最近見かけなくなった銅鍋ってどんなものなのでしょう?
レストランでスープやシチューをサーブする時に使われたりしているようですが、最近ではあまり見かけなくなりましたね。
フランスやイタリアなどヨーロッパでは今でも調理に銅鍋をよく使っています。
キッチンには使い込まれた銅鍋がずらり並んでいる光景は、とてもきれい。
プロの料理家たちは銅鍋を使う人が多いようです。料理家やパティシエが愛用する銅鍋って、どうやらおいしい料理を作るには最適な鍋と言えそうですね。
使い込むほど愛着がわく。料理もますます美味しくなる銅鍋の魅力!
銅鍋は熱伝導率が高いのが利点。入れた水も驚くほど早く沸騰します。煮込みなどの長時間の調理にはガス代、電気代の節約にもなりそう♩
また、熱が冷めにくいという利点もあるので作った料理やドリンクが温かくいただけるのです。これって寒い冬にはとても有難いですね♩
ちょっとお値段は張りますが、きちんとお手入れすれば何十年ももちます。こちらは何年物の鍋でしょうか?長い目で考えるととても経済的な鍋だということが分かります。
お手入れ方法
使い始めが肝心。表面に塗ってあるラッカーを取り除くこと!
鍋に水を入れ沸騰させます。銅鍋を入れて15分間煮沸してください。重曹を入れるとより良いです。ラッカー(皮膜)が剥がれにくい時には除光液、シンナーなどで拭き取ってください。このひと手間で黒く焦げ付きにくくなるのです。
使った後はなるべく早くキレイに洗う。もし焦げ付いたら・・・
銅は酸や塩分に弱くそのまま放っておくと変色してしまいます。調理し終わったら料理を取り出し、中性洗剤とスポンジで汚れを落としてお湯ですすいでください。タワシなどは傷がつきやすいので控えましょう。
長く使うには定期的に外側のお手入れを
外側は、時々専用クリームや粒子の細かいクレンザーで一定方向に磨きます。また、塩とレモンで代用も可能。レモンの切断面に直接塩を塗って、鍋の底を円を描くようにぐるぐると磨いていきます。必要に応じて塩とレモンを追加してください。その後、洗って乾燥させます。
緑青(ろくしょう)が出た場合
いつまでもキレイに保つコツは、使った後すぐ中身を取り出して洗って乾燥させること。塩分は大敵なのできちんと落として、空拭きを念入りにしましょう。
保管の仕方は・・・
キレイに磨いていつもピカピカにしておきたいですね。保管のポイントは湿気の少ない場所を選ぶこと。
銅鍋をご存知ですか?美しい見た目に一目惚れしてしまいそうな、まるで工芸品のような鍋です。