生理の前にこんな身体や心の変化感じていませんか?
イライラしたり落ち込んでしまう。
生理の前になると些細なことでイライラしてしまったり、ちょっとした言葉に落ち込んでしまったり…。気持ちが不安定になってしまう人もきっと多いはず。集中力も低下してしまい、仕事に身が入らないなんてことも。
ウトウトと眠くなってしまう。
どんなにしっかり眠っても、日中にウトウトしてしまうことはありませんか?朝もなかなか起きられず、一日中だるい気分が続いてしまったり…。
無性にお腹が空いてしまう。
生理前はなぜか暴飲暴食をしてしまう人も多いようです。やけにお腹が空いてしまい、いっぱい飲み食いしてしまう人、特定の食べ物が無性に食べたくなってしまう人など、そのパターンはさまざま。
お肌のトラブルが起こりやすい。
生理の前はホルモンのバランスが崩れてしまうため、皮脂の分泌が多くなり、ニキビや肌荒れを起こしやすい状態に。いつも使っている基礎化粧品でも、生理前だけは合わなくなってしまうことありませんか?
3つのバイオリズムで自分のコンディションを知ろう
わたしたちの身体の内側には体内時計があり、そのリズムによって生活しています。「身体」、「感情」、「知性」の3つのバイオリズムによって調子が変化してくるんです。自分のコンディションを知っておくことは、日々の生活のうえでとても役立ちます。
①『身体』のバイオリズム
23日周期で変化する「身体」のバイオリズムは、体力、耐久力、スタミナなど、身体の生命力の状態を表します。「身体」のリズムの活動期には、身体にパワーやエネルギーがみなぎりますが、休息期へ向かうにつれて次第に疲れやすく…。こんな時はゆっくりと身体を休めるようにしましょう。
②『感情』のバイオリズム
感情や気分、直感などに関わるのが「感情」のリズム。活動期には活発で積極的になり、ポジティブに考えることができます。逆に休息期になると、ちょっとしたことで落ち込んだり、気分もふさぎがちに。落ち込んでも仕方ないと割り切ってしまうことが重要です。
③『知性』のバイオリズム
「知性」のリズムの活動期には、知性が冴えて理性的に。頭の回転も良くなるので、勉強をしたり計画を立てたりするのに向いています。休息期には、ぼんやりとしがちに。判断力が鈍るので、無理に難しいことはせず、単純作業などを行うといいでしょう。
さらに、女性の身体には『4つのバイオリズム』が
さらに女性には、ホルモンのサイクルによって変化する『4つのバイオリズム』があります。女性らしさを司る「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と、妊娠に必要不可欠な「黄体ホルモン(プロゲステロン)」のバランスによって身体や心に大きな影響を与えます。自分が今どの状態なのか知ることで、あらかじめ準備することができますよ。
①気分がどんより『月経期』
生理の初日から1週間前後が「月経期」。気持ちを落ち着かせてくれる「プロゲステロン」が減少するので、イライラとした状態に。気分も落ち込んでしまいます。
②女性らしさ輝く『卵胞期』
生理が終わってから排卵までの1週間が「卵胞期」。排卵に備えて「エストロゲン」が増え、子宮内膜は厚くなっていきます。それにともなってお肌の調子も安定。開放的で活動的な時期といえます。
③気持ちの落ち着く『排卵期』
その後「エストロゲン」の分泌がピークに達すると、「プロゲステロン」の分泌が始まります。「プロゲステロン」が卵巣に届くと、排卵が行われます。すると急に気持ちが落ち着いてきて、自然と冷静な気持ちになってくるのです。
④イライラと攻撃的な『黄体期』
排卵が終わって生理が始まるまでの10日間が「黄体期」。子宮は受精卵が着床する準備をする状態に。精神安定に作用する「プロゲステロン」が減少するだけでなく、男性ホルモン「テストステロン」が増加。イライラしやすく、攻撃的になってしまいます。
日々の生活を見直す4つのススメ
①いろんな方法で身体を温めてみる
②軽い運動を始めてみる
身体を少し動かしてあげることで、ポンプ機能が働き血行が良くなります。筋肉をつけて代謝を上げれば、体温も上昇。気分転換にもなるので、生理前にイライラしてしまう人にもおすすめです。まずは、軽い運動から始めてみませんか?
③鎮痛剤の飲み方、間違えてない?
生理痛が酷い時の鎮痛剤は、正しい飲み方をしていますか?痛みを我慢してから飲んでも、鎮痛剤は効果を発揮できなかったり、時にはさらに酷くなってしまうことも。なるべく痛くなる前やなりはじめの時に飲むと効果的です。
また、成分によって効果は少し変わってきますので、下記を参考にしてみて下さい。
● 「イブプロフェン」(15歳以上に適用)成分が子宮に移行しやすい
● 「アセトアミノフェン」(15歳未満も服用可)鎮痛作用が高く安全性も高い
● 「カフェイン」利尿作用があり、むくみや眠気に効果がある
④規則正しい生活してる?
生活のリズムを規則正しくすることで、自律神経が整ってホルモンのバランスも安定。生理痛も和らぎます。起きる時間、寝る時間、そして食事の時間を決め、規則正しい生活を送るようにしましょう。
身体の声に耳をかたむけて…♪
毎月のことだけれど憂鬱になってしまう、月経期。身体のバイオリズムを見つめ、日々の生活を少し見直すことで、少しでも気分が軽くなってくるはずです。
いつも生理の前は体が重く、気分も優れない…。
毎月のことだけど、どうしても憂鬱に。人よりも生理が重いと感じている人は、もしかしたら「身体のバイオリズム」が乱れているのかも。身体の声に耳をかたむけて、日々の生活を少し見直してみませんか?