ココナッツオイルのメリットを知って、暮らしに上手に取り入れよう
「ココナッツから採れたオイル」ということは分かっていても、実際、どういう風に使えばいいのか、よく分からないという方も多いですよね。
そこで今回は、使い方の幅が広い「ココナッツオイル」についてご紹介!
さらに、ココナッツオイル摂取の実践編として、料理やお菓子レシピもピックアップ。本記事後半でご確認いただけます◎
ヘルシーな毎日の味方になってくれる「ココナッツオイル」。積極的に取り入れてみてくださいね。
■ ココナッツオイルとは
よく比較される「ココナッツミルク」は・・・ココヤシの実を圧搾抽出しただけのもの。こちらはタイ料理でもお馴染みですよね。
つまり、「ココナッツオイル」は、ココナッツミルクからオイル部分だけを抽出、ろ過したものです。
point:中鎖脂肪酸を多く含んでいる
その中でもココナッツオイルに多く含まれるラウリン酸という脂肪酸は、免疫力を高めたり、抗ウイルス作用もあるそう。
さらに、ココナッツオイルは、アルツハイマーの予防や改善、腸内環境を良くするなど、さまざまな健康効果があるとされ、注目を集めているんですよ。
point:固形だが簡単に溶けるので、日常で使いやすい
point:仄かな甘い香りが特徴。でも、無香のココナッツオイル商品もあり
■ ココナッツオイルに含まれている【主な栄養素】とは
・中鎖脂肪酸(ラウリン酸、カプリン酸、カプリル酸)
・ビタミンE
などの栄養素が含まれています。
オイルの抽出法や商品によっても、中鎖脂肪酸の含有量が異なります。中鎖脂肪酸をこれほど多く含むのは、天然油の中でもトップレベル。ヘルシーな生活にぴったりな油なんですよ。
■ ココナッツオイルの摂取で期待できる【嬉しい効果・効能】とは
・「食用」として摂取するなら… ダイエット効果
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、直接、肝臓に取り込まれ、そこでケトン体となり、エネルギーに変わります。このとき、体脂肪からケトン体への変換が活性化して、結果的に脂肪燃焼が促進。日常的にココナッツオイルを摂取しておくと、太りにくい体質へと変わっていく効果が期待できるそう。
オイルを摂ると、太ってしまいそうな気がしますよね。でも、もともと備わっている体の仕組みをうまく利用することで、減量につなげていくことができるんですね。
・「食用」として摂取するなら… 便秘改善・腸内環境改善の効果
ココナッツオイルを摂取するとじんわりと小腸に浸透していきます。ぜん動運動を促し、お腹がすっきり!また、ココナッツオイルに含まれるラウリン酸は、酵素と出会うとモノラウリンに変化し、腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を活性化させる働きもあります。腸内環境が整うと、便秘しづらくなり、良いサイクルが完成するんです!
・「美容アイテム」として使うなら… 肌質の改善効果
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸には、殺菌・抗菌効果があり、ニキビケアにもぴったり。洗顔後にお肌に塗れば、お肌がやわらかくなり、化粧水や乳液を浸透させてくれる効果も期待できます。
さらに、オイルの持つ保湿効果で、お肌もしっとり。顔だけではなく、足や腕、爪先など、乾燥が気になるところに使っていくのがおすすめです。
・「美容アイテム」として使うなら… 髪質の改善効果
・「美容アイテム」として使うなら… 口臭トラブル/歯周病の予防
オイルプリングというのは、オイルで口をゆすぎ、口腔内の細菌を減らすというもの。口がしっとりと潤い、菌が減るため、口臭トラブルや歯周病の予防効果も期待されています。さらにブラッシングすると、汚れも落ちやすくなり、一石二鳥。心地よい歯磨き体験をすることができます。
ちなみに、口をゆすいだオイルは、そのまま洗面台に流してしまうと、排水管で冷えて固まってしまいます。袋に出すなど、洗面台に流してしまわないよう注意しましょう。
・ちなみに…「美容アイテム」として使える、ココナッツオイル商品は?
スキンケアやヘアパックなどの<頭皮ケア>向き
■BIOPLANETE (無香タイプ)有機ココナッツオイル 368g 有機JAS・無臭・コールドプレス
スキンケアやヘアパックなどで使う場合、少し香りが気になるということも…。そんな方にはBIOPLANETEの無香タイプがおすすめ。
特殊な製法で、独特の甘い香りだけを除去したオイルです。
【Q&A】ココナッツオイルのよくある疑問を解消!
Q.ココナッツオイルを食用でいただく場合、1日どのくらいまで摂取していいの?
ココナッツオイルに体が慣れていないと、腹痛や下痢を起こしてしまうことも。ココナッツオイル初心者さんは、まずは少量から始め、徐々に量を増やすようにしていくといいでしょう。
Q.ココナッツオイルの保存方法は?ずっと溶けたままでは品質が落ちる?
また、溶けたままでも、品質は変化しにくいので、ご安心を。
冷蔵でも常温でも、どちらでも保管できます。季節によっても、室温が異なるため、ココナッツオイルの状態は変化します。固形で使いたいときは冷蔵庫に入れて、液状で使いたいときは常温におくのがおすすめ。冬場など、室温が低いとき、固まってしまったオイルは、瓶ごと湯せんすれば、溶けます。
また、ココナッツオイルは固形と液状の変化を繰り返しても、品質が変化しにくいといわれています。自分にとって使いやすい状態で保管するといいですね。
Q.ココナッツオイルとオリーブオイル、どちらがいいの?
ココナッツオイルとオリーブオイルを比較すると、油の主成分となる「脂肪酸」の種類が異なっていることが、お分かりいただけることでしょう。
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・ココナッツオイルは、「飽和脂肪酸」にカテゴライズされます。熱に強いです。
・オリーブオイルは、「不飽和脂肪酸(オメガ9系)」にカテゴライズされます。主成分は、オレイン酸。熱に弱いです。
因みに…
・アマニ油は、「不飽和脂肪酸(オメガ3系)」。
・グレープシードオイルは、「不飽和脂肪酸(オメガ6系)」。
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このように、油は種類によって、「脂肪酸」が異なります。体にいいとされる油でも、それぞれ、成分や特徴が異なっているんです。
どんなに良い油でも、摂りすぎは禁物。自分のライフスタイルにあった油を上手に、バランスよく摂取していくのがいいですね。
こちらのキナリノ記事も、参考にしてみてください。
Q.「バージンココナッツオイル」と「精製ココナッツオイル」ってなにが違うの?
ココナッツオイルは、圧搾方法によって「バージンココナッツオイル」と「精製ココナッツオイル」に分けられます。
「バージンココナッツオイル」は、加熱処理せず、栄養成分やココナッツの甘い香りをそのまま残したもの。栄養成分をしっかり摂りたい方、独特の香りを料理やお菓子に活かしたい方向けです。
「精製ココナッツオイル」は、加熱処理をして、不純物や香りを除去したもの。熱を加えることで、栄養素は減少します。無味無臭なので、和食などにも使うことができるように!また、不純物が少ないため、敏感肌の人でも安心して使えます。
中鎖脂肪酸の含有量はどちらでもあまり変わりはないと言われています。特徴を知って、使い分けるといいでしょう。
【料理で摂取しよう】簡単美味しい「ココナッツオイル」レシピ集
ピンクグレープフルーツとココナッツオイルのサラダ
<ドレッシング>で使うときの【おすすめココナッツオイル】はこちら
フラット・クラフト MCTオイル かけるオイル 470g
MCTオイルはコナッツオイルなどから中鎖脂肪酸だけを特殊な方法で抽出したオイル。使いやすい無味無臭の液体タイプで、ドレッシングやスープに使うのがおすすめ。
これなら手軽に食卓に取り入れられますね。
エスニックシーフードソテー
ヘルシーアジアンライスボール
牛肉とレタスの和風スープ煮
<お料理>で使うときの【おすすめココナッツオイル】はこちら
COCOCURE エキストラ バージン ココナッツオイル 412g
ココナッツの風味をしっかり楽しみたい料理に使うなら、エキストラバージンオイルがおすすめ。
オーガニック100%の「フェアトレード エキストラ バージン ココナッツオイルCOCOCURE」は一切加熱をしていない、自然に近いオイル。美容ケアにも使えるので、ひとつでいろいろな用途に使いたい人にも◎。
ココナッツオイルのHMチョコレートドーナツ
<揚げ物>で使うときの、おすすめ【調理用ココナッツオイル】はこちら
お茶村 ココナッツオイル 調理用 無臭タイプ 912g
料理に使いやすい無臭タイプのココナッツオイルです。
ココナッツの甘い香りが苦手な方や香りをつけたくない料理が多い方にもおすすめ。クセがなく、揚げ油にも使えるので、料理の幅が広がります。
ココナッツオイルでヘルシーなスイートポテト
バター不使用サクサクココナッツスコーン
ココナッツオイルでレーズンバター
ココナッツオイルで作る。チョコレートバー
ココナッツオイルのみつ豆
多めに摂取する時にオススメのココナッツオイル
ココナッツオイルを主体に固めるデザートを作るときなど、比較的多めにココナッツオイルを摂りたいときには、オーガニックなものがおすすめ。
製法、栄養成分などにも納得できる、食用オーガニックオイルの「有機JAS認定オーガニック エキストラバージン ココナッツオイル」。容器まで気を配っている商品なんですよ。食用だけではなく、スキンケアなどにも広く使えます。
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最後に
お気に入りの「ココナッツオイル」で、ヘルシーな暮らしと美しさ、両方を手に入れていきましょう♪気になった「ココナッツオイル」をぜひ、チェックしてみてくださいね!