宝石のような輝き。透明感あふれる涼やかな表情。こちらの写真に写るのは、実は「琥珀糖（こはくとう）」と呼ばれるお菓子なんです！“食べられる宝石”として今、インスタグラムなどSNSを中心に話題になっています。

琥珀糖は寒天と砂糖を固めたものを乾かし、表面を結晶化させた和菓子。外側はシャリシャリと、内側は柔らかくほどける不思議な食感です。

見た目の美しさ、繊細なイメージに反し、実はご自宅でも作ることができるんです！今回は、そんな琥珀糖の魅力や作り方などをご紹介します♪

①糸寒天は一昼夜(6時間～1日)水につけてふやかします。

②お鍋に分量の水とともに中弱火にかけ煮溶し、一度こします。さらに砂糖を加え、焦げないように弱火で煮詰めましょう。
※へラを持ち上げ、糸を引くくらいが目安です。

③タッパーに作りたい色の色粉を小さじ1ほどの水で溶き、②の寒天を淹れてよく混ぜ冷蔵庫で冷やし固めます。
※色粉の代わりに、かき氷のシロップでもOKです◎

④固まった寒天を包丁または手で食べやすい大きさにカットし、クッキングシートの上に並べ、風通しの良い場所で3日～1週間程乾燥させましょう。よく乾かすことで、表面が結晶化してシャリシャリした食感が生まれます。
※あえて不揃いにカットすることで、より鉱石っぽく仕上がります◎

赤・黄色・緑は食紅を使って。グレーは、食用色素の黒と竹炭パウダーをほんのちょっぴり混ぜたものだそう。

青はカキ氷シロップの“ブルーハワイ”を濃いめに、水色は薄めて濃淡をだしているそう。
紫は、ブルーハワイに食紅の赤を少量プラスして、黄緑は食紅の黄色と緑をミックスしています。

【りんごの琥珀糖】
りんごを皮ごと煮て作った真っ赤なコンフィチュールを混ぜ込んだ、フルーティーな琥珀糖のレシピです。

【ピーナッツの琥珀糖】
ピーナッツパウダーを使って作るキャラメルのような見た目の琥珀糖のレシピです。

【ジンジャーシロップの琥珀糖】
体がぽかぽか温まるジンジャーシロップで作る琥珀糖のレシピです。

京都・西陣に本店をおく、京菓子の老舗・鶴屋吉信の「IRODORI（いろどり）」の琥珀糖。JR京都駅八条口・アスティロードにある店舗のみで販売している限定商品です。
美しい琥珀糖の詰め合わせは、お土産やプレゼントとしてもぴったりですね。ラベンダー、ミント、ローズ、カモミール、ジャスミンの5つの味だそうです。和菓子とは思えないようなおしゃれさが素敵♪