アートな美しさに引き込まれる「魅せ弁当」
魅せ弁当作りのポイント&詰め方
彩り豊かな具材を使って
カラフルな野菜など、色鮮やかな食材を選んで、コントラストをはっきりさせると、見たときの華やかさやインパクトが違います。赤・白・黄・緑・黒の5色を基本に、できれば紫なども使うと、栄養バランス的にも理想的ですね。
どうしても茶色になりがちな肉などのメイン料理。たとえば、カラフルな野菜をくるんだ肉巻きなどにするときれい。断面の美しい、いわゆる萌え断を目指して、くるむ野菜を選びましょう。写真は、ベビーコーンがお花のようで素敵なアイデアですね。
アクセントになる飾り切り
ひとつ添えてあるだけで、お弁当がパッと華やかになる飾り切り。こちらは、とっても簡単にできる、にんじんのねじり梅。当日時間がなければ、前日に用意しておくのも便利ですね。
ラディッシュの飾り切りも、たったひとつでお弁当に花を咲かせることができます!十文字に切り込みを入れていく基本形ならとても簡単ですし、時間のあるときは応用バージョンにもトライしてみましょう。
すき間を作らない詰め方や、仕切りを使って工夫する!
ビジュアルのメイン(この場合は物相ご飯)をまず配置して、その周りにフリルレタスなどを仕切りに使いながら、メイン料理や副菜を詰めていきます。最後に、野菜や卵の飾り切りをアクセントに添えて。
お弁当の中で分量の比較的多いご飯のレイアウトを工夫すると、新鮮な印象に。たとえば、こんなふうに中央にご飯の土手を作って、その上にメインのお肉をのせ、左右には副菜を彩りよく詰めたり…いつもとは違う魅せ弁になります。
仕切りを設けると、お弁当全体が雑然とせず、すっきりとまとまります。仕切りがあれば、多少のすき間も気にならないのもいいところ。笹の葉などを折って仕切りにすると、香りも清々しくていい感じです。
和・洋・中・エスニックetc…《テイスト別》のおすすめ魅せ弁当
基本となる「和風の魅せ弁当」
お弁当の定番おにぎりも、断面がフォトジェニックなおにぎらずに。柴漬け+きゅうり+おかかのふりかけや、焼き鮭+春菊&蓮根の胡麻和えなど、見た目も味わいも魅力的です。
おしゃれな「洋風の魅せ弁当」
コントラストとボリューム感が決め手の「中華風の魅せ弁当」
スパイシーな味わいがクセになる「エスニック風の魅せ弁当」
その他:子供が喜ぶ魅せ弁当のアイデアレシピ
「魅せ弁当」のコツをマスターして、素敵なお弁当ライフを!
目で楽しみ、舌で味わい、おいしさが何倍にもふくらむ魅せ弁当。作る人も、食べる人も、わくわくできるのがいいですね。彩り豊かに美しく仕上げることが、結果、栄養もたっぷりで健康につながる…。こんないいことはありませんね。
お弁当ブロガーの“みずかさん”の書籍をはじめ、おいしいだけでなく、見た目の美しさに心奪われる「魅せ弁当」は、インスタグラムなどで話題となり、フォトジェニックなお弁当として新たなジャンルを確立しています。