紫外線に負けない体を作る。“食と暮らし”でできること
日焼け止めなどのグッズは外からの紫外線に対してバリアを張って体を守ります。一方、紫外線に負けないような体が整うと紫外線が当たったとしてもダメージを受けづらく、受けたとしても最小限に抑えたり修復を早めたりすることができるのです。そこで紫外線対策で大切な栄養とおすすめレシピ、暮らしでできる工夫についてご紹介します。
紫外線が肌に与える影響
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紫外線というと悪者のイメージが強くありますが、具体的には何がよくないのでしょうか。改めて紫外線が肌に与える影響について見てみましょう。
日焼けのメカニズム
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日焼けとは紫外線によって肌が赤くなる「サンバーン」とその後に黒くなる「サンタン」の両方を指します。サンタンはメラニン色素の増加によって起こりますが、このメラニン色素には紫外線を吸収し体へのダメージを小さくする働きがあるのです。サンバーンは紫外線によって皮膚がやけどし傷ついた状態で、サンタンは次に紫外線にさらされたときへの備えの防御反応といえます。
日焼けだけじゃない!肌や体内へのダメージ
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人には紫外線から肌を守る機能が備わっています。しかし長期間紫外線を浴び続けると肌は乾燥しシミやしわ、時には良性・悪性の腫瘍が現れることも。また紫外線を浴びることで体内に活性酸素が生まれ、細胞の老化が進められる心配もあります。適切な紫外線対策をすればある程度、防ぐことができるので気を付けたいですね。
紫外線対策に摂りたい栄養素
たんぱく質|肌の材料
主に肌の材料となるのがたんぱく質。紫外線に負けない肌作りや、肌を再生する際に欠かせない栄養素です。暑さから食欲がわかず、食事が簡単になりがちだと不足する心配が出てきます。肉や魚、卵、大豆製品、乳製品に多く含まれています。
抗酸化物質|紫外線から守る
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抗酸化物質は活性酸素が作られないようにしたり、受けたダメージの修復・再生を促したりする働きがあります。植物の色素やアク、渋み、苦み、香り成分であることがほとんどです。具体的には緑黄色野菜や雑穀、玉ねぎやにんにくなどに含まれています。
炭水化物|すべてのエネルギー源
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強い肌を作る、肌を修復する、活性酸素の働きを抑え込む、どの働きもエネルギーなくしては行われません。紫外線に負けない体作りにはすみやかにエネルギー源となる炭水化物が必要です。炭水化物の中でも脂質をほとんど含まないごはんが特におすすめです。
食で実践!紫外線対策「おすすめレシピ」
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紫外線に負けない肌を整える、肌の再生を促す、活性酸素を抑え込む。食材にはそんな力が備わっています。きれいな肌作りに必要な栄養のことを知り、普段の食事に取り入れて紫外線に負けない体作りに役立てましょう。
なす豚ソース炒め
少ないお肉でボリュームおかず☆豚こま肉の黒酢酢豚
鶏肉とツルムラサキの卵炒め
もりもりサラダと鮭のムニエル バター醤油ソース
【ナンプラーなし! 】夏野菜のガパオライス
スパイスたっぷり薬膳カレー
【5分で完成】煮込まず簡単♡たっぷりお豆のトマトスープ
ニンニクのスープ~ソパ・デ・アホ~
モロヘイヤと豆腐の味噌汁
暮らしでできる紫外線対策
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紫外線対策はさまざまな角度からアプローチするのが有効です。ここからは食事のほかに暮らしの中でできる紫外線対策についてご紹介します。
日焼け対策はマスト
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やはり物理的に紫外線を遮るのは非常に有効な方法です。洗顔の仕上げにUVミルクを塗る、玄関に帽子を用意しておくなど暮らしの中に溶け込むように対策ができるといいですね。
十分な睡眠
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睡眠不足はホルモンのバランスを乱し、肌の修復を遅らせることもあります。また日焼けをした日は、炎症が起きているのでエネルギーを消耗し普段よりも眠気を強く感じるかもしれません。そんな時は体の声に従って早めに眠りにつきましょう。
リラックスタイムの確保
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ストレスを抱えていると自律神経のバランスを崩しやすく、せっかく食べたものを上手く消化・吸収できずに栄養として使えなくなったり、新陳代謝が遅くなったりします。夜にはストレスを手放して、翌日までは持ち越さないようにできるといいですね。
しっかり紫外線対策をしてもう後悔しない!
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紫外線対策のグッズをどれにしようと悩む前に、肌を焼けにくく整えることを考えましょう。肌は食べたものを材料に、日々の暮らしの積み重ねで作られています。うっかり日焼けで後悔する前に、できることから始めてみませんか?
紫外線対策についてもっと詳しく知りたい方コチラを参考にしてください。
豚肉にはたんぱく質が多く含まれ、なすの紫色の色素成分ナスニンには抗酸化作用があります。生姜、にんにく、ねぎの香味野菜をたっぷり使った炒め物は、ごはんが進むこと間違いありません。