目が疲れた…体ではどんな事が起こっているの?
まず最初は、目の症状が現れます。
目を酷使すると最初に疲れの症状が出るのはやはり「目」です。以下のようなサインが出たら、なるべく早く目を休めましょう。
・焦点が合いにくい
・充血する
・目が乾く
しつこい肩こりは、目から来ている事も。
疲れ目の大きな原因は、使い過ぎによる目の周辺の筋肉の血行不良と言われています。疲れ目の段階から徐々にダメージが蓄積していくと、頭痛、肩こりなどに繋がる事も。単に「肩がこりやすい」と肩こりだけのケアをしても良くならない場合は、目の疲れが大元の原因かもしれません。
目が疲れる原因は?
原因その1:パソコン・スマホでの長時間に渡る目の酷使
パソコン仕事の間の息抜きにスマートフォンをチェックすると言うのはよくある事かと思います。ですが、これでは気分的にリフレッシュできても目には過度の負担がかかる事になってしまいます。
原因その2:自律神経に負担
パソコンやスマートフォンの画面は「光」なので、夜になってもそれを見続けていると、自然なサイクルでは暗くなって目や神経を休めるはずの時間も、昼間のように覚醒した状態をキープし続けなければなりません。これは目だけでなく自律神経にも負担がかかってしまうため、涙の量の調節が上手く行かなくなり目の疲労の原因に繋がります。
原因その3:メガネやコンタクトが合っていない
意外にも、目を助けるはずの道具である「メガネ」や「コンタクト」が原因の事も。視力が変化している事に気付かず度の合ってないメガネを使っていたり、日常は問題なくてもデスク作業では違うメガネが必要なケースもあります。何年も同じメガネを使っている場合は一度チェックしてみましょう。また、コンタクトは目が乾きがちになるので、ケアが不十分だとやはり目に負担をかけてしまいます。
目の疲れ対策
睡眠を取る
基本ですが、眠っている間は目を使わないのでダメージから回復するのに一番重要な方法です。6~8時間眠れるのが理想と言われています。注意したいのが、眠る直前まで布団の中でスマートフォンを操作しない事。寝る直前まで光る画面を見ていると、入眠しにくくなりせっかくの睡眠の質が下がってしまいます。
ホットタオルを当てる
即効性がある事としては、蒸しタオルを当てる方法があります。水が垂れない程度に絞ったタオルを電子レンジで加熱して、やけどしない温度である事を確かめてから、閉じたまぶたに当てて温めましょう。(加熱時間の目安は、600wで1分程度)血行を促進する効果が期待できるので、血流の滞りで起こる目の疲労にはとても良いと言われています。
マッサージやツボ押し
目の周りのツボを押す方法もありますが、肩こりに発展している場合は、手先→肩→首の順に遠い部分から段階的にマッサージしてほぐした方が効果が出る事も。セルフケアでは効果が薄いと感じた時は、プロの指圧やマッサージが受けられる所で相談してみましょう。
目薬を点す
目が乾くと感じた時は、目薬が効果的です。市販品でもドライアイや疲れ目用など用途に分かれていますが、どれを選んでいいかわからない時は、薬剤師さんに相談したり、眼科を受診して症状に合った物を使う事をおすすめします。
朝日をしっかり浴びる
パソコンやスマートフォンを夜見ないようにするのは難しい物です。その分、朝になったら日光を浴びる事で体内時計をリセットして、自律神経を整える手助けをしてみましよう。
定期的に遠くを見る
疲れ目の原因の一つは、近い距離にピントを合わせ続ける事で目の周りに負担をかける事です。特に手元近くの距離を見る時が一番目に負担がかかります。デスクワークをしている場合は、10分に一回程度遠くに視線を動かしてみましょう。
暑い時期に忘れがちな部屋の湿度にも注意!
電車やバスの移動中は窓の外を眺めてみよう
テレビやモニターの置き位置に気をつけて
目を助ける栄養素は、ビタミンはA、C、E、B群
疲れ目におすすめなのがビタミンA、C、E、B群を含む緑黄色野菜。にんじん、ブロッコリー、かぼちゃ、トマトなど。たんぱく質なら、牛肉、まぐろなどです。アーモンドのようなナッツ類もおすすめです。
ささやかなケアを積み重ねて、目をいたわって。
仕事の内容などで疲れ目は避けられない事も多いのですが、ささやかなケアを積み重ねる事で最終的な疲労の蓄積度はずいぶん違います。目が疲れたな…と感じたら、できる事からケアを始めてみましょう。
仕事ではパソコン、プライベートではスマートフォンというように、現代の生活は目を酷使しがちです。目の使い過ぎは目が疲れたと感じるだけでなく、他にも色々な「困った」の原因になる事も…。