そのお肌の乾燥、肩凝りが原因かもしれません
そこで今回は、お肌の乾燥と肩凝りの関係を探りながら、乾燥を予防するために見直したい生活習慣や肩凝り緩和エクササイズをご紹介していきます。
お肌の乾燥と肩凝りの関係とは?
また顔は肩の近くにあるので、その影響をダイレクトに受けやすいことが考えられます。さらに肩の近くには鎖骨があり、ここには体全体のリンパの最終地点となるリンパ節があります。
血行が悪くなることでリンパの流れも滞りやすくなり、鎖骨のリンパがつまると全身のお肌の乾燥の原因になってしまうことも。
血行不良の状態で保湿を頑張っても、上手くお肌に行き届かないことも。このように肩凝りと乾燥は、密接な関係があると言えそうです。ケアしているのになかなか乾燥が改善しないという人は、肩凝りを疑ってみてもいいかもしれません。
肩凝りから乾燥を招かないために見直したい生活習慣
一年中気になる「肩凝り」ですが、冬は特に注意が必要。
気温が下がり寒くなることで、筋肉が緊張し凝り固まりやすくなると言われています。そうならないためにも、日々の生活習慣で気をつけたいことを紹介します。
1. 極端な厚着は控えるよう心がけましょう
寒くなってくるとニットなどの出番が多くなり洋服が厚くなってしまいがち。またコートの重さもなかなかのものです。毎日着るものですし、筋力が弱い女性にとってはかなりの負担になることが予想できます。なるべく厚着はせずに、洋服の重さを軽減するのがベター。最近は、薄手でも保温性の高いインナーが多く出ているので上手に活用すると良いでしょう。
2. お風呂で冷えた体を温めよう
仕事で夜遅くなってしまった時や疲れた時など、シャワーで済ませてしまっていませんか?シャワーだけでは体をしっかり温めることは難しいので、湯船につかって体の芯から温めるよう心がけましょう。
血行促進効果が期待できる入浴剤を使用したり、マッサージをして筋肉をゆるめたりするのもおすすめです。毎日の積み重ねで、体の巡りが良い状態をキープできるようになっていくでしょう。
4. 寒さで縮こまった肩回りを動かそう
冬になると寒さで体が縮こまってしまいがち。そうすると肩を内側に入れて丸い姿勢になりますよね。そこから筋肉が緊張して凝り固まりやすくなるので、血行が悪くなってしまいます。
ずっと前かがみの姿勢で縮こまっていると首や肩、背中をつなぐ「僧帽筋」という大きな筋肉が、伸び切った状態で動きが悪くなり凝りもひどくなる可能性があると言われています。
僧帽筋をはじめ、ここに関連する肩甲骨や背中などを動かすよう意識して、肩周辺の血行を良くすることが凝り緩和のためには大切です。
また胸側の筋肉も縮んでいる状態なので、肩を開くためにストレッチなどを行ってプローチすると、いっそう巡りが良くなるでしょう。
5. エクササイズ後の汗に気をつけよう
冷えや凝り改善のために、エクササイズなどで体を動かしている人も多いかと思います。これはとても良いことなのでぜひ続けたい習慣ですが、注意したいポイントがひとつ。それが汗です。
汗が蒸発する時に肌の水分も一緒に蒸発してしまうと言われているので、そこから乾燥がひどくなる可能性があります。
冬は、夏ほど汗をかかないことも多いので放置しがちですが、こまめにタオルで拭きとることが大切です。
体を動かして、冷えや凝りが良くなったとしても、毎回その時にかいた汗のせいで、乾燥が進んでしまいかねないので気をつけましょう。
6. アルコールの飲み過ぎに気をつけよう
年末年始は飲み会の回数が増え、お酒の量も増えてしまいがち…という方も多いのではないでしょうか。アルコールは利尿作用で脱水になりやすく、また血行も悪くなりやすいと言われています。
お酒は少しずつゆっくり飲むように意識し、アルコール代謝に良いとされている枝豆や大豆、豚肉などビタミンB群が豊富なおつみまみを一緒に注文するなど工夫すると◎
一見、何の関係もなさそうな肩凝りですが、ここでポイントになるのが「血行不良」。
肩が凝り固まると周辺の血流が滞りやすくなり、冷えやむくみを引き起こす可能性が高くなります。そうするとターンオーバーなどお肌の代謝が上手くいかなくなってしまい、乾燥だけでなく肌荒れしやすくなる…なんてことにもなりかねません。