実は奥深い“竹ざる”の世界
竹ざるは、形や大きさ、編み方もさまざまです。盛り籠として使ったり、湯切りや米研ぎなどの水仕事に活躍したり。また、通気性の良さや乾きやすさから衛生面でも優秀で、食べ物を直接のせて食器代わりにすることもできます。
竹ざるのいろいろな種類と特徴
丸ざる
底に僅かなカーブがつけられている丸ざるは、『ざると言えばこれ』と呼んでもいいほどオーソドックスで使い勝手の良いアイテムです。野菜や果物を盛っておくだけで絵になりますし、グリーンやお花をちょっと飾ってテーブルに置いても素敵。
楕円ざる
楕円型のざるは見た目にもすっきりしていて、丸ざるよりも省スペース。小さめの楕円ざるをお皿代わりにしておにぎりを並べれば、なんとも素朴でいい雰囲気です。
深さがあって編み目も美しいこんなざるなら、みんなで取り分ける果物や野菜(枝豆やとうもろこしなどもおすすめだそう)を盛ってぜひテーブルの真ん中に置きましょう。和食にも洋食にも違和感なく馴染んでくれます。
角盆ざる
深ざる
足付き水切りざる
深さがあって足も付いているざるは、洗ったフルーツを水切りしてそのまま食卓に出せるのがひと手間省けて嬉しいところ。足がある分ざるの底まで風通しが良いので、野菜や果物を保存に適しています。また、小さな食器類をまとめて収納しておいたり、ちょっとした水切りカゴとして使っても◎。
竹ざるを長く使うために気を付けたいこと
竹ざるや竹かごは天然素材であるため、使用後にはしっかり乾燥させることが大切。湿ったまま置いておくと、カビの原因になってしまいます。また、汚れたときにはなるべく洗剤は使わず、水拭きか水洗いが基本です。たまに熱湯消毒してあげて下さい。よく乾かしたら密閉せず、風通しの良い場所に保管しましょう。
真似してみたい!竹ざるを使ったお洒落な食卓
和のランチプレートとして
朝ごはんのプレートにも
こんな洋の朝食テーブルの真ん中にも、竹ざるにパンを盛って。持ち手付きのざるはどこか欧風の趣もあり、見た目にもパンとの組み合わせがとても馴染んでいますね。
竹ざるは、意外にもパンととても相性が良いアイテムです。ナチュラルな雰囲気がお洒落なことはもとより、ざるの編み目が余計な水分を逃がしてくれるため、焼いたパンが程よくさっくりするのだそう。足付きのものは特に蒸気の抜けが良いので、家族みんなのパンを盛るのにもおすすめです。
洋食のテーブルにも
おやつも可愛く演出
竹素材はアジアンスイーツとも相性抜群です。こちらはつるんと美味しい杏仁豆腐。可愛い豆皿や青磁のレンゲとの組み合わせで、女子心もくすぐってくれるおやつプレートですね。
『竹ざる』と聞くと、まずはどんな使い方を思い浮かべるでしょうか?やっぱりこんなざる蕎麦にはよく似合いますが、昔ながらの台所道具として長く愛されてきた竹ざるには、まだまだたくさんの使い方があるんです。