風邪の治りかけに油断は禁物
咳や熱が下がればOK!と思ってませんか?
また風邪をぶり返したり、悪化させないためにも、風邪の治りかけ時に気をつけたいことなどをまとめてご紹介します。
そもそも風邪は何日で完治する?
「薬を飲んで2日もすれば治る」と思っている人こそ、実は風邪を長引かせてしまうかも!
1週間以内はまだ「うつる」「うつす」
風邪の治りかけの症状・サイン
鼻水や痰の色が変わる?
一般的には「黄色い鼻水や痰が出てきたら治りかけのサイン」とされていることが多いようです。
しかし、風邪の症状は人それぞれ。咳や鼻水、ダルさなど、いつもにはない違和感がどこかに少しでも残っていれば「まだ完治していない」と考えて。
風邪の治りかけに頭痛やめまい?
風邪の治りかけに頭痛やめまいを起こす人もいます。それは、鼻づまりが原因の1つに考えられるそうです。改善するには体を温めて血流を良くしましょう。
汗をたっぷりかく
体は発熱・発汗によってウイルスを追い出そうとします。熱が出て寝込むと汗をいっぱいかきますよね。そして、たくさん汗をかいた後には熱が下がってすっきりとします。汗をかくのは自然なことで、回復の証でもあります。
ただし、早く治そうと必要以上に体を温めて発汗を促しすぎるのは危険だと言われています。
風邪が治りかけている時の過ごし方
続いて、気にかけておきたいポイントをまとめました。
適度に体を温める
体を温めることで血行が良くなり、ウイルスに対抗できる免疫力を向上させていけます。しかし、汗を大量にかくほど全身を覆うのは逆効果。体を冷やさない程度に衣類や毛布、食事などで温まりましょう。
仕事や外出は控えめに
2〜3日風邪でダウンしてしまうと、その間にできなかった仕事を早くこなさくちゃ!と焦ってしまうかもしれませんね。ですが、治りかけの状態では頑張りすぎなで!パソコン作業もできる限り短めに。
十分に睡眠をとる
風邪をひいたら体を休めることが第一。日中もできるだけ体を休めて、夜は早めにベッドへ。睡眠は十分にとりましょう。
こまめに水分補給
発熱するとたくさんの汗をかきます。また、嘔吐や下痢がある場合には脱水症状に陥る危険も。冬時期には乾燥によってウイルスに感染しやすくもなります。水分補給は欠かさずに!1日中、こまめに水分をとりましょう。
お風呂の入り方
熱が下がり、全身の倦怠感や嘔吐・下痢などの症状がなければお風呂に入ってOK。お風呂は新陳代謝を高めてウイルスの活動を抑えると言われています。さっぱりと気持ちよくリフレッシュするのも大事ですね。
まだ風邪が完治していない時には、以下のような点に注意してお風呂に入りましょう。
・入浴時間5~20分。汗をかかない程度に体を温め、長風呂はしない。
・お風呂から出たら体をよく乾かして湯冷めしないように注意。
・髪を洗ったらすぐに乾かす。濡れたままにしておかない。
・入浴後はしっかり水分補給を。
運動・筋トレは体と相談
ヨガやウォーキングは風邪の症状を良くして回復を助けると言われています。一人で自分のペースを保ちながらできる軽い運動なら体調回復に有効かもしれません。ただし、激しいトレーニングや、ジムに行くなど複数の人に合う場での運動は避けましょう。人に風邪をうつさないこと、汗をかきすぎないこと。
お酒はもう少し待って
「ノドの痛みがなくなってきたらからちょっと」「水分補給が大事ならワインで」なんて思いでお酒を飲んでしまうのはNG。薬を飲んでいる場合は副作用に影響する危険もあります。お酒を飲むと睡眠の質が落ちるので良くないという医師たちの見解も多いようです。
食欲が出てきたら栄養補給
ツラいピークが過ぎたら、3回の食事で栄養を補給しましょう。回復時には、ビタミンB、ビタミンC、たんぱく質などを摂取すると免疫力をあげていけると言われています。
体調回復を助ける食べ物
風邪の治りかけには食事が肝心!おすすめの養生レシピ
ここで、風邪に良いと言われる食材を使ったレシピや、サッと簡単にできる作り置き料理をご紹介します。
①風邪予防の食べ物。体を温める健康メニュー
豚肉おろしうどん
肉ねぎ味噌ときのこの炊き込みご飯
くずし豆腐と卵のとろとろ生姜スープ
②だるい時にはラクしてできる作り置き
レンジで簡単常備菜レシピ。小松菜のツナたまご和え
しらたきと彩り野菜炒め
風邪は治りかけ時のセルフケアが大切です
もし風邪をひいてしまったら、休憩の時だと思って体を休めてください。そして、少し良くなってきたらいきなりフルスピードで走ろうとしないで、ゆっくり生活リズムを整えていきましょう。
ストレスやイライラは風邪を長引かせるもと。
好きな音楽を聴いたり本を読んだりしてリラックスするのもいいかもしれませんね。
平均的に風邪の完治には1週間~10日かかると言われています。症状のピークは2~3日でおさまったとしても、まだ体の中にはウイルスが残っています。再度具合が悪くなったり、ウイルスを周囲にうつしてしまう恐れも。
軽い風邪だと思っても1週間は様子を見ましょう。1週間以上症状が治らない場合は、病院で診断を受けてください。