快眠への第一歩に枕選びを始めませんか?
しかし自分にぴったり合う枕を見つけることさえできれば、眠りの質は格段にアップすると言われています。
それでは、どうすれば快眠に繋がる枕選びができるのか、そのポイントを見ていきましょう。
実は睡眠の質を左右する枕選び
枕が必要な理由
人の骨格は、進化の過程で直立歩行を始めるようになってから、背骨が自然にS字を描くようにできています。それは寝ている時でも同様で、ゆったりと身体を休めるためには、首筋から背中までが無理なくS字を描いた姿勢をキープしなくてはなりません。
直立した姿勢でそのまま横たわった場合、首と床との間には数センチ程度の隙間ができます。その隙間を埋め、頸椎のカーブを支える役割をしているのが枕なのです。
もし枕を使わずに寝ると、頸椎にはストレスが掛かり続けるため、眠りの質も低下してしまいます。また、高さや素材が合わない枕も要注意。無理に使い続ければ、頭痛や肩こり、寝違い、手足のしびれ、めまい等の症状を引き起こしたり、顔のむくみや首のシワの一因になると言われています。
枕の正しい使い方
枕を使う時は、まず全体の高さに片寄りがないよう、中材をならしてバランスを整えます。
それから枕の端が肩口に着くまでしっかり引き寄せ、頭部から首筋にかけて深めに預けましょう。頭だけを乗せるのではなく、なるべく広い面積で頭の重さを支えることで姿勢が安定し、首や肩が疲れにくくなります。
寝る時の姿勢によっても選ぶ枕は違う
『横向き派』の人の場合は、首の骨が頭から背中にかけてまっすぐになるよう、肩幅に合わせた高さの枕が必要になります。また、よく寝返りを打つ人や、睡眠中もよく動くお子さんには、横幅の広い枕がおすすめです。寝ている間に頭が落ちてしまわないように、少なくとも頭3つ分の幅を見ておきましょう。
枕選びのポイント
① 大きさ
② 高さ
枕は一般的に、運動などによって骨格がしっかりしている人や男性は高めのもの、体格が細身の人や女性、子どもは低めのものがフィットしやすいのだそう。とはいえ個人差もありますので、まずは実際に横になって枕をあてがい、仰向けから横向き、横向きから仰向けにと楽に寝返りを打てる高さを探してみましょう。
③ 形
標準タイプ
ドーナツタイプ
S字タイプ
特殊形状タイプ
④ 素材
枕の寿命ってどのくらい?
気に入っている枕ほどいつまでも使い続けていたいものですが、残念ながらどんな素材を使った枕にも寿命があり、買い替え時がやってきます。ポリエステル綿の耐用年数は1年~3年。ホコリを溜め込みやすい素材なので、弾力が失われた頃には枕の交換を考えましょう。ウレタンの場合は復元性がなくなってきたら替え時ですし、寿命の長いパイプやコルマビーズの枕でも、素材がつぶれてボリューム感がなくなってくる3~5年で買い替えるのがおすすめです。
素材や形で選んでみよう!おすすめ枕
羽根・羽毛素材の枕
ダウンピロー
ポリエステル綿の枕
WHOLLY PILLOW(ホーリー ピロー) 穴のあいた枕
Ag+ pillow(エージープラスピロー) レディース モデル
ウレタン素材の枕
kichintone(キチントネ)| 自然に寝姿勢を整えるまくら
EMOOR LUXE(エムールリュクス)| フォーユーピロー
チップやパイプ素材の枕
天然の檜チップ枕 HINOKI
EMOOR LUXE(エムールリュクス)| 調整可能!洗えるフィット枕
朝の目覚めを変える、理想の枕を探してみましょう
私たちは毎日6〜8時間、1日のうち約3分の1から4分の1を睡眠に費やしています。「心身の疲れを取る」「記憶を整理する」など睡眠の効能はいろいろありますが、何よりもしっかり眠った翌朝の気持ち良さは格別。すっきり爽やかな目覚めのためにも、本当に自分に合った枕選びをさっそく始めてみませんか?
ちょっとデリケートな人を表現する時に「枕が変わると眠れないタイプ」などと例えることがありますが、出張先や旅先で枕が合わずに困った経験は、実は誰しもお持ちなのではないでしょうか。睡眠中、何時間もずっと重い頭を預け続けているのですから、体格や寝姿勢によってふさわしい枕が違うのは当然です。それなのに合わない枕を無理に使っていては、休息を助けるどころか、かえって疲労感を増してしまう原因になることも…。