クレオパトラも愛用?「医者いらず」の薬草アロエ
現在アロエは世界に500種類以上あり、日本には350種類ほどが流通しています。
そのなかから今回は、食用に向いているの「アロエベラ」と、薬用に向いている「キダチアロエ」、それぞれの育て方と活用法、そしてインテリアとして飾るのにぴったりなアイテムをご紹介します。
食用│アロエベラと活用アイデア
アロエベラの育て方
アロエベラは、基本的には屋外でも屋内でも栽培できる植物です。太陽を好むので、屋内なら日当たりのいい窓際がおすすめのポジション。屋外で栽培する場合でも、気温が10℃前後になるときは室内に移動させてください。
水やりは、夏は土の表面が乾いたタイミングで。冬は2週間~1カ月に1回くらいの頻度で、鉢底から流れ出るくらいたっぷり水をあげてください。
*アロエベラは葉肉に水を蓄えられるので、少々水をやり忘れても大丈夫です。反対に、水をやりすぎると根腐れしてしまうので、注意してくださいね。
アロエベラを使ったレシピ
【アロエのシロップ煮】そのままでも、トッピングにも◎
〈材料〉
アロエベラ 5~6本
砂糖 大さじ5
レモン汁 大さじ1
〈つくり方〉
①アロエの両サイドのトゲを切り、皮をむく。ゼリー状の部分だけにする
②食べやすいサイズに切った①を沸騰したお湯でひと煮立ちさせ、ザルにあげる
③鍋にアロエをもどし、砂糖とレモン汁を加えてゆっくりかき混ぜながら弱火で5~10分煮る
④粗熱をとり、冷蔵庫で冷やす
【アロエの漬け丼】マグロではなくアロエでヘルシーに
〈材料〉
アロエベラ 5本程度
醤油 大さじ3
みりん 大さじ2
酒 大さじ1
白ごま・ネギ・みょうが 適量
ご飯 お好みの量
〈つくり方〉
①アロエベラのトゲを取り、皮をむく
②醤油・みりん・酒を合わせておく
③①を沸騰したお湯で2~3分茹で、②に3時間ほど漬け込む
④③を食べやすいサイズにカットして、ご飯の上にのせる。お好みで白ごまやネギ、みょうがをトッピングする
薬用│キダチアロエと活用アイデア
薬用に適している「キダチアロエ」。日本でも一般的に普及している品種であり、やけどや虫刺されなどに効果があると聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
キダチアロエの原産国はアフリカですが、どうやら日本に来てから進化したもよう。寒さや湿気にも比較的強く、栽培しやすいアロエです。
キダチアロエの育て方
太陽の陽射しが大好きなキダチアロエは、窓の近くの日当たりのいい場所が最適。寒さにも強いので、屋外でも元気に育ちます。ただ、霜が降りるような寒い時期は室内に移動させましょう。
水やりは、夏は土の表面が乾いてから。鉢底から流れるくらいたっぷり水を与えてください。冬の水やりはほとんど必要ありません。水をやりすぎると根腐れしてしまうので気を付けましょう。
キダチアロエの活用法
やけどや虫刺されへの効果
アロエには、やけどや虫刺されにも効果があるとされています。ただ、傷口から菌が入るケースもあるので、傷口に直接塗り付けることはあまりおすすめできません。
また、日焼けした肌の冷却にも有効。アロエの葉肉にたっぷり含まれた水分が、ほてった肌を気持ちよく落ち着かせてくれるでしょう。また、アロエの葉肉をシップのように貼ることで、筋肉痛や関節痛を和らげる作用があるともいわれています。
化粧水としての効果
アロエには、肌の調子を整える作用が期待できます。アロエの絞り汁を使用した化粧品のつくり方、ぜひ参考にしてみてください。
〈材料〉
キダチアロエ 50g程度
ホワイトリカー 200㏄
グリセリン 20ml
〈つくり方〉
①キダチアロエのトゲを切り落とし、5mmほどの長さにカットして瓶に入れる。
②①にホワイトリカーを注ぎ、2週間~1カ月程度おく
③アロエが黒っぽく変色したら、アロエを取り除きグリセリンを加える
初めて使用するときは、肌に異常が現れないか確認しながら少しずつ試してくださいね。
アロエのあるインテリア ~おすすめアイテム~
肉厚の葉がみずみずしいアロエは、インテリアとしてもおすすめです。さわやかなグリーンをひきたててくれるガーデニンググッズをご紹介します。
いろいろなポットを並べて
グリーンが映えるACTUS(アクタス)のプラントポット
シンプルで美しい、murmures(ミュールミル)イオニアシリンダー
石のような質感が魅力的。amabro(アマブロ)ART STONE
フラワースタンドを使用して
シンプルなスツールを花台として使用
サイドテーブルにも使える2段式フラワースタンド
シンプルなアイアン性のフラワースタンド。上下2段にグリーンを飾るだけで、おしゃれなディスプレイが簡単につくれます。直径は24cmと省スペースなのに、存在感は抜群。お部屋の雰囲気をガラリと変えてくれますよ。
アイアン×ウッドのプランターボックス
アイアンの脚にウッドボックスを組み合わせたプランターボックスです。杉の木のボックスはアンティークな雰囲気。アロエや観葉植物をこの中に置くだけで、お部屋のグレードが一気に上がりそうですね。
数あるアロエの中でも、苦みが少なく食用に適した「アロエベラ」。市販のアロエヨーグルトやシロップ漬にも、アロエベラが使用されています。
原産は西インド諸島のバルバドス島。葉肉は厚く、粘り気の強いゼリー部分がたっぷりあるのが特徴。ミネラル類・ビタミン類・アミノ酸類・酵素類・多糖体・食物繊維など、貴重な成分がバランスよく含まれています。