しっとり風情ある装いで。知っておきたい「浴衣・夏着物」での立ち居振る舞いと心がけ

しっとり風情ある装いで。知っておきたい「浴衣・夏着物」での立ち居振る舞いと心がけ

お祭りや花火大会など、夏はイベントが目白押し。せっかくなら、浴衣や夏着物など、風情ある装いでお出かけしませんか?今回は、歩き方や立ち居振る舞いなど、和服を着た時に起こりがちな困り事を防ぐポイントをご紹介します。2019年06月18日作成

カテゴリ:
ファッション
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着物浴衣たしなみ所作着付け
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いつもと違うおしゃれが楽しめる「浴衣・夏着物」

しっとり風情ある装いで。知っておきたい「浴衣・夏着物」での立ち居振る舞いと心がけ
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夏になるとお祭りや花火大会なども多く、浴衣や夏着物を楽しむ人がぐっと増えます。今年は、さらっと小粋に和服でお出かけしてみませんか?

そこで悩ましいのが、気温や湿度の高さ、冷房との温度差など。また、普段と立ち居振る舞いが違う事で戸惑う事もありますね。とはいえ、浴衣を含む着物は、元々日本人が暮らす中で着ていた物。洋服を着ている時との違いなど注意する点や、和装の時に覚えておくと便利なポイントを押さえておきましょう。

目次

「浴衣・夏着物」を着る時に心がけると良い事

浴衣や夏着物を買う時は、素材も上手に選んで

最近は、綿だけでなくハイテク繊維が使われた生地の物も多くあり、涼感素材などを選ぶとやはり着ている時の快適さが違います。お店で直接購入する場合は、好みの肌触りかどうか確かめてみましょう。織り方でシャリ感がある物など、色々な素材があります。
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最近は、綿だけでなくハイテク繊維が使われた生地の物も多くあり、涼感素材などを選ぶとやはり着ている時の快適さが違います。お店で直接購入する場合は、好みの肌触りかどうか確かめてみましょう。織り方でシャリ感がある物など、色々な素材があります。

インナー選びで綺麗に、楽に

下着は、着物用のブラやインナーがおすすめですが、持っていない場合はカップ付きのキャミソールでも。普通のブラだけで着ると胸のシルエットが目立ちすぎて綺麗に着れません。パットつきキャミソールなら汗を吸い取ってくれ、胸元が着崩れた時にも安心です。
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下着は、着物用のブラやインナーがおすすめですが、持っていない場合はカップ付きのキャミソールでも。普通のブラだけで着ると胸のシルエットが目立ちすぎて綺麗に着れません。パットつきキャミソールなら汗を吸い取ってくれ、胸元が着崩れた時にも安心です。

和らんじゅ キュロットペチコート HKK400
夏場は、ボトムのランジェリーも用意した方が快適です。洋服の時より足をぴったりくっつける事になるので丈の長いキュロットタイプのペチコートがあるかないかで快適さが全く違います。

着付けでがんばりすぎない

浴衣を着るついでに着付けの基礎も覚えたい、という場合もありますが、慣れないと着るのにも苦労したり着崩れが気になってお出かけが楽しめない事も。そんな時は、割り切って二部式の浴衣など着付けを覚えなくても着られるタイプを選んでも。
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浴衣を着るついでに着付けの基礎も覚えたい、という場合もありますが、慣れないと着るのにも苦労したり着崩れが気になってお出かけが楽しめない事も。そんな時は、割り切って二部式の浴衣など着付けを覚えなくても着られるタイプを選んでも。

兵児帯を上手にコーディネートしてみる

着付けに慣れないと帯を結ぶだけでも汗だくになりがちです。初心者は兵児帯の方が結びやすく、崩れた時のリカバリーが簡単です。薄手で柔らかく幅広なので、お腹周りの締め付けや暑さの負担が少ない点でもおすすめです。
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着付けに慣れないと帯を結ぶだけでも汗だくになりがちです。初心者は兵児帯の方が結びやすく、崩れた時のリカバリーが簡単です。薄手で柔らかく幅広なので、お腹周りの締め付けや暑さの負担が少ない点でもおすすめです。

暑さ・温度差への対策ポイント

日中のおでかけは日傘が必須アイテム

日中の着物のお出かけにぜひ用意して欲しいのが「日傘」。浴衣や着物はデザイン上首周りが出てしまうので、日焼けを防ぐ意味では必須アイテムと言えるかもしれません。広範囲で紫外線からガードしてくれるだけでなく、差す姿もしっとり女性らしいので所作が美しく見えます。
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日中の着物のお出かけにぜひ用意して欲しいのが「日傘」。浴衣や着物はデザイン上首周りが出てしまうので、日焼けを防ぐ意味では必須アイテムと言えるかもしれません。広範囲で紫外線からガードしてくれるだけでなく、差す姿もしっとり女性らしいので所作が美しく見えます。

うちわと扇子は状況で使い分けて

着物は構造上、袖口が大きく開き、脇の辺りに「身八つ口」という開き口があり、ある程度の通気性を確保してくれますが、体をカバーする範囲が広いので慣れないと暑い事も。お出かけ時は、うちわや扇子があると快適です。
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着物は構造上、袖口が大きく開き、脇の辺りに「身八つ口」という開き口があり、ある程度の通気性を確保してくれますが、体をカバーする範囲が広いので慣れないと暑い事も。お出かけ時は、うちわや扇子があると快適です。

風をしっかり送るという意味では「うちわ」ですが、携帯性という意味では「扇子」の方がおすすめです。また、うちわの方が若干カジュアルなアイテムなので、多少改まった雰囲気の場所であれば扇子の方が無難です。
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風をしっかり送るという意味では「うちわ」ですが、携帯性という意味では「扇子」の方がおすすめです。また、うちわの方が若干カジュアルなアイテムなので、多少改まった雰囲気の場所であれば扇子の方が無難です。

帯周りを快適にするには保冷剤を味方に

冷房の効いていない場所に長くいなければならない場合、帯の中に保冷剤を挟むのもおすすめです。ハンカチなどに包んで帯に挟むと暑さを和らげてくれます。お太鼓の場合、帯枕をへちまのような通気性が良い素材で作られた物を使うと、さらに楽に過ごせます。
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冷房の効いていない場所に長くいなければならない場合、帯の中に保冷剤を挟むのもおすすめです。ハンカチなどに包んで帯に挟むと暑さを和らげてくれます。お太鼓の場合、帯枕をへちまのような通気性が良い素材で作られた物を使うと、さらに楽に過ごせます。

冷房対策には夏用の足袋を

屋内のイベントに浴衣を着ていく場合、暑さより足元が冷えて辛い事があります。そんな時は、夏用の足袋をプラスするのもおすすめです。足袋型のソックスもありますが、下駄の素材との相性によっては滑って危ないので、事前に問題なく歩けるかどうかチェックしてみましょう。
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屋内のイベントに浴衣を着ていく場合、暑さより足元が冷えて辛い事があります。そんな時は、夏用の足袋をプラスするのもおすすめです。足袋型のソックスもありますが、下駄の素材との相性によっては滑って危ないので、事前に問題なく歩けるかどうかチェックしてみましょう。

着物や浴衣を着た時の“所作”で注意したいポイント

歩き方で着崩れする事も

浴衣や着物で困るのが着崩れですが、着付けが上手くできていない他にも、歩き方が問題になっている事があります。着物の時は、洋服のように足の付け根からではなく、膝から下がコンパスになったようなつもりで歩いてみましょう。太ももを大きく使って歩くと、着物の裾がはだけてしまいます。
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浴衣や着物で困るのが着崩れですが、着付けが上手くできていない他にも、歩き方が問題になっている事があります。着物の時は、洋服のように足の付け根からではなく、膝から下がコンパスになったようなつもりで歩いてみましょう。太ももを大きく使って歩くと、着物の裾がはだけてしまいます。

足元の安全のためにはストラップ付きサンダルもおすすめ

電車やバスなどの公共機関を使う場合は、段差がある場所を歩く時に下駄が脱げかけてひやっとする事も。そんな時は、下駄よりもストラップ付きで脱げにくいサンダルの方がおすすめです。
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電車やバスなどの公共機関を使う場合は、段差がある場所を歩く時に下駄が脱げかけてひやっとする事も。そんな時は、下駄よりもストラップ付きで脱げにくいサンダルの方がおすすめです。

意外に難しい、浴衣や着物での座り方

和装の時の座り方を知らないと、それもまた着崩れの原因となります。椅子に座る際はそのままストンと座らず、上前(浴衣の裾で上になっている部分)を手で少し引っ張って裾が開かないようにして座りましょう。
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和装の時の座り方を知らないと、それもまた着崩れの原因となります。椅子に座る際はそのままストンと座らず、上前(浴衣の裾で上になっている部分)を手で少し引っ張って裾が開かないようにして座りましょう。

トイレに行く時はどうしたらいいか予めチェック

着物や浴衣で過ごす上でどうしたらいいか悩みやすいトイレ。
裾を丁寧にまくる方法がわかっていればそれほど難しくはありません。できればお出かけ前に一度自宅で手順をチェックして、終わった後の崩れの直し方を覚えておくと安心です。
出典:www.photo-ac.com

着物や浴衣で過ごす上でどうしたらいいか悩みやすいトイレ。
裾を丁寧にまくる方法がわかっていればそれほど難しくはありません。できればお出かけ前に一度自宅で手順をチェックして、終わった後の崩れの直し方を覚えておくと安心です。

トイレに行く時の手順は、こちらの動画でチェックしてみましょう。

着終わった後のお手入れポイントは“風通し”

洗える浴衣や着物は、洗濯機のおしゃれ着洗いモードや手洗いでお手入れできます。麻の浴衣や夏着物などプロにお手入れを任せる必要がある物は、脱いだらすぐに着物ハンガーにかけて風を通すのが肝心です。汗で湿ったままの時間が長いと洗える着物であってもシミが出やすくなるので、脱いですぐ洗えない場合はやはりハンガーにかけて風を通して下さい。
出典:www.photo-ac.com

洗える浴衣や着物は、洗濯機のおしゃれ着洗いモードや手洗いでお手入れできます。麻の浴衣や夏着物などプロにお手入れを任せる必要がある物は、脱いだらすぐに着物ハンガーにかけて風を通すのが肝心です。汗で湿ったままの時間が長いと洗える着物であってもシミが出やすくなるので、脱いですぐ洗えない場合はやはりハンガーにかけて風を通して下さい。

手洗いしたい人は、こちらの動画で手順をチェックしてみましょう。

楽しい思い出になる浴衣や着物でのお出かけ

しっとり風情ある装いで。知っておきたい「浴衣・夏着物」での立ち居振る舞いと心がけ
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和服を着慣れていないと、緊張したり困った事もあるかもしれませんが、ちょっとしたポイントを知っておくだけで大体のトラブルは防ぐ事ができます。浴衣や着物を着た事が夏の楽しい思い出になるように、気になる事はお出かけ前にチェックしておきましょう。
画像をご提供いただきました。ありがとうございます。
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