充電式に比べ、パワーも劣るようです。

持ち運び用に購入するなら、連続使用時間のチェックも忘れずにしましょう。

電動歯ブラシは、メインブラシの他に「歯間用ブラシ」「歯周ポケット用ブラシ」「ステイン除去用ブラシ」などさまざまなブラシがあります。

もし、”歯に歯垢がたまりやすい”などのお悩みがあれば、専用のブラシがついているものを選ぶと、より清潔で綺麗な歯を保つことができますよ。

電動歯ブラシのブラシ部分の寿命は、一般的に3ヶ月と言われています。ブラシは使うごとに痛んでいくので、定期的に新しいものと交換できるよう”替えブラシ”も用意しておきましょう。

捨て方は地域によって違いますが、”不燃ゴミ”として処理するところが多いようです。本体は”粗大ゴミ”扱いのところがほとんどです。

電動歯ブラシ自体を常に綺麗にしておくことは、清潔で健康的な歯を維持するには大切です。なので、使用後は流水でブラシを綺麗に洗い、その後しっかりと乾燥させましょう。

ポイントは食べカスなどの歯垢をブラシに残さないことです。ちょっとでも残っていると、カビや雑菌増殖の原因になるので気をつけてくださいね。