【連載】BOUL'ANGE × キナリノ「パンのある暮らし」 vol.2 チョコレートアレンジ

食べきれずにあまったパンでも作れるバレンタイン・スイーツ

そろそろ、バレンタインのチョコレートが店頭に並び始める季節。
今回は、パンとチョコレートを使って作る、2種類の素敵なバレンタイン・スイーツをご紹介します。
おすすめのポイントは、甘く幸せな気持ちにさせてくれるだけじゃなく、食べきれずにあまってしまったパンでも美味しく作れるところ。冷凍庫にストックしてあるパンの使い道に悩んでいたら、ぜひ今回のレシピを参考にしてみてくださいね。

フレンチトースト・ティラミス

休日の午後は、チョコの甘い香りに包まれる一皿で“カフェ気分”

【材料】（2人分）
ハニーブレッド（小ぶりの食パンでも可） … 4枚
卵 … 3個
牛乳 … 195cc
グラニュー糖 … 30g
ビターチョコレート … 30g
インスタントコーヒー … 小さじ6弱
バター … 10g

～トッピング～
ココアパウダー … 適量
果物（イチゴ・ブルーベリー・ブラックベリー） … 適量
タイム … 適量

～マスカルポーネクリーム～
マスカルポーネチーズ … 100g
グラニュー糖 … 8g
生クリーム … 100g

～チョココーヒーソース～　（市販のチョコレートソースでも可）
ビターチョコレート … 60g
インスタントコーヒー … 小さじ2弱
熱湯 … 60g
アガベシロップ（ガムシロップでも可） … 20g
【チョココーヒーソースの作り方】
① チョコレートをボウルに入れ、湯煎で完全に溶かす。
② インスタントコーヒーと熱湯を混ぜ合わせ、①に少量ずつ加え、ホイッパーで混ぜながら乳化させていく。
③ アガベシロップを加え、なめらかになるまで混ぜ合わせる。
※粗熱を取ってきれいな密閉容器に入れておけば、冷蔵庫で1週間ほど保存が可能です。
※再度使うときは、常温で戻すか、レンジで軽く温めると使いやすい硬さになります。

【作り方】

① 牛乳の半量を温め、ビターチョコレートとインスタントコーヒーを溶かしておく。
② ボウルに卵を割りほぐし、グラニュー糖を加える。
③ ①に残りの牛乳を加えてよく混ぜ、②に加える。

④ ③を茶漉しなどを使って濾し、なめらかにする。
⑤ ④のソースにパンを浸し、冷蔵庫で一晩ねかせる。

⑥ 生クリームにグラニュー糖を加え、7分立てになるまで泡立てる。（写真のようにツノが立たない程度）
⑦ ほぐしたマスカルポーネチーズに⑥をひとすくい取ってよく混ぜてから、残りの⑥と合わせる。

⑧ フライパンにバターを溶かし、冷蔵庫で一晩ねかせた⑤の両面を軽く焦げ目がつく程度に焼く。

⑨ 焼きあがったらお皿に盛り、作っておいたマスカルポーネクリームを大きめのスプーンでのせていく。

⑩ ココアパウダーをまぶし、果物を盛り付ける。
⑪ チョココーヒーソースをかけ、仕上げにタイムを飾る。

完成です。さあ、焼きたてをいただきましょう！

フライパンで焼いているときからチョコレートの甘い香りがキッチン中に……。十分に食欲をそそられているので、一気に「入刀」。

噛むと「じゅわっ」とするくらいパンにチョコレートソースがしみ込んでいて、まろやかな甘さが口いっぱいに広がります。
数時間ソースに浸したものでも美味しいのですが、まだ「パンを食べている」という感じ。一晩つけ込んだものは、舌触りがなめらかで美味しさが格段に違います。

北風にくじけて外出するのがおっくうになりがちな寒い季節は、「おうち時間」をのんびり楽しむのも素敵な過ごし方。
お気に入りのコーヒーを淹れて、あたたかいフレンチトーストをゆったりと味わう休日を楽しんでみてはいかがですか。

チョコクランチバー

親しい人へ贈りたくなる「大人な新食感」

【材料】（バット1枚分／21cm×16.5cm×3cm・上写真のバー14本分）
クロワッサン … 110ｇ
食パン … 110ｇ
ミルクチョコレート … 220ｇ

【作り方】

① クロワッサンと食パンをフードプロセッサーで細かくする。
② 170℃に温めたオーブンで5分焼き、焼色が均等になるように混ぜ合わせてから再度5分焼いてパン粉を作る。（パンの水分をとばし、乾燥した状態にする）

③ ミルクチョコレートを湯煎で溶かし、②のパン粉を入れてよく混ぜ合わせる。
④ べーキングシートを敷いたバットに③を入れ、スプーンの背で軽く押し固める。

⑤ 冷蔵庫で1時間ほど冷やして固め、好みの大きさにカットする。

完成です♪ 贈る前に味見は欠かせません……

チョコクランチバーって、「硬い」イメージがありませんか？
でも、今回ご紹介したチョコクランチバーの食感は“ふわっ、さくっ”という感じ。
この美味しさの秘訣は、食パンだけでなくクロワッサンも使っていること。だから軽い口当りのなかにチョコレートのまろやかさが広がるんです。少し硬めが好みの方は、冷やす時間を長くしてみて。

親しい人へ贈るなら、さりげないラッピングで

心のこもった手づくりのチョコレートだからこそ、受け取った人に気遣いさせないよう、ラッピングはシンプルに。ワックスペーパーを使った、簡単なラッピング方法をご紹介します。

【用意するもの】
ワックスペーパー／15cm×15cm
※写真のチョコレートのサイズ／3cm×6cm×2cm

① チョコレートの上面を除き、底面と両側面を包めるサイズになるように調整してワックスペーパーを折る。

② ワックスペーパーの中央にチョコレートを置く。

③ チョコレートをくるみ、両端をキャンディー包みの要領でねじれば完成。
※プレゼントするときは、透明なセロハン袋などに入れて渡してください。

● 今回ご紹介したチョコクランチバーを「BOUL'ANGE」の店舗で販売中です！（店舗情報はこちら）
「作る前にお手本の味を知りたい」という方も、「バレンタインチョコは、やっぱりプロの味で」という方も、ぜひご賞味ください。216円／1本（3cm×9.5cm×2.5cm）
※2月末日までの販売。期間や取扱いは店舗により異なります。詳細は、各店舗までお問い合わせください。

いつものパンで、バレンタイン・スイーツを

いつも食べているパンで楽しむチョコレートアレンジは、いかがでしたか。食べきれずにあまっているものでも作れてしまうので、気軽に挑戦してみてくださいね。

【使用したパン】（すべてBOUL'ANGE 渋谷店）
●北海道食パン（1斤）367円／左写真・左
北海道産の小麦を使用したスタンダードな食パン。どんな食材や料理とも相性のいい、シンプルな味わいが魅力。

●ハニーブレッド（1斤）367円／左写真・中央
ハチミツの香りと甘さが口の中にほんのり広がる小ぶりの食パン。リッチな風味のフレンチトーストに仕上げたいときにオススメです。

●クロワッサン 194円／左写真・右
BOUL'ANGEの人気商品。こんがりと焼けた皮はサクッとしていて、中はふんわり。ぱくっと頬張りたくなる大きめのサイズです。

【教えてくれたブーランジェリーの職人さん・スタッフ】
左／日下智恵子さん（BOUL'ANGE 仙台店パティシエ）　
右／圷邦晃さん（BOUL'ANGE 渋谷店店長）　

【モデルが着用した衣装】
ニット24,840円・シャツ16,200円／ともにMHL（アングローバル）
エプロン5,076円／fog linen work（ジャーナルスタンダードスクエア）

アングローバル　03-5467-7874
ジャーナルスタンダードスクエア　03-5778-9205

【撮影協力】
TITLES、UTUWA

撮影／きくちよしみ
スタイリスト／明石恵美子
ヘアメイク／高松由佳
モデル／Jessica（Gunn's）

※この記事の表示価格は、すべて税込みです。

BOUL'ANGE | ブールアンジュ

協力／BOUL'ANGE