こんなときだからこそ!本を読みたい
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
なにかを始めるきっかけやヒントが欲しいときの3冊
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』 八木仁平| KADOKAWA
「夢をかなえるゾウ1」 水野敬也|文響社
特別な人間しか成功できないと思い込んでいたり、自分を変えたいと思っている方におすすめなのが「夢をかなえるゾウ」。ただの平凡な会社員だった主人公が、心の奥にしまっていた夢を叶えるため、突然目の前に現れたゾウの教えに従って行動していきます。その教えは「人を笑わせること」や「靴をみがくこと」など一見叶えたい夢とは結びつかないような簡単なものばかり。しかし日々の教えに従い、主人公はみるみるうちに成長していって・・・。
どんどん夢に近づいていく主人公に共感しながら楽しめる1冊です。日々の行いを順を追って説明しているので、成功までのプロセスがわかりやすいのも○。
「宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み【自己診断ID付き】」古野俊幸|日経BP
自分のやりたいことを見つける前に、自分の”できること”を知りたいと思う方も多いのではないでしょうか。いくつかの質問に答えるだけで、自分の傾向や強みの活かし方、他者との関わり合い方まで分析できます。ウェブ上で自己診断が行えるID付きで、漫画・宇宙兄弟の登場人物と照らし合わせながら自分のキャラクターの立ち位置を第三者の目線からチェックできるのも面白いですね。
考えることはやめて、非日常に浸りたいときにおすすめの3冊
「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎|新潮文庫
コンビニ強盗に失敗した主人公が逃げ込んだのは、まるで異世界な孤島。殺人を許された男や嘘しか言わない男、言葉を話すカカシなど、現実世界では考えられないような人やものがその島では共存しています。そんな中、言葉を話すカカシ「勇午」がバラバラにされ壊される事件が…。未来を見通せるはずの勇午がなぜ自分の死を予見できなかったのか、また警察に追われた主人公の結末はどうなるのか。現実世界と異世界の奇妙なバランスの中で起こる不思議なストーリーをお楽しみください。
「四畳半神話大系」 森見登美彦|角川書店
森見登美彦ワールド全開、京都の大学生を描く4つのパラレルストーリーです。主人公がもしもあのサークルに入っていたら、と加入するサークルの違いで4つのストーリーが進んでいきます。冴えない大学生活を憂いている主人公は、高嶺の花の赤司さんを手に入れることができるのか、それとも悪友の小津や不思議な存在の師匠に邪魔されてしまうのか。
京都の景色感も満載なので、京都で学生生活を送られた方はもちろん、ちょっぴりほろ苦い青春の日々を懐かしみながら没頭できる作品です。
「満月珈琲店の星詠み」 望月麻衣| 文藝春秋
満月の夜のみ現れる”猫が星詠みをする”トレーラーカフェ。そこで食べられるスイーツは、どれも見たことのないようなものばかり。桜田千尋さんが描いた幻想的なスイーツのイラストも楽しめます。占星術、猫、スイーツ、女性の好きなものを集めた1冊で、1日の疲れを解きほぐし、癒されてみませんか。
きっと大丈夫!前向きな気持ちになりたいときの3冊
「舟を編む」 三浦しをん|光文社
1冊の辞書を作るため、出版社の営業担当・馬締をはじめとする登場人物たちが文字通り”人生をかけて”奮闘していくストーリー。言葉の意味はスマホやタブレットでさくっと検索できてしまう昨今ですが、あえて辞書を編纂する意義。オンラインでの会議やリモートワークが進む中、それでもあえて人と会って話したい、と思う気持ちとどこか通じるところがあるかもしれません。
人と人が顔を突き合わせて1つのものを作る、そんな真っ直ぐな姿勢を感じることができる1冊です。
「総理の夫」 原田マハ|実業之日本社
史上初の”女性総理大臣”となった相馬凛子。その夫・日和が、さまざまな問題に奮闘する妻の日々を日記に綴った物語です。原田マハさんは、総理大臣=男性という概念を覆したくてこの本を執筆したそう。日本のために、冷静な判断と決断を繰り返し、ときには泥臭く地道に前に進もうとしていく凛子総理の姿は、きっと働く女性、頑張る女性の活力になるはず。その一方、裏方で妻を支える夫・日和の、常に総理である妻の立場を考え行動する姿は、まさに理想とする夫像かもしれません。
まだまだ男女共同参画に課題の多い現代の、一歩先を進んだ「総理の夫」の奮闘記、ぜひパートナーと一緒に読んでみてはいかがでしょう。
「あつかったらぬげばいい」 ヨシタケシンスケ|白泉社
「もしもあのときこうしていれば…」「こうなってしまったら…」と、誰もが考えてしまう”たられば”の世界。そんなたらればに絵本でユーモアたっぷりにお答えします。絵本だからといって、子どもだけのものではありません。「ふとっちゃったら」「ヘトヘトに疲れたら」など、子ども、大人、おじいちゃんのさまざまなたらればに対するゆるっとした回答に、きっと心が癒されます。
レベルアップや自分磨きも大切ですが、ここでちょっと一息ついて。肩の力を抜いて気持ちを楽にしてみませんか?
大学時代、コンビニバイトをクビになったことをきっかけにブログで稼ぎ始めた筆者。卒業後も月収100万円を達成するなど、順風満帆な生活を送っていましたが、ふと「自分の本当にやりたいこと」に思い悩み立ち止まってしまいます。そんな筆者が試行錯誤してたどり着いた「やりたいことの見つけ方」。
自分の生活や周りを取り巻く状況も変化していく中、どこか違和感やモヤモヤを感じるときはありませんか?もう迷いだらけの生活には戻りたくない!そろそろ自分探しを終わらせたい!と思ったら…、自分の「やりたいこと」をじっくり考えてみるのもいいかもしれませんよ。