クリスマスにジンジャーが登場する理由


イギリスの児童文学「メアリー・ポピンズ」にも、クリスマスに子供たちと星形のジンジャーブレッドを作っています。ヨーロッパでは生活に馴染んだお菓子なんですね。
ジンジャーにまつわるお菓子
ヘンリー8世が由来の、かわいいジンジャーブレッドマン

2種類のジンジャークッキー

こちらは、アメリカ風。生地を厚くして焼くので、出来上がりの表面はひび割れのようになるのが特徴的。

アメリカ風は、コーヒーに合いそうですが、こちらのヨーロッパ風の方が、香辛料がきいていて紅茶に合いそう。

輸入お菓子でよくみるジンジャークッキーは、スウェーデン生まれの「アンナクッキー」。スウェーデン王室御用達。
憧れのお菓子の家、ヘクセンハウスも実は生姜に関係が?!

ドイツ語で、魔女の家をさす『Hexenhaus』(ヘクセンハウス)。壁や屋根をクッキーで作った後に、チョコレートやマシュマロの飾りつけをしましょう。
歩き出しそう!ジンジャーブレッドマンを作る

■材料
バター…100g(常温において柔らかくしておく)
卵 …1個
ベーキングソーダ (もしくは重曹)…小さじ1
小麦粉…450g
シナモン、クローブ…小匙1と½
干しぶどう、ナッツなど (飾り用)
グラニュー糖…100g
ハチミツ…225ml
ぬるま湯…小匙1と½
おろし生姜…小匙1と½
塩…少々

オーブンを180度に予熱し、天板に油を塗っておきましょう。小麦粉を少しふるった台で、0.5cm程度の厚さにのばします。ジンジャーブレッドマンの形をした抜き型を使って生地を切り分け、天板に並べてゆきます。アーモンドや干しブドウを使って、ここで表情を作っても良し。焦げ目がうっすらつくまで10分ほど焼いて、冷まします。
生姜を使って祝うクリスマス

クリスマスは元は、冬至を祝うイベントでした。そこで、家族の無病息災を願い、風邪予防に効く生姜を食べたという説。また、シナモンなどの香辛料を使ったお菓子は日持ちもするので、寒く長い冬の時期に作られるようになったという説もあります。