あえて少し足を伸ばし “日本の夏”を感じられる場所、京都で“涼”と風情を愉しむのはいかがでしょうか。
京都の夏は盆地特有の厳しい暑さで有名ですが、実は夏から初秋にかけて楽しめる限定の“涼”スポットや“涼”グルメなど、京都通だけが知る穴場スポットが沢山あるんです。
1日目 ~京都市内散策~
京都の街を一望!"幻の銅閣"
閣上は京都市内が一望できる絶景スポット。古き良き京都の町並みを見ながら夏風を楽しめます。
※特別に撮影許可を頂いて撮影しております。
お昼は「祇をん 豆寅」で手まり寿司♪
お昼は大雲院から程近くの【祇をん 豆寅(ぎおん まめとら)】へ。名物の「豆すし膳」4,536円(税込)をいただきます。
先付の豆皿三種は、季節を感じられる彩り鮮やかな一品です。
メインの豆すし。一口大に小ぶりで可愛らしいお寿司たちが、木枠に等間隔に並べられたなんとも上品な佇まいの背景には「舞妓さんが食べやすいように」との配慮が込められています。その他にも季節の 椀物、焼物又は揚物、甘味がついており、旬のものを様々に味わえる贅沢さは格別です。
- 住所
- 京都市東山区祇園町南側570-235
- 営業時間
- ■ 営業時間
【ランチ】
11:30 – 15:00(L.O.14:00)
【ディナー】
17:00 – 20:30入店
※当店はコース料理をご提供しておりますので、
20:30までにお入りいただけますようお願いいたします。
※天候・シーズン等により、変更となる場合がございます。
■ 定休日
無休 ※天候・シーズン等により、変更となる場合がございます。
- 定休日
- 平均予算
- ¥10,000~¥14,999 /¥5,000~¥5,999
アートなお寺!「青蓮院門跡」
お腹いっぱいに満たされた後は、【青蓮院門跡(しょうれんいん もんぜき)】へ。青蓮院(青蓮院門跡)は、天台宗の京都五箇室門跡の一つとして名高く、古くから皇室と関わりのある格式高いお寺です。
客殿である華頂殿に上がると、目を見張るような鮮やかな襖絵が視界に飛び込んできます。木村英輝さんの代表作、蓮の襖絵です。
本金や岩絵具などの伝統画材をあえて使わず、アクリル・ガッシュとネオ・カラーと言う現代の画材で描かれています。格式高い寺院の伝統的な建築物と、現代アートとの見事な融合に圧倒されます。
(モデル:2017京都・ミスきもの)
境内の美しい庭園を眺めながら、物思いにふけるのも有意義なひととき。
「八坂神社」へ参った後は、夏季限定の抹茶パフェを
定番スポット【八坂神社】もはずせません。八坂神社は京都を代表する夏の風物詩、祇園祭を催行している神社です。少し休憩を挟むなら、神社の目の前にある【金の百合亭】がおすすめ!
金の百合亭では7,8月期間限定のパフェ「夏涼み」をいただきます。スイカと練りきりの朝顔のトッピングが夏らしい一品。中間層には錦玉羹(きんぎょくかん)の中に練りきりの金魚が泳ぐ見た目にも涼しいスイーツです。
- 住所
- 京都市東山区祇園町北側292-2 2F
- 営業時間
- [月]
12:00 - 18:00(L.O. 17:00)
[火]
12:00 - 18:00(L.O. 17:00)
[水]
定休日
[木]
定休日
[金]
12:00 - 18:00(L.O. 17:00)
[土]
12:00 - 18:00(L.O. 17:00)
[日]
12:00 - 18:00(L.O. 17:00)
[祝日]
12:00 - 18:00(L.O. 17:00)
[祝前日]
12:00 - 18:00(L.O. 17:00)
[祝後日]
12:00 - 18:00(L.O. 17:00)
■ 定休日について
祝日などの関係で変更する可能性がございます。
詳しくはInstagram・facebookをご確認ください。
- 定休日
- 水曜日、木曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
夜の京都は「夜坐体験」でリフレッシュ!
一息ついた後は、祇園四条駅から京阪電車で5分揺られ東福寺駅へ。駅から歩いて8分ほどの場所に東福寺の塔頭寺院【毘沙門堂 勝林寺(びしゃもんどう しょうりんじ)】があります。
勝林寺はその名の通り「毘沙門天(びしゃもんてん)」を祀るお堂で、毘沙門天には、財運、勝運、厄除けにご利益があるとされています。また、勝林寺では「写経・写仏体験」や「坐禅体験」ができます。(※事前予約が必要)
そのほか「坐禅とヨガ体験」「坐禅と朝粥体験」も毎月開催していますので詳しくはホームページの日程表をご確認下さい。
「坐禅」は坐った状態で行う禅の修行。せわしない日常から離れ、自分の心と向き合いながら静かにゆっくりとした時間を過ごします。坐って心を落ち着かせて精神統一することで、集中力がアップしたり、リフレッシュにつながります。
また秋は限定で<2017/9/16(土)・9/17(日)・9/23(土祝)>にて「夜坐(やざ)体験」も受けることが出来ます。虫の音だけが響きわたり、燈明のあかりがぼうっと灯る幻想的な空間で、お香に解きほぐされながら自分自身を見つめる時間。夏の夜風を感じながら頭と心をクリアに…。
※要事前予約です。
2日目 ~宇治市・伏見区散策~
知る人ぞ知る風鈴のお寺「正寿院」
宇治周辺からは少し離れますが、足を伸ばして行っておきたいのが、約800年前に創建されたと伝えられる歴史のある寺院【正寿院(しょうじゅいん)】。正寿院は知る人ぞ知るスポットとして人気が高まってきています。
<7/1~9/18>の間、風鈴まつりを開催しており、47都道府県のご当地風鈴が楽しめることから「風鈴のお寺」としても有名。緑豊かな正寿院境内いっぱいに色とりどりの風鈴が飾られ、涼やかな音色が響き渡る光景は、目にも耳にも“涼”を与えてくれます。
同期間中は風鈴の絵付け体験も催されており、絵付けした風鈴はお持ち帰りできます。思い出と共に、素敵な旅のお土産になりますね。
※体験料1,000円
客殿には「猪目窓(いのめまど)」と呼ばれる、寺院では珍しいハート型の窓が。実は「猪目」は日本には1400年前から伝わる伝統的な文様で、災いを除き、福を招くや火除けに効くとされているんです。ハート型の窓からのぞく風景がなんとも美しく思わずカメラを構えてしまいます。
猪目窓がある客殿の天井を見上げると、160枚の絵からなる壮大な天井画が視界に飛び込んできます。花や日本を感じる風景をテーマに描かれた鮮やかで美しい天井画は、仰向けに寝転んで華やかさを楽しめるようにと設けられたそう。春夏秋冬の美しい舞妓の絵も4枚隠れているそうですよ。
拝受した御朱印、受付で頂いた花びらを形どった散華(さんげ)、叶紐(かのうひも)。
散華は拝観券代わりになっており、叶紐は地蔵堂に願い事を込めて結び付けるか、お守り代わりに持ち帰ってもいいとのこと。御朱印は季節限定で絵柄が変わります。夏季は金魚や風鈴などの印がかわいらしい御朱印を授かることができます。
お昼は宇治茶の名店「伊藤久右衛門本店」へ
「抹茶そば(ざる)」単品623円(税込)。コシがありつるっとした食感に、抹茶の風味が香る上品な抹茶そばは、一食の価値ありです。
- 住所
- 宇治市莵道荒槇19-3
- 営業時間
- [月]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[火]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[水]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[木]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[金]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[土]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[日]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[祝日]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[祝前日]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
[祝後日]
10:00 - 18:00(L.O. 17:30)
【営業時間について】
全日 10時~18時(ラストオーダー17時30分)
【店舗の年末年始営業について】
全店舗年内休まず営業いたします。
年始は2025年1月3日(金)より営業させていただきます。
皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
- 定休日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999 /¥1,000~¥1,999
宇治川を眺めながら一息つくなら「福寿園 宇治茶工房」へ
宇治川を挟んで平等院の対岸にある【福寿園 宇治茶工房】。ここでは宇治川を眺めながら宇治茶づくしの料理や甘味を堪能できます。
夏季限定の「お茶のわらびもち」864円(税込)。ふわっと香る宇治抹茶と本わらび粉を使用したぷるぷるのわらびもちに黒蜜をかけていただきます。
本場で頂くお抹茶も宇治旅行ならではの楽しみですね。また宇治茶工房では石臼での抹茶づくりやお茶の淹れ方講習など体験することも出来ます。飲むだけではなく、体験を通じて宇治茶文化を楽しむのもオススメです。
- 住所
- 宇治市宇治山田10 福寿園 宇治工房 2F
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
宇治川沿いを散策。「宇治上神社」へ
歴史的にも有名な宇治川を臨む道を散策しながら【宇治上神社】へ。宇治上神社は世界遺産に登録されており、京都の中でも由緒正しい神社です。
人気の「うさぎみくじ」。“宇治”という字は、かつては“菟道(うさぎのみち)”と書いて“うじ”と読んでいたそう。いろとりどりのうさぎが可愛いらしいです。
歴史ある茶陶「朝日焼」
宇治で400年続く歴史ある茶陶「朝日焼」求め、今年の7月にオープンしたばかりの【朝日焼 shop & gallery】へ。朝日焼の器は福寿園でも販売されています。
朝日焼は、ロクロの技術を大事にしており、蓋や注ぎ口に至るまで全てロクロで制作しています。またシンプルで絵付けがほとんどないため、細やかなロクロ目が表情となり繊細な気品が生まれます。ひとつひとつ丁寧に作られた茶器たちはまさに一生モノの価値を感じます。
趣ある伏見の町並みを散策
酒造りの町ならではの風情が楽しめる伏見を、十石舟にのってから川から眺めるのもオススメです。
「神聖」山本本家の酒蔵の一角で酒の器を中心に販売をしている【酒の器 toyoda】。様々なお酒をより愉しめる器をセレクトしているそう。お酒好きな方のお土産にピッタリですね。
伏見にはこんなレトロなお茶屋さんも。創業は明治4年の【安本茶舗】は昔ながらのお茶の量り売りを行う宇治抹茶の専門店。そして、現代では珍しい、ものの重さを計ることが商売の「ハカリ屋さん」でもあります。
歴史を感じる店内はレトロなお茶の木箱が並びます。オリジナルブレンドのほうじ茶はファンがつくほどの人気ぶりだそう。いろんなお茶を少しずつ愉しみたい方にもオススメのお店です。
店内一角にある「お登勢茶屋」では、抹茶ソフトやお団子などの甘味をいただくことができます。
- 住所
- 京都市伏見区中油掛町108
- 営業時間
- [月]
09:30 - 18:30
[火]
09:30 - 18:30
[水]
09:30 - 18:30
[木]
09:30 - 18:30
[金]
09:30 - 18:30
[土]
09:30 - 18:30
[日]
09:30 - 18:30
■ 定休日
不定休
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999
利き酒に、日本酒かき氷も楽しめる「吟醸酒房 油長 / 茶寮 油長」
美味しいお酒を手に入れるなら訪れたいのが、【吟醸酒房 油長】。ここは伏見全蔵のお酒が豊富にそろっています。また、きき酒カウンターがあり、自分用やお土産用になど好みの日本酒を吟味して手に入れられるのも魅力です。
隣接する【茶寮 油長】にはお茶やお茶道具の販売と、喫茶スペースがあります。喫茶スペースでは宇治抹茶を使ったかき氷が楽しめます。写真は「宇治吟醸酒氷」650円(税込)。日本酒もお抹茶も両方楽しめてしまう贅沢なかき氷。宇治茶のほんのりとした苦味と、日本酒の甘味が絶妙にマッチ!
- 住所
- 京都市伏見区東大手町779
- 営業時間
- [月]
09:00 - 19:00
[火]
09:00 - 18:00
[水]
09:00 - 19:00
[木]
09:00 - 19:00
[金]
09:00 - 19:00
[土]
09:00 - 19:00
[日]
09:00 - 19:00
- 定休日
- 平均予算
- ~¥999 /~¥999
宇治・伏見を回るなら1dayチケットがお得♪
詳しくは以下リンクよりご確認ください。
おすすめのお土産をご紹介
旅の途中で買える♪夏季限定のお土産たち
(写真左・中央:煎茶ティーバッグ・水出し煎茶/伊藤久右衛門、右:抹茶わらびもち・れもん入り煎茶/福寿園)
伊藤久右衛門では、夏季限定のお茶やスイーツが購入できます。京都らしさを感じる、涼しげなパッケージが可愛いですね。煎茶ティーバッグは個包装で8袋セットになっているので、バラして配れるのも◎
福寿園では、甘さ控えめで抹茶の風味が上品な『抹茶わらびもち』と、爽やかなれもんのフレーバーが緑茶とマッチした、すっきり夏らしい『れもん入り煎茶』が購入できます。
(写真左:英勲 齊藤酒造 古都千年/油長、中央:招徳酒造・四季の純米吟醸/油長、右:六角片口/酒の器 toyoda)
吟醸酒房 油長では、夏季限定ボトルの冷酒や、伏見ならではの名酒を手に入れることができます。酒の器 toyodaでお猪口を購入すればお酒好きさんにピッタリのお土産セットに♪
京都駅付近で買える♪夏季限定のお土産たち
京都駅前にある京都タワーの1階にある【UCHU wagashi】。“今”の和菓子をつくることをコンセプトにしている、made in 京都の落雁屋さんです。寺町通に店舗がありますが、京都タワーでも購入することが出来ます。
(写真左から: beach and sun(beach)、ochoboのほうじ茶・抹茶・ローズ)
『beach and sun(beach)』は夏季限定のゼリー菓子。ストライプ柄と、ソーダの風味が爽やかで夏らしいお菓子です。一口サイズの『ochobo』は口のなかで和三盆糖の優しい甘さをフレーバーと共に味わえる落雁。口の中ですーっと溶ける美味しさを楽しめます。
(写真左から:涼の晴風/笹屋伊織、レース羹/大極殿本舗)
笹屋伊織の『涼の晴風』は、淡色のゼリーに 金魚、レモン、カニ、朝顔が浮かぶ美しい涼風菓。それぞれ味が異なり、目も舌も楽しめるゼリー。また、透き通った鮮やかな黄色が美しい大極殿本舗のレモンの『レース羹』は、涼しげな見た目と爽やかな風味が人気。夏のお土産に喜ばれること間違いなしの一品です。
夏の京都でゆったり“涼”を満喫しよう
ひとりでのんびり週末にいくのも良し、夏休みをつかって家族や大切な人と楽しむのもまた良し。
たまには日常を離れて“涼”をとりながら、京都のゆっくりした情緒溢れる空気に触れてみてはいかがでしょうか?
きっと心が解きほぐされるはずですよ。
まず京都駅についたら、市バスに揺られ「東山安井」下車、徒歩5分の場所にある、【大雲院(だいうんいん)】へ。
大雲院の境内にある、高く聳え立つ金鶴が目印の「祇園閣(ぎおんかく)」は、国の登録有形文化財に指定されている昭和初期の名建築です。普段は一般公開されていないのですが、今年は3年ぶりに京の夏の旅キャンペーン<2017/7/8(土)~9/30(土)>にて特別に見学することができます。
※9/26(火)は拝観休止になります。