「チャイティー」はお好きですか?
またチャイを飲むと「カラダがポカポカと温まってくる」と感じたことはありませんか?それは、チャイに使われているスパイスに秘密があるようです。
魅惑の国インドとチャイティーの関係を知ろう
インドは昔も今もスパイスの種類が豊富で、レストランや家庭料理もスパイスなくしてインド料理を作ることは考えられないと言われています。またアーユルヴェーダの健康法としてもスパイスが用いられます。
ミルクティーとチャイの違い
ミルクティーとチャイの違いは、ミルクティーが紅茶にミルクを加えるだけなのに対し、チャイは茶葉とミルクを一緒に煮込むということ。そこにスパイスが加わることによって独特の風味が生まれます。
インドのチャイティーはスパイスたっぷり!
チャイの本場インドでは、地域によって使用されるスパイスや作り方、味、そして容器も異なります。日本でもお店によって使用されてるスパイスが違ったり風味に個性があったりしますよね。
チャイティー作りでよく使われるのは「シナモン」「カルダモン」「クローブ」「ジンジャー」。スパイスの組み合わせや配合など、自分好みのチャイの味を見つけるのも楽しみのひとつかもしれません。
チャイティーはお家でも作れます◎
チャイはお家でも作ることができます。特殊な道具は必要ありません。お好みのスパイスを用意して小鍋で作っていきましょう。
さまざまなレシピがありますが、おいしいチャイを淹れるコツは「茶葉はアッサムティーを」「火加減は弱火~中火で濃く煮出す」この2つがポイントになります。
チャイティーに使われる、主なスパイスと特徴
チャイに主に使われるカラダを内側から温めるスパイスとその嬉しいメリットをご紹介していきます。妊娠中の方はカルダモンはじめスパイスやハーブ類の摂取量には注意しましょう。
シナモン(cinnamon)
アップルパイやシナモンロールなどスイーツにも使われることの多いシナモン。シナモンは世界で最も古いスパイスとも言われています。豊富なミネラル成分とビタミン郡が含まれており、血行改善、発汗、消化促進、抗菌効果が期待できます。
その他にも有効とされているのが毛細血管の保護。気になるシミやシワ、たるみなどの美容面にも嬉しい効果も。ただし、過剰摂取は他の病気の原因にもなりかねないので気を付けてくださいね。
カルダモン(cardamom)
カルダモンは小さなグリーンの種のような見た目。チャイに使用する際には軽くつぶし、茶葉と一緒に煮立てます。コレステロールや血流をコントロールし、血行促進や発汗作用、胃腸を守る効果も期待できると言われています。
また気持ちをリラックスさせ、落ち着かせる効果も期待できます。チャイの他にもスープやお肉料理に使用するとぐっと風味が引き立ちますよ。
クローブ(clove)
クローブには消化を促進して胃腸を整え、身体を温めてくれる効果が期待できます。実は鎮痛効果と抗菌効果もあるとされていて、アーユルヴェーダや漢方など医学的にも活躍してくれるスパイスでもあります。
他にも料理の香りづけやお肉の臭み消しにも◎スーパーのスパイスコーナーのほか、ネット通販でも購入可能です。
ジンジャー・生姜(ginger)
生姜を加熱することで出る成分は、冷えによって滞りがちになった血液の流れを促し、体のすみずみにまで血液を行き渡らせ、ポカポカと温めてくれると言われています。カラダを内側から温めるスパイスの代表格ともいえますね。
普段のお料理にも使うことの多い生姜。チャイに使用する時は、軽くすりおろして使いましょう。
その昔、インドが植民地にある時代のこと。上質で高級な茶葉をイギリスへ出荷していた一方で、インド国内では「ダスト」と呼ばれる出荷されない残り茶葉が使われていました。
そんな残り茶葉をおいしく飲むために考案されたのが、たっぷりのミルクで茶葉を煮出し砂糖とスパイスを加えた「チャイ」である、という説があります。