せわしない日々の中で、幸せの手触りを。
もしご紹介する本のなかでピンと来るものがあれば、ぜひ手にとってみてください。
ささいな会話から生まれた相手の笑顔、また、カーテン開けたときの太陽の輝きなどが、あなたにとって心豊かなひと時に変わるかもしれません。
いつもの日常風景が新たに色づくきっかけに満ちていますよ。
あなたを想っている人がいる
1.「おおきな木」
ちなみに、村上春樹氏の翻訳による「おおきな木」もあります
あなたにしかわからない、愛しい世界が広がっている
2.「ぼくを探しに」
こちらもシェル・シルヴァスタインの作品ですが、彼が子どもから大人まで、この世界の全ての人に贈った絵本です。
<簡単なあらすじ>
何かが足りない「ぼく」は、その足りない何かを探して旅に出ます。旅の途中でミミズとお話したり、花の香りを楽しんだり。そしてついに足りなかったカケラを見つけます。
カケラを手に入れて完璧になった「ぼく」は、幸せなのでしょうか。
その「ぼく」は、世界を楽しめなくなりました。欠けていたからこそ、見える世界もあったことに気がつくのです。
人と比べて、「自分は完璧ではない」と思うこともあるかもしれません。でもあなたはあなたで、あなただからこそ幸せに思えること・愛することができる世界があるのです。
あなたがいれば、それだけで幸せ
3.「おくりものはナンニモナイ」
20カ国で出版され、多くの賞を受賞した「Mutts」で知られるパトリック・マクドネルが生み出す、純粋な世界。
<簡単なあらすじ>
犬の「ムーチ」は、大好きな「アール」への贈りもの探します。でも、アールは何でも持っているし、何でも知っています。一体何をあげればいいのでしょう?
ムーチにはアールがいれば、アールにはムーチがいればそれだけで幸せなことに気がついたのです。モノが溢れたこの世界で、一番大切なものは何なのでしょうか?きっと、それはあなたのすぐそばにあるはずですよ。
幸せか不幸かは、あなたが決める
4.「いつも忘れないで」
こちらは、エッセイスト・浅見帆帆子さんの、毎日がウキウキ・ワクワクになるためのヒントが描かれた本。
絵本ではなくエッセイですが、著者自身の可愛いイラストが添えてあり、言葉とともに、心を癒してくれますよ。
著書の中に、こうあります。
"あの人のまわりにはいつも楽しそうなことがあるみたい。でも、よくよく聞いてみると、起こっていること自体は、自分と大差なかったりする。"と。
そう、ものごとをどう捉えるかは、その人次第ということなのです。自分がどう感じるかで、もっと幸せになれるはずです。
普段の生活は、小さな喜びが詰まっている
5.「月の砂漠をさばさばと」
何気ない日常の風景が描かれた文と、おーなり由子さんのホッとするような水彩画が紡ぎ出す、心温まる物語。
小学生のさきちゃんとお母さんの、日常が描かれたお話です。
一日一日が、大切な毎日
6.「きょうというひ」
一度見たら忘れられない、荒井良二さんが豊かな色彩で描く、まさに心温まる絵本。
「きょうというひ」の主人公は、2度と来ない“今日という日”を大切に過ごしている女の子。
外はしんしんと雪が降り、そんな静かな空気感のなか、お家で“今日という日”のためにセーターや帽子を編み、“今日という日”を照らすためにロウソクを灯す様子が描かれています。
それはまるで、祈りという行為のよう。
気になる一冊を開いてみよう
どの本も、幸せになるためのちょっとした気づきを与えてくれる一冊です。気になる本があれば、ぜひ読んでみてくださいね。
あなたのが毎日をより幸せに、より楽しく過ごせるきっかけになれば嬉しく思います。
ちょっとしたことでも「ああ、幸せだな」と感じることはできますか?
普段忙しく生活しているとなかなか気がつきにくいかもしれませんが、実は私たちの周りには、「ささやかな幸せ」がたくさん転がっています。
今回はそんな「ささやかな幸せ」に気付ける本をご紹介。あなたが「幸せだな」と思う機会が増えれば、あなたの生活がより豊かで楽しくなり、もっと人生が幸せに感じられるのではないでしょうか。