和菓子
花火玉お菓子 すいか/中川政七商店
T五/五郎丸屋
その始まりは、創業者五郎丸屋八左エ門が水田に張った薄い氷の美しい風景に感銘を受けて生み出された富山の銘菓「薄氷」にある。古くは加賀藩主前田公が幕府へ贈る献上菓子として重宝され、明治以降は宮内省御用達の銘菓として愛された富山を代表する和菓子だ。その薄氷を生んだ「五郎丸屋」の16代目現店主渡邉克明氏が、“薄氷をもっと美味しく、もっと楽しいお菓子に進化させて後世に残したい”と、和菓子の新たな可能性を模索して生まれたのが、今回ご紹介する「T五」
蜜状にした和三盆を、漆塗りのようにムラなく一枚ずつ塗っていく。この蜜を作ってはけ塗りする工程だけで、なんと丸2日かけるという。「T五」の魅力の一つとなる、口に入れた時のさくっとした食感、口に入ったとたん消えてなくなる雪解けのような食感は、この繊細な技術から生み出されており、先代から渡邊氏が継承した相伝の技法なのだそう。現在は2人の職人と共に日に1500枚ほどを生産。その希少性もT五の価値をより高めているのだ。
吹き寄せお菓子缶/中川政七商店
「吹き寄せ」とは、色づいたとりどりの紅葉が風に吹かれて1カ所に集まった様子を意味する言葉。そんな情景が浮かぶように、丸い缶の中にさまざまなお菓子を詰め込んでいます。今日はどれにしようかな、と思わず手が迷うのも吹き寄せの醍醐味。お茶の時間や食後のひと息のお供にするお菓子を、楽しみながらお選びください。
醤油屋のせんべい われせん/笛木醤油
杉桶の中でゆっくり時をかけ作り上げる醤油には、まろやかさと自然の香りが生きています。醗酵・熟成の段階で二夏を通し、大豆・小麦の旨みが濃厚となり、時間とともに塩の角(とげとげ)がとれ丸くなっていきます。醤油本来の旨さがあり、どことなくむかし懐かしい味わいがあります。
珈琲羊羹/ROASTING&CO.
甘味はきび砂糖でコクのあるさっぱりとした仕上り。コーヒーはもちろん、日本茶とも相性が良く、一緒にいただくととっても美味しいですよ。また、クリームをかければカフェオレ羊羹としても楽しむことが出来ます。
洋菓子
チョコレート/PeopleTree
ピープル・ツリーは途上国の生産者と共に手仕事、自然素材を活かしたものづくりをしています。途上国の社会的、経済的立場の弱い人々に、公正な価格で継続的に仕事を依頼し、デザイン・技術指導を行うなどして、人々の自立と地域の発展を支援しています。“Be the Change”フェアトレードの商品を購入することは、しあわせな人を増やし、より良い世界づくりに貢献することにつながります。
チョコレート/LA NAYA
クッキーの詰合せ/ラ・マーレ・ド・チャヤ
材料は時代に応じてより良いものを選びながら、創業当時から変わらない製法で一つずつ焼き上げているという。味わいも食感も彩り豊かで、開けてみるまでと言わず、食べてみるまでわからず、ワクワクとした気持ちにさせてくれる。
長く愛されるためには、変わらない部分と、時代に合わせて柔軟に変化する部分の両方が必要だと話す相澤氏。変わらぬ哲学として大切にしているのが「手作り」であることだ。大量生産はできずとも、工房でパティシエが一つ一つ丁寧に手作業で作ることにこだわっている。
季節感あふれる「花火玉お菓子」シリーズは、夏のおやつや手土産にピッタリ。こちらは2つに割ったすいかをモチーフにしたパッケージがさらに夏感をアップさせてくれる「花火玉お菓子 すいか」。