いにま陶房は奈良県吉野郡川上村に工房を構えています。作り手は「鈴木雄一郎」さんと「鈴木智子」さんのお二人。陶芸家の手仕事から、数々の陶器が生みだされています。

毎日の暮らしの中にある道具は、なにげない存在ですが心を豊かにしてくれるもの。そんな思いを込めて、お二人は日々器を制作しています。大量生産は出来ないけれど、手づくりだからこそ出来る温かみや優しい形が、いにま陶房の陶器には表れています。

「やさしい器」のシリーズは、使いやすさを考えてデザインされています。深さも大きさも使い回しの効くボウルタイプの器は、リム（縁）の部分が持ちやすく張り出した形になっています。

器が熱くなっていても、リムの部分を持つことでテーブルに運びやすくなっています。リムは手を添えるのにも適していて、中の料理を掬いやすいのも特徴です。熱々のスープを注いで召し上がれ♪

こども茶碗はその名の通り、まだ上手に食べられなかったり道具を使い慣れていない小さなお子様向けに作られたごはん茶碗です。可愛いこどもサイズのお茶碗は、お子様の食への興味を育ててくれますよ。

口縁の下を内側に入れ込み、スプーンで掬ったごはんが器の外に逃げるのを防いでいます。また、幅1cm程に太めにとったリムは指を添えやすい形です。全体的に高さも低めで、お母さんが手のひらに持って食べさせてあげる時に、しっかりと指を添えて持ちやすいよう考えられています。

大人用のごはん茶碗と色をお揃いで揃えられるのもいいですね！　親子で楽しく食卓を囲む、そんな時間を演出してくれますよ。

こども向け食器のシリーズにはカレー皿もあります。子どもサイズの程よい大きさに掬いやすい工夫がなされていて、食べる事が楽しくなるお皿です。大好きなカレーがより美味しくなりそうです。

掬いやすさの秘密は、内側に向かって少しだけ返しがついた構造になっていること。これによって皿の中身の量が少なくなってきても、すくいこぼすことが無いよう工夫されています。手づくりの器だから出来る、こだわりと使う人への優しさが形になっていますね。

無造作にお菓子や料理を乗せても様になる、四角いプレート皿は食卓のマストアイテムです。一人前の料理皿にするのもいいですが、こんな風にトレイのような使い方をしてもおしゃれですね。

陶器ならではの土の優しい印象を引き出したマットな質感が素敵です。白と黒のシンプルな色も使い勝手が良さそうですね。ワンプレートで、他の器を重ねて、色々な使い方を試してみたくなる器です。

外側と内側で色の違うツートンカップ。シンプルだけど、遊び心のあるデザインです。中の色がナチュラルなベージュなので、どんなものを入れても上手に調和しそうですね。

内側には土の色とざらつき感を残し、外側は色付けしています。全体的にはマットな釉薬が掛けられているので、落ち着いた仕上がりです。デザートカップにも最適ですよ。

この小さなお家は箸置きになっています。二つ屋根の並んだデザインがとても可愛いですね。表面には化粧土を塗った刷毛目が良い感じの模様になっています。

屋根のくぼみにお箸をセットして使うと、なんとなくユーモラスでふふっと笑いがこぼれそう。テーブルに並べて飾るだけでも素敵ですよ。